日本マーケティング学会 カンファレンス2023「マーケティングで、未来を創ろう!」10月29日開催!

マーケティングに関するセッションの他、日本マーケティング本大賞やマーケティングジャーナルのベストペーパー賞、カンファレンスの各賞の授賞式も行います。学びの秋に、マーケティングの新たな探究をしませんか。

日本マーケティング学会

日本マーケティング学会(会長:西川 英彦)は、2023年10月29日(日)にマーケティングカンファレンス2023を法政大学市ケ谷キャンパスにて開催いたします。今回のテーマは、「マーケティングで、未来を創ろう!」です。
https://www.j-mac.or.jp/conference/

2012年から始まり今年で12回目の開催となる「マーケティングカンファレンス」は、毎年好評のリサーチプロジェクト・セッション、ポスターレビュー報告、ポスターセッション、ランチョンセッション、オーラルセッション、基調講演など実施します。

今年も学会員の皆さんとともに、「探求と創発」の大きな渦が生まれる場となることを期待しています。


  • 開催概要

テーマ:マーケティングで、未来を創ろう!
日 程:2023年10月29日(日)
会 場:法政大学 市ケ谷キャンパス
懇親会:アルカディア市ヶ谷

参加費(懇親会含む):11,000円(9月30日までにお申し込みの場合は10,000円)
参加費(懇親会なし):5,000円(9月30日までにお申し込みの場合は4,000円)
※本カンファレンスは、日本マーケティング学会の学会員のみが参加できます。

入会後すぐに本カンファレンスへ参加申し込みが可能となります。

また、学生や20代の若手マーケター・研究者を応援する若手応援割も2023年4月より始まりました。この機会にぜひ入会してみてはいかがでしょうか?
※9月30日まで早期価格で、翌日より1,000円アップ。10月24日までキャンセル可能。
※メディアの方は、ご入会いただかなくても無料で参加いただけます。


▼カンファレンスの詳細・お申し込み

https://www.j-mac.or.jp/conference/


  • プログラム

1:リサーチプロジェクト・セッション
マーケティング研究の最前線のテーマに取り組んでいる学会のリサーチプロジェクトの報告会。
16テーマで実施。


2:ポスターレビュー・ポスターセッション、企業展示

パネルに図表を掲示して、逐次、参加者と対話しながら進める報告会。若手のマーケティング学者や企業の研究者を中心に報告が行われる。今年度より、24歳までのU24対象の会員を対象とした、U24ポスターセッションも行う。会場にて学会員の投票によりベストポスター賞とU24ベストポスター賞を選出。
ポスターセッションの前には発表者が自らの発表内容をレビューするセッションも実施。

企業展示では、企業がマーケティングに関連する自社の製品や技術、サービスなどの展示を行う。


3:ランチ、ランチョンセッション
企業が自社の製品や技術、サービスなどに関係するマーケティング関連の報告会を学会と共催。


4:オーラルセッション

フルペーパー(論文)を準備の上で、理事によるコメンテーターのもと、報告(12分)・質疑応答(7分)を行う、いわゆる伝統的な学会の報告スタイルで実施。理事の投票による、ベストオーラルペーパー賞、ベストドクトラルペーパー賞(博士課程個人報告対象)も発表。


5:基調講演

 パンデミックや世界での紛争といった、不確実な時代において、企業はその存在価値を再考し、いかに未来を創るかを考える必要があります。この課題はますます難解であり、マーケティングの在り方に対し、新たな「探求と創発」に向き合う必要が生じています。このような不透明な状況でも、危機をチャンスに転換し、果敢に立ち向かう企業は、逆境を乗り越え、未来を創造しています。そんなチャレンジを続ける2社のリアルストーリーは、マーケティングに関わる私たちに重要な示唆をもたらすことでしょう。​

 今回の基調講演では、新たな試みとして、各企業の経営層と現場責任者を招き、マーケティングに関する視点を幅広く共有します。経営層から現場までのマーケティングについての洞察は、未来を担う若手の皆様にとっても非常に有益であり、企業のマーケティングを体系的に理解しやすいプログラムとなっています。​​


日本マーケティング学会 会長挨拶

西川 英彦(会長 / 法政大学 経営学部 教授)


