こども若者の声で変わる!遊びながら、意見を集め政策に活かす新プログラム『Express your own VIEWS』の提供開始。まちづくりに、こども若者参画が可能に。
こども若者の“困りごと”解決アイデアをゲームで集め自治体施策に反映。教育学の知見を活かし、遊びながら自治体とこども若者をつなぐボードゲーム型ワークショップ。
一般社団法人Spice(千葉県千葉市、代表理事 郡司日奈乃・小牧瞳)は、“すべての人が生きやすい社会”の実現をミッションに掲げ、教育学の専門知見を活かした事業を展開しています。こどもや若者の声を地域づくりに反映させるためのボードゲーム型ワークショップ 『Express your own VIEWS(ビューズ)』は、教育学を専攻する千葉大学大学院生のSpiceと、政策自治を専門とする大学教授とが共同研究によって開発しました。
大人主体になりがちなまちづくりにおいて、こどもたち自らが地域の「こまりごと」を起点に、遊びのなかで解決アイデアを提案・発信できる本プログラムにより、自治体はこども若者の生の意見を効果的に収集できます。
自治体で本プログラムを実施する際、事前準備から当日のファシリテーション、事後の報告書作成まで一貫してサポートします。例えば、ワークショップで集まったこども若者の意見は詳細な提言レポートにまとめられ、後日自治体担当者へ提出します。また必要に応じて、参加したこどもたちによるフォローアップミーティング(コミュニティづくり)も提案可能です。
こうした流れにより、一度きりのイベントに留まらず政策立案や継続的なこども若者の参画にもつなげていきます。
「Express your own VIEWS(通称:ビューズ)」とは

ボードゲーム 概要
『Express your own VIEWS』は、こどもたちが地元の地図と地域のシンボル(名所や施設)を使って“困りごと”の解決策を考える協働型ボードゲームです。プレイヤー(こども若者)が自分の地域で感じるこまりごとカードを引き、地図上のスポットをヒントにアイデアを発表し合います。優れたアイデアにはポイントが与えられる仕組みで、ゲームを通じて楽しく創造的に意見表明できるのが特徴です。
Express your own VIEWSー遊び方
ワークショップでの様子
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2024年10月19日開催 すみだ『こども』タウンミーティング
2024年度に、すみだ「こども」タウンミーティングの運営を担い、区内の小学5年生40名を対象にしたワークショップを開催しました。「Express your own VIEWS」を使って、墨田区で起きたこども若者の困りごとを区内のシンボルを用いて解決するワークを行い、その後墨田区のまちづくりに関する意見交換と全体への発表を行いました。




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2025年6月29日開催「Express your own VIEWS」ワークショップ体験会(行政関係職員/教職関係者が参加)
任意団体「かけわたし」( https://kakewatashiinfo.wordpress.com/ )との協働プロジェクト。「Express your own VIEWS(船橋版)」を共同開発。テストプレイ。




