第30回『フード・エキスポ』が盛大に閉幕
~同時開催4イベントに約45万人が来場~
香港貿易発展局が主催する第30回『フード・エキスポ』、第11回『香港インターナショナル・ティー・フェア』、第4回『ビューティー&ウェルネス・エキスポ』、第6回『香港家電・日用品展』が8月19日までにすべて盛大に終幕しました。4つの展示会には合計で2100社・団体余りが出展、延べ45万人近い来場者でにぎわいました。期間中はまた、現代化中医薬国際協会との協力による『現代漢方&ヘルスケア国際会議』も開催されました。
日本からは林芳正・日本・香港友好議員連盟農産物輸出推進委員会委員長(元農林水産大臣、日本・香港友好議員連盟農産物輸出推進委員会委員長)や和田充広・日本国駐香港総領事館大使兼総領事がオープニングセレモニーに出席しました。また、𠮷川貴盛・農林水産大臣がジャパンパビリオンの開幕式に出席し、香港の消費者に日本の農産物を堪能してもらうことに期待感を示しました。『フード・エキスポ』に設けられた「グルメゾーン」では、「減塩減糖」をテーマにしたスターシェフクッキングデモンストレーションも行われ、日本料理の名店「つきぢ田村」の三代目・田村隆氏が来場者に匠の技を披露しました。日本貿易振興機構(ジェトロ)主催のパビリオンや、それ以外の展示スペースへの日本からの出展者数は約270社・団体となりました。
ジャパンパビリオンへの出展者の中では、150年前からカステラを作り続けている須崎屋(長崎県南島原市)の代表者が、今回の出展の結果は大変によかったと語り、商談の成果に満足感を示しました。また、今年が4年連続の出展となる丸山株式会社(宮城県蔵王町)の担当者も、サンプルの輸送などにおいて何の支障もなく、香港のインフラや金融サービス、輸入関税の掛からない自由貿易港としての優位性はこれまでと変わらないとの考えを示し、多くの関係者に出展を勧めたいと語りました。
香港貿易発展局の周啓良(ベンジャミン・チャウ)上席副総裁は、「この数カ月の社会的な出来事にもかかわらず、8月に開催した展示会と国際会議はスムーズに執り行われました。世界各地からの出展者やバイヤーは依然としてわたくしどもの展示会が調達やプロモーションを行う上で重要なプラットフォームであるとみています。より多くの出展者とバイヤーがつながるように、わたくしどもはプロバイヤーが参加する『フード・エキスポ』および『香港インターナショナル・ティー・フェア』のトレードホールで提供しているビジネス・マッチング・サービスをさらに強化する考えです。今回の展示会ではトレードホールには中国本土をはじめ、カンボジア、インドネシア、カザフスタン、マレーシア、ポーランド、タイなどの新興国から総勢1万8000人近いバイヤーが参加しました」と語りました。
貿易拠点としての香港の重要性は変わらず
カリフォルニア州貿易拡大プログラム(California STEP)が今年も米国の食品企業21社を引き連れて『フード・エキスポ』に出展しました。これは昨年を上回る規模で、アボガドオイル、ワイン、ナッツ、チョコレートなどの食品や飲料を含む、さまざまな商品が出品されました。同プログラムの責任者であるジェフリー・ウィリアムソン氏は「香港や中国本土のバイヤーがわれわれの商品に高い関心を示しました。出展企業は新たなビジネスチャンスに期待を示し、香港で起きているこのところの社会的な出来事は特に影響を及ぼしていません」と語りました。同氏は香港の金融、法律、物流面でのインフラの充実さを評価し、アジア市場での事業展開を図る米国の輸出企業にとって香港は引き続き重要な市場であると指摘しました。
一方、中国の健康茶メーカーである太太健康品の許明・総経理(社長)は、ダイエット茶やデトックス茶への強い需要に手ごたえを感じました。許総経理は「インド、ラオス、中国本土などの原料サプライヤーとよい商談ができました。インドの業者からは100万米ドル相当の黒茶を調達する計画です。実現すれば、高品質な商品を競争力のある価格で提供できると思います」と語りました。
美容と健康、日用品の展示会にも多数の来場者集まる
一般消費者向けの「B2B」イベントである『ビューティー&ウェルネス・エキスポ』には、110社・団体を超す出展者が参加し、数多くの美容・健康商品を展示即売しました。豪州産のオーガニックなスキンケア商品を販売する香港のビューティー・センセーション社のアンナ・タイ創業者兼最高経営責任者(CEO)は、同エキスポの初回以来4年連続で出展しているといい、会場でのプロモーションを通じて毎年、新規顧客の獲得に成功していると話しました。タイCEOによると、来場者の一人当たり購入金額は今年、2000~3000香港ドル(約2万7000~4万円)に上り、開催2日間の売り上げは前年に比べ50%増を記録したと喜びを示しました。
今年初めて『香港家電・日用品展』に出展した香港のマットレスブランド「Airland(エアランド)」のマネージング・ディレクターを務めるマギー・シャム氏は、同展がブランドのプロモーションに役立っていると話し、会期中の売り上げが100万香港ドル(約1400万円)に達することに期待を示しました。
その他の出展者やバイヤーのコメント(英語)はコチラ⇒https://goo.gl/RDDDY9 https://goo.gl/1Egwfo
【公式サイト(英語)】
『フード・エキスポ』 www.hktdc.com/hkfoodexpo/
『香港インターナショナル・ティー・フェア』 www.hktdc.com/hkteafair/
『現代漢方&ヘルスケア国際会議』 www.hktdc.com/icmcm/
『香港家電&日用品展』 www.hktdc.com/homedelights/
『ビューティー&ウェルネス・エキスポ』 www.hktdc.com/hkbeautyexpo/
写真ダウンロード
https://bit.ly/2Nhoc0X https://bit.ly/304ZEvJ
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