日本マーケティング本大賞、マーケティングジャーナルベストペーパー、ワーキングペーパーのトップダウンロード賞、カンファレンスの各賞の授与


解題「マーケティングで、未来を創ろう!」
深澤 勝義(副会長 / 日清食品ホールディングス株式会社 執行役員・CMO 兼 欧州総代表)

<プロフィール>
1986年に花王株式会社入社。35年に及ぶマーケティング歴の中、ヘアケア部門では「アジエンス」「セグレタ」といった新ブランド立上げ、「エッセンシャル」「メリット」といった数々のロングセラーブランドを再生。花王のポジションを断トツのトップメーカーに押し上げた。ファブリックケア部門では苦戦していた液体洗剤市場に超濃縮の「アタックNeo」を投入、社会貢献価値も含めた市場創造を図る。2016年に日清食品取締役マーケティング部長を経て、2018年に現職である日清食品ホールディングス執行役員兼CMOに就任、“サイエンスとアートを融合した新時代のマーケティング”を実践。


【基調講演1:ANAホールディングス株式会社】

「イノベーションの未来予想図」
久保 哲也(ANAホールディングス株式会社 未来創造室デジタルデザインラボ チーフディレクター)

 「夜明けは近い、トンネルは必ず抜ける」。3年以上に亘る新型コロナウイルスの影響下において経営トップが出し続けたメッセージです。このメッセージを受け、全てのANA社員はそれぞれ各部署で様々な生き残り施策を行って参りました。新規事業開発もその一環です。「トンネルを抜けた先を明るく照らすための火種を消してはいけない」という考えのもと前を向いて歩んで参りました。航空旅客事業苦境化におけるANAの「新規事業創出」に対する姿勢や、事業を実現するための社内風土や仕組みについてご紹介させて頂ければと思います。未来に向けて飛躍しようとしている私どもの現在地をお伝えしつつ、皆様と一緒に「未来を創る」をテーマに議論させて頂けましたら幸いです。

<プロフィール>
1992年4月全日本空輸株式会社入社。成田空港支店客室部。1996年4月大阪支店販売計画部。2000年4月営業システム部。2003年4月レベニューマネジメント部。2005年8月クランフィールド大学留学。2007年4月外部出向。2009年4月マーケティング計画部。2018年4月宣伝部。2020年4月現職。


「人が生み出す無限の力」

田原 和美(全日本空輸株式会社 客室センター 客室乗務一部長)

 新型コロナウイルスの影響により、世界中で航空業界の業績が悪化しました。海外では従業員をレイオフするエアラインも見られましたが、ANAグループは経営トップが「従業員の雇用を守る」と宣言して、グループ全体で危機を乗り超えるための様々な対策を実行してきました。ANA客室センターでは乗務機会が急減したことを受けて、オンラインで訓練・教育に臨んだり、客室乗務員(CA)がグループ内外に出向するなど、様々な努力と挑戦を重ねてきました。コロナのトンネルを潜り抜けた今、出向先で培った新たな知見やノウハウを日々のフライト業務で活かしています。

 コロナ禍を受けてお客様ニーズの変化に適合しながら生産性も向上させていくために、オンラインチェックインなどのデジタル化を推進していますが、経営環境が大きく変わった中で、顧客接点の担い手であるCAの役割はますます重要になりました。未来のANAブランドを創造するのは「人の力」であり、CAがお客様ニーズを汲み取って次世代に受け継いでいくことが当社グループの持続的な成長につながると考えます。今回の基調講演では、ANA客室センターの取り組みと、CAに求められる今後の期待役割についてご紹介します。

<プロフィール>
1992年全日本空輸株式会社(ANA)に入社。国内線を中心に客室乗務員として乗務を開始し、1995年チーフパーサー資格を取得。2006年インフライトマネジャーとなり、国際線を中心に乗務。2013年から安全推進センターに在籍してANAのCorporate Safetyに携わり、航空局対応および全社の安全リスクマネジメントの礎を築くとともに、客室安全推進機能としてSafety Management Systemの確立と浸透に尽力した。2019年ANAグループ国内線で約半分の就航便数を担うANAウイングス株式会社に出向、2022年ANA客室センターに帰任、2023年4月から客室乗務一部長、同部に所属する約2,200名の客室乗務員を支えている。