ボードゲーム内容物(墨田区版)¥3,980 + 送料

・ゲームの遊び方説明書
・ペン(5色/各1本ずつ計5本)
・こまりカード
・墨田区のスポットが掲載されたMAP(紙)
・サイコロ 5個
ご購入はこちらから
URL:https://views.base.ec/
開発の経緯
「令和5年度プロトタイプ実証実験支援事業(区内学生枠)」に一般社団法人Spiceとしてが採択され、教育事業を通してこども若者が地域に社会参画するためのコンテンツ開発を実施いたしました。
私たちSpiceは、規模の大小問わずアクションの起こせる市民を増やすことをミッションとしており、「まちづくりを行う市民=大人」となりがちな構図から、行政へと声を届ける回路を作り、こども若者の声が尊重される社会を目指したいと考え、開発に着手いたしました。
墨田区で実証、こどもの意見が行動と変化に直結
Spiceは令和5年度「墨田区プロトタイプ実証実験支援事業」に採択され、2024年10月に墨田区内の小学5年生40名を対象としたワークショップを実施しました。このイベント「すみだ『こども』タウンミーティング」は、こども版の区民タウンミーティングとして開催され、こどもたちが区長や職員と直接対話し、自分たちのまちの未来について意見を交わす場となりました。
その効果測定では、以下のようなKPI(重要指標)達成が報告されています。
・参加児童のワークショップ満足度: 100%が「満足」と回答
・参加児童の行動意欲向上: 83%が「参加後にまちづくりへの行動意欲が高まった」と回答(目標75%を達成)。うち33%は実際にワークショップ後、まちづくり関連イベントに参加しました。
・行政職員の導入意向: 100%の職員が「VIEWSをこども意見反映に活用したい」と回答(目標25%を大きく上回り達成)。
・行政職員の理解促進: 職員の80%が「こども意見反映の意義を理解した」と回答。
一方で「具体的な方法の理解」に関しては40%にとどまり、さらなる研修の必要性が示唆されています。
この実証により、こどもたちが自分事として地域課題に向き合い、声をあげ行動するきっかけを作れることが確認されました。また「VIEWS」を通じてこどもたちの心がほぐれ、忖度なく本音を語り始める様子に大人たちも驚かされました。
墨田区長からも「未来の区長がここから生まれるかもしれない」と期待のコメントが寄せられています。
行政で導入するメリット
政策ニーズへの対応
こども基本法で求められるこども若者の意見反映を具体的に実現する手法として活用できます。従来「こども若者の声の聞き方が分からない」という課題に対する有効なソリューションです。
エビデンスに基づく効果
墨田区の実証結果から、参加者の満足度・意欲向上など明確なKPI達成が示されており、科学的根拠に裏付けられたプログラムです。短時間のワークショップでこれだけの成果が得られるため、コストパフォーマンスも高いと言えます。
報告書の提供
ワークショップ実施後、Spiceがこども若者の意見を整理・分析した報告書を作成します。この報告書は庁内共有資料や対外説明資料としてそのまま活用可能で、政策立案や次年度計画策定の貴重なエビデンスとなります。
職員研修への展開
VIEWSは職員同士の研修ツールとして活用することも可能です。実証でも「職員研修に使いたい」という声が上がっており、こども参加型まちづくりへの理解を職員間で深める研修を試行することもできます。ゲーム体験により職員自身がこどもの立場を疑似体験し、施策立案に新たな視点をもたらす効果が期待できます。
柔軟な導入形態
導入方法はニーズに応じて柔軟です。Spiceが直接ファシリテーターとして伺いワークショップを業務委託で実施する基本形のほか、ゲーム教材を購入し自治体職員や地域団体が主体となって実施できるライセンス型にも対応しています。既に他自治体向け説明や体験会も行われており、教材は1セット3,980円で提供中(注文実績あり)です。導入後もSpiceが研修や運営フォローを行うため、初めてでも安心して開始できます。
今後の展望
今回の墨田区での成功を踏まえ、Spiceでは他の自治体での展開を本格開始します。既に複数の自治体職員の方々からお問い合わせや説明依頼をいただいており、今後全国への広がりが期待されています。Spice共同代表の小牧瞳は「誰もが当たり前のようにまちづくりに関わり、声をあげてまちが良くなっていくことを実感できる社会を目指したい」と抱負を語っています。こどもたちの声を政策に活かす新たな一歩として、ぜひ「Express your own VIEWS」の活用をご検討ください。
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お問い合わせはこちらから
https://forms.gle/YqwUoof2wMmFKdm7A
連携・出展・メディア実績
東京都墨田区
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2024年10月5日、6日開催 すみだこども祭り
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2024年10月19日開催 すみだ『こども』タウンミーティング
URL:https://spice-edu.org/views-20241019sumida/
ゲームマーケット2024秋 出展
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2024年10月27日 出展
https://gamemarket.jp/gamemarket/2024a
メディア掲載
ご購入・お問い合わせ
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ご購入ページはこちらから
https://views.base.ec/items/103943724 -
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団体概要

2023年4月、教育学を専門とする千葉大学大学院の学生2名が千葉市にて創業した一般社団法人。“すべての人々が生きやすい社会を実現すること” をミッションに掲げ、教育にスパイスを投じる存在を目指して、活動を行っています。
設立:2023年4月28日
代表:代表理事 郡司日奈乃、小牧瞳
住所:千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1 千葉中央ツインビル2号館 7階
事業内容:社会を形成する市民として必要な知識・スキルを獲得するための教育プログラムの開発・提供、こども若者のサードプレイス拠点事業を提供
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