無線機同士でも携帯回線(LTE)経由でも通話できるハイブリッドIPトランシーバー・IP700シリーズに、一般業務用無線対応の新モデルをラインナップ
VHF帯対応のIP700SV、UHF帯対応のIP700SUが新登場。Bluetooth®機能搭載バージョンも登場予定。
アイコム株式会社(本社:大阪市平野区、代表取締役社長:中岡 洋詞、東証プライム)は、無線機同士でも携帯回線(LTE)経由でも通話できるハイブリッドIPトランシーバーのシリーズとして、一般業務用無線の規格に準拠した新モデル、 IP700SV・IP700SUを2022年12月下旬に新発売します。また、来年3月ごろに、Bluetooth®機能を搭載したバージョンもそれぞれ発売します。
携帯キャリアのLTE回線を活用し、広い通話範囲と混信のない機能性を実現したIPトランシーバーは、さまざまな業種での業務連絡やスタッフ連携に活用されています。その一方で、IPトランシーバーは災害時のインフラ故障による通信途絶のリスクも抱えています。そのリスクを軽減する、従来の無線機のような直接通信による通話機能も備えた業界初の製品が、ハイブリッドIPトランシーバーIP700シリーズです。
今回のラインアップ拡充では、従来の簡易無線の規格(登録局/免許局)に準拠したモデルに加え、一般業務用無線機(VHF帯・UHF帯)に対応するモデルを新たに展開。一般業務用無線機を利用されることが多い官公庁やインフラ企業などの公共性の高い業種でも、導入いただきやすくなりました。
新たに追加するモデルは、今年12月下旬の出荷を予定しているVHF対応のIP700SV、UHF対応のIP700SUの2種類です。従来機同様、LTE通信はデュアルSIM(au回線/NTT ドコモ回線)に対応し、さらなる冗長性を備えています。
さらに、2つの通信方式を同時に使うデュアルモードも搭載。一般業務用無線機で構築している既存の通信網を活かしながら、携帯回線(LTE)による通話を組み合わせ、効率よく広範囲をカバーできる通信システムを構築することも可能です。加えて、RoIPゲートウェイVE-PG4を導入することで、IP電話などの通信設備や各種センサーなどと連携した通信システムも構築可能です。
また、2023年3月ごろ、Bluetooth®機能を搭載し、イヤホンマイクなどを接続することでハンズフリー通話も可能となるバージョンも展開する予定です。
■おもな特長
- 一般業務用無線とLTE回線での通信の両方に対応するハイブリッドIPトランシーバー。
- VHF帯/UHF帯に対応する機種をそれぞれラインナップ。
- LTE通信はデュアルSIMに対応し、冗長性を確保。
- IP電話などの通信設備や、各種センサーなどと連携する通信システムの構築にも対応可能。
- ハンズフリーで通話できるBluetooth®機能を搭載したバージョンも発売予定(2023年3月ごろ)。
<発売時期/価格>
・IP700SV(VHF帯対応)、IP700SU(UHF帯対応)…2022年12月下旬、オープン価格
<外形>
・(両モデルともに)H 140.5 x W 61.7 x D 42.8 mm、約320g (標準バッテリー含む、突起物除く。開発段階の数値です。)
<アイコム株式会社について>
アイコム株式会社(https://www.icom.co.jp/)は、東証プライム上場(6820)の無線通信機器の総合メーカーです。1954 年の創業以来、陸上業務無線機器をはじめ海上無線、航空無線、衛星通信、ナビゲーション機器、受信機、IP ネットワーク、アマチュア無線にいたるまで信頼性の高い製品を世界中に提供しています。アイコムの製品は、官公庁、公益団体、流通、空港、船舶、警備業、小売業など様々な分野で使用されています。
・アイコム、ICOM、ICOM ロゴはアイコム株式会社の登録商標です。
・Bluetooth®のワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、アイコム株式会社はこれらのマークをライセンスに基づいて使用しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像