【基調講演2:サントリー株式会社】

 この10年サントリーは、大きな環境変化を経験しました。一つは、2014年の米ビーム社買収。同じスピリッツ(ウイスキーやジンなど)メーカーとはいえども、その企業文化・組織もマーケティングアプローチも全く異なり、その統合の道のりでは多くの試練にも直面しました。二つ目は、2020年の新型コロナウィルス感染症で、サントリーにとって大切なお客様である飲食店に甚大な影響を及ぼすと共に、お客様ニーズが急速に多様化。我々のマーケティング戦略も大きな修正を余儀なくされました。
 この大きな逆境に対して、サントリーは新たな「探求と創発」に挑戦してきました。ビーム社との統合時には、新生ビームサントリーとして、初の日米共同開発チームを立ち上げ、日本発グローバルブランドの創出に挑戦。統合を象徴するプロジェクトの道程と戦略をご説明いたします。
 後半は、日本において、多くのお客様にとって馴染みのなかったジンというカテゴリーを、「サントリージン翠(SUI)」で新需要創造に挑戦しました。コロナ禍での発売という突然の環境変化に、いかに対応し需要をつくってきたか。その変化対応と戦略を、ご説明いたします。


「日本発グローバルブランドの創出」

多田 寅(サントリー株式会社 執行役員、ビールカンパニー マーケティング本部長)

<プロフィール>

1974年生まれ。神奈川県横浜市出身。

1996年サントリー入社。東京支社で業務店の営業担当に。その後、2004年から響や山崎などプレミアムウイスキーのブランドマネージャーを務める。2016年より海外戦略部への異動を機に、グローバルでのRTD(缶チューハイやカクテルのこと、Ready to drinkの略)やスピリッツのマーケティング・開発を行い、2017年にジャパニーズクラフトジンROKU<六>をローンチ。2019年からは国内ブランドも管掌し、2020年サントリージン翠<SUI>を立ち上げる。2022年からビールカンパニーに異動の後、現職に。


「ジンカテゴリーによる新需要創造への挑戦」

白村 雄太(サントリー株式会社 スピリッツカンパニー 翠(SUI) ブランドマネージャー)

<プロフィール>

1989年生まれ。埼玉県所沢市出身。大学時代NPO法人を立ち上げ活動。
2012年サントリー入社。2014年社内の新商品開発コンペでの入選を期に、RTDやスピリッツ・リキュールの新商品開発を担当。2019年から翠開発チームの一員としてコンセプトメイクとローンチプランを立案。2021年7月から、翠<SUI>ブランドマネージャーとなり、翠ジンソーダ缶をローンチする。


基調講演:司会、パネルディスカッション:コーディネーター

八塩 圭子(副会長 / フリーアナウンサー / 東洋学園大学 現代経営学部 教授)

<プロフィール>

上智大学法学部卒業。テレビ東京で10年務めた後フリーアナウンサーに。法政大学大学院社会科学研究科経営学専攻マーケティングコース修士課程修了。関西学院大学商学部准教授、学習院大学経済学部経営学科特別客員教授を経て、2016年4月から東洋学園大学現代経営学部准教授、2021年4月から現職。報道番組司会、コメンテーターなど多数。日経クロストレンドで「八塩圭子の話したくなるマーケティング」連載中。「読売マーケティング賞」選考委員。


パネルディスカッション
コーディネーター:八塩 圭子

パネラー:久保 哲也、田原 和美、多田 寅、白村 雄太、深澤 勝義


■ 日本マーケティング学会の概要

日本マーケティング学会は、日本のマーケティング力を培っていくために、理論と実践、そして他分野との深いレベルでの交流を通して「探求と創発」を目指す、2012年に発足した日本学術会議協力学術研究団体です。

2000名を超える研究者や実務家の会員が所属し、学術誌マーケティングジャーナルおよびマーケティングレビューの発行をはじめ、マーケティングカンファレンスや、30を超えるテーマが研究されるリサーチプロジェクト、魅力的なゲストを招くマーケティングサロンなど多様な「探究と創発」の場を提供しています。


設立  :2012年8月2日

参加団体:日本学術会議協力学術研究団体

会長  :西川 英彦(会長 / 法政大学 経営学部 教授)

URL  :https://www.j-mac.or.jp/

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会社概要

日本マーケティング学会

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URL
https://www.j-mac.or.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都港区六本木3-5-27 六本木山田ビル9F(公益社団法人 日本マーケティング協会内)
電話番号
-
代表者名
西川英彦
上場
未上場
資本金
-
設立
2012年08月