【カテゴリー戦略総研 調査レポート】ビール類20CEP×20ブランドの想起調査を公開
アサヒ スーパードライが20CEP中18CEPで想起首位「ご褒美」「家で贅沢」の場面だけ ザ・プレミアム・モルツが逆転20代はブランドの想起が分散、1位と2位の差はわずか0.6ポイント

▼調査結果の詳細は、カテゴリー戦略総研のレポート「カテゴリーインサイト」で公開しています。
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カテゴリー戦略ファームsuswork株式会社(本社:兵庫県芦屋市、代表取締役:田岡凌、以下「当社」)は、CEP(カテゴリーエントリーポイント:生活者がカテゴリーの購入・利用を考え始めるきっかけとなる、シーンや気分などの記憶の手がかり)の分析を起点に、大手企業、スタートアップを中心に幅広い業界でカテゴリー戦略を支援しています。
また、当社はこれまで「カテゴリー戦略総研」において、各カテゴリーにどのようなCEPがあるのか、成長ブランドはどのようにCEPごとの想起を獲得・浸透しているのか、を独自に調査・分析してきました。このたび、カテゴリー戦略総研は、カテゴリー戦略の知見を広く社会に還元し、企業のカテゴリー戦略とイノベーションに貢献するため、CEP調査・分析の結果を一部抜粋して順次公開していきます。
第1弾のテーマは、ビール類です。2026年10月1日、ビール系飲料の酒税が一本化され、ビールと発泡酒(いわゆる第三のビールを含む)の税率が統一されました。これにより、区分ごとの税率の差がなくなり、税負担の違いによる価格差は縮まります。そこで当社は、ビール・発泡酒・第三のビールにおいて、20のCEPと20ブランドの想起を調査し、その結果の一部を公開します。
※本調査は、酒税一本化前の2026年8月24日に実施しました。調査時点では、ビールと発泡酒(いわゆる第三のビールを含む)で、酒税の税率が異なっていました。
今回の調査の結果、アサヒ スーパードライが20のCEPのうち18のCEPで想起首位となり、幅広いCEPで強い存在感を示しました。1位が入れ替わったのは「自分にご褒美をあげたい時」「家で贅沢な気分を味わいたい時」の2つで、いずれもサントリー ザ・プレミアム・モルツが1位でした。
その一方で、「風呂上がりに喉を潤したい時」「ストレスを発散したい時」「一本で満足したい時」などは、規模が比較的大きいにもかかわらずブランドが満たしきれていない「未充足CEP」であることも明らかになりました。「体型の変化が気になるが飲みたい時」「短い時間ですぐに酔いたい時」「プレッシャーから逃れたい時」の3つは、規模はまだ小さいもののブランドが満たしきれておらず、今後の拡大を注視したい「潜在CEP」でした。
また、20代では、20のCEP全体で見た想起シェアの1位と2位の差が0.6ポイントにとどまり、ブランドの想起が特定のブランドに集まっていないことが分かりました。
区分による価格差が縮まり、価格の違いが選ぶ決め手になりにくくなると考えられる中で、どの場面で、どの世代に、最初に思い出される存在になるか。各社の戦略が、これからのビールの選ばれ方を左右すると考えられます。
■調査TOPIC
【TOPIC①】アサヒ スーパードライが20CEP中18CEPで想起1位
「ご褒美」「家で贅沢」の場面のみ、ザ・プレミアム・モルツが1位に

20のCEPのうち18のCEPで、アサヒ スーパードライが想起1位となりました。なお、本リリースの想起シェアは、各CEPで思い浮かんだブランドの回答全体に占める、各ブランドの割合(複数回答)です。
人数で見ても、20のCEPのいずれかでスーパードライを思い浮かべた人は回答者の55.0%で、2位のサントリー ザ・プレミアム・モルツ(46.4%)を上回っています。思い浮かべた人が1人あたりいくつのCEPで思い浮かべたかを見ても、スーパードライは7.2で、一番搾り生ビール(5.2)、ザ・プレミアム・モルツ(5.0)を上回りました。
1位が入れ替わったのは、次の2つのCEPです。
・自分にご褒美をあげたい時:ザ・プレミアム・モルツ12.2%、ヱビスビール10.9%、スーパードライ10.8%
・家で贅沢な気分を味わいたい時:ザ・プレミアム・モルツ12.6%、ヱビスビール12.4%、スーパードライ10.5%
【TOPIC②】「風呂上がり」「ストレス発散」「一本で満足」は、規模が大きいのにブランドが満たしきれていない「未充足CEP」
「体型が気になる」「すぐに酔いたい」「プレッシャーから逃れたい」は、今後の拡大を注視したい「潜在CEP」

ビール類で最も規模が大きい巨大CEPは、CEPシェア上位の「夕食と一緒に楽しみたい時」(9.0%)、「暑い日に喉を潤したい時」(7.5%)、「好きな味わいを楽しみたい時」(6.5%)の3つでした。いずれもアサヒ スーパードライが想起1位(12.8%、15.4%、12.7%)で、各社が想起を競い合う主戦場です。一方で、巨大CEPの外側には、規模がありながらブランドが満たしきれていないCEPがあります。
カテゴリー戦略総研では、各CEPに対して、ブランドが満たしきれていない大きさを「未充足サイズ」と定義しています。この未充足サイズが大きいCEPを、CEPシェア(直近1ヶ月に各CEPを経験した回数の合計に占める、そのCEPの割合)の大きさによって「未充足CEP」と「潜在CEP」の2つに分類しました。想起シェアで首位のブランドがあっても、CEPの大きさに対してブランドが満たしきれていなければ、未充足サイズは大きくなります。
「風呂上がりに喉を潤したい時」「ストレスを発散したい時」「一本で満足したい時」の3つは、CEPシェアが20のCEPの中で6〜12位と中位にありながら、未充足サイズが大きいCEPでした。こうした「規模が比較的大きく、かつ未充足サイズが大きいCEP」を「未充足CEP」と定義しています。今ある需要の中の空白を、ブランドが埋める機会があるCEPです。
一方、「体型の変化が気になるが飲みたい時」「短い時間ですぐに酔いたい時」「プレッシャーから逃れたい時」の3つは、CEPシェアが17〜19位と小さいものの、未充足サイズが大きいCEPでした。こうした「規模はまだ小さいが、未充足サイズが大きく、今後の拡大を注視したいCEP」を「潜在CEP」と位置づけています。
【TOPIC③】20代は想起1位と2位の差がわずか0.6ポイント、ブランドの想起が分散

20のCEP全体で見た想起シェアは、20代では1位のアサヒ スーパードライが6.7%、2位のサントリー ザ・プレミアム・モルツが6.1%で、その差は0.6ポイントでした。60代以上では、1位のスーパードライが16.4%、2位のキリン 一番搾り生ビールが10.3%で、差は6.1ポイントあります。60代以上と比べ、20代ではブランドの想起が特定のブランドに集まっていません。
スーパードライの想起シェアは、20代の6.7%から60代以上の16.4%へ、年代が上がるにつれて高くなりました。一番搾り生ビールやヱビスビールも同じ傾向です。
一方、アサヒ スタイルフリー〈生〉、サッポロ GOLD STAR、よなよなエールