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株式会社ジェイフィール
会社概要

【1on1ミーティングの実態】上司と部下で1on1に求めているもの、得ているものに溝

1on1ミーティングを無駄にしない、確実にワークさせる方法とは

株式会社ジェイフィール

 人と組織の変革を支援するコンサルティング会社株式会社ジェイフィール(社長:高橋克徳 本社所在地:東京都渋谷区 以下ジェイフィール https://www.j-feel.jp/)は、従業員数500名以上かつ、1on1を月に1回以上行っている一般社員(部下)100名、部長・課長(上司)108名に、1on1に関する部下/上司の意識調査を実施いたしましたので、お知らせいたします。
  •  調査サマリー
  1. 1on1の導入時期は、上司の約半数がコロナ禍以前より1on1を導入していると回答しており、以前から注目されている施策といえる。
  2. 1on1ミーティングの実施相手は、直属の上司と部下のペアが大半を占め、時間設定は30分以内が多い。
  3. 1on1導入時における事前説明の有無については、上司の約84%が1on1に関する何らかのレクチャーを受けているものの、部下の39.0%は説明を受けることも無く1on1に臨んでいる。このことから部下は1on1の場で何を話して良いのか分からず、対話が深まらない一因になっていると推察される。
  4. 1on1をどう位置づけているかに関する認識は、部下が「上司への相談をしやすくするため」、「上司への報告・共有の円滑化」が上位となっているのに対し、上司は、「キャリアプランを明確にするため」がトップであり、認識にギャップが見受けられた。
  5. 1on1の効果では、上司・部下で認識にギャップが見られた。特にキャリアプランに関する項目では、上司は有効な場になっていると認識しているものの、部下は本音を言えていない実情が見て取れる。
  6. 1on1実施後の個人の変化として、上司部下ともに相互理解と業務進捗の共有に良い影響を及ぼしたと回答していた。しかし、キャリアプランに関する項目についてはギャップが大きかった。
  7. 最後に、上司側の約9割が男性、部下側の約半数が女性であり、上司部下で男女比率の違いが大きかった。このジェンダー比率のギャップが相談のしづらさを生んでいる可能性がある。すなわち日本企業の女性管理職比率が極めて低い現状が1on1の効果にも現れているのではないかと推察される。
 
  • 調査概要
調査概要:1on1に関する部下/上司の意識調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年11月4日〜同年11月18日
有効回答:従業員数500名以上かつ、1on1を月に1回以上行っている一般社員(部下|男性49名・女性51名)100名、部長・課長(上司|男性98名・女性10名)108名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社ジェイフィール」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.j-feel.jp/
 
  • 半数以上の会社が、1on1ミーティングは2019年以前から導入
 1on1ミーティングの導入時期については、上司の約半数が2019年以前から導入していると回答しており、コロナ禍以前から注目されている施策といえる。
 部下の約6割がコロナ禍で導入が進んだと回答しており、コロナ禍をきっかけに導入が進んだ企業もあるようだ。

 
  • 1on1ミーティング1回あたりの平均時間は、上司/部下ともに「30分未満」が半数
 1on1ミーティングにおける1回の平均時間については、上司・部下共通して約5割が「30分未満」であった。

 
  • 1on1ミーティングの実施相手、約9割が直属の上司・部下のペア
 1on1ミーティングの実施相手については、9割強が直属の上司、部下のペアであった。

 
  • 1on1ミーティングの事前説明、約4割の部下が「特に何もない」実態
 1on1ミーティング導入時に実施方法に関する事前説明が 行われたかについては、上司に対しては約4割が行われているが、部下の約4割は「特に何もない」と回答していることから、“とりあえずやってみる”スタンスの企業が多いことが伺えた。

 
  • 1on1ミーティングの位置付けは、部下は「上司に相談しやすくするため」が57.0%、上司は「部下のキャリアプランを明確にするため」が63.0%でそれぞれ最多
 部下にとっての1on1ミーティングの位置付けは、「上司に相談しやすくするため」や「上司への進捗報告・共有を円滑にするため」といった上司との関わりをより良くするための項目が上位を占めた。一方で上司にとっての位置付けは、「部下のキャリアプランを明確にするため」が最多を占め、実施目的にずれが見受けられた。

 
  • 1on1ミーティングの今後の実施希望については、部下・上司ともに、「もっと実施したい」「同じ頻度で実施したい」と継続希望多数
 1on1ミーティングについて「頻度を上げて継続したい」「頻度はこのままで継続したい」と部下の64.0%、上司の88.8%が回答しており、大部分のペアが継続を希望したことから、現状の1on1に対する満足度は高い。

 

  • 1on1ミーティングにより、部下も上司も「業務上のコミュニケーションの好転」を実感
 1on1実施後の変化としては、部下も上司も「上司/部下を知ることができた」や、「上司に相談しやすくなった/部下から相談されやすくなった」「上司への進捗報告・共有が円滑になった/部下への業務進捗確認円滑になった」が上位を占め、お互いに業務上のコミュニケーションの好転を実感している。

 
  • 1on1ミーティングを通じ、上司はチームでのポジティブな変化を実感
 1on1実施後のチームの変化について、半数近くの上司がチームのポジティブな変化を実感しているが、部下は、チームの変化をあまり実感していなかった。上司は常にチーム全体を意識しているため、視野の広さが伺えた。

 
  • 1on1で部下が気持ちまで話せているかについては、部下は話せていない、上司は話してくれていると感じている(Q9、Q10)
 1on1ミーティングで部下が気持ちを話しているかの認識について、部下の平均が約35%程度だったのに対して、上司の平均は約60%であり、大きなギャップがある。
 1on1が部下にとって、気持ちを話しやすい場になっていない現状が浮かび上がった。

 
  • 調査結果を踏まえた提言
 本調査により、1on1の実施により業務が円滑になるというメリットはあるものの、部下がキャリアプランを相談できない、気持ちまで話せていないなど本音が言えていない現状も見受けられたことから、1on1の位置づけと方法を改めて提言したい。

1:直属の上司・部下の1on1だけですべてを解決しようとしない
 上司にも部下にも人間の相性がある。 従って、すべてを直属の上司部下の1on1で解決しようとせず、多様なマッチング方法を考察する必要があるのではないか。
(例)、
・マッチング方法1:他部署の先輩社員と話せる仕組み
 期待できる効果として、普段話せない先輩社員と話すことにより、より広く会社のことを理解することができる。また利害関係がないからこそ、話しやすいこともあり、普段とは違う対話が期待できる。

・マッチング方法2:上司1名、部下2名のトリオ方式
 部下一人だけだとお互いの相性が合わないときに、本音が言えなくなってしまう。部下が2名いれば部下同士で共感し合うことで話が弾みむことが期待される。また、違った観点からの意見も出てくる可能性が高い。定期的に1on2のシチュエーションを作ると、対話の促進剤になる。

・マッチング方法3:元上司による1on1
 元上司であるため、部下のことをよく知っている可能性が高い。そして、業務と直接関係がないからこそ、心理的なサポートが得られやすい。

2:上司、部下ともに1on1実施前に目的と方法を共有化しておく
・1on1で大切なのは、お互いにどんな目的の場にするのかに関する共通認識をつくっておくこと。「コミュニケーションの円滑化」「業務進捗の確認」「キャリアプランの形成」など、目的は人それぞれなので、事前に共通認識にすることが対話を深めることにつながる。

・独自の方法で1on1を実施しても、成果にばらつきが出る。上司部下ともに対話の基礎を身に付けていないと目指す成果が得られない。従って、事前に丁寧なレクチャーを受ける必要がある。そうすることで、皆がイキイキと働ける組織に近づく。
 
  • 会社概要
会社名  :株式会社ジェイフィール
設立   :2007年11月6日
代表取締役:高橋 克徳
所在地  :東京都渋谷区渋谷3-3-2 渋谷MKビル 6F
事業内容 :経営改革、組織改革、人材育成などの領域における研修、講演の企画と提供、コンサルティングの実施、教材や診断ツールの開発と販売
URL   :https://www.j-feel.jp/

 個人に感情があるように組織全体に波及した感情、気分を「組織感情®」と定義し、「組織感情をマネジメント」する企業向け研修を約250社、延べ10,000人に実施。ベストセラー「不機嫌な職場」(講談社現代新書(1926))を始め、「ワクワクする職場をつくる」(実業之日本社)など、組織活性に関する書籍を多数出版。「仕事が面白い、職場が楽しい、会社が好きだ」と本気で思える人たちが増え、その人たちの知恵や想いが連鎖し、社会全体に波及していくことを目指して活動中。
「リフレクションラウンドテーブル®」「組織感情®」はジェイフィールの登録商標です。

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URL
https://www.j-feel.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷3-3-2 アーバンセンター渋谷イースト6F
電話番号
03-5468-8655
代表者名
高橋克徳
上場
未上場
資本金
6000万円
設立
2007年11月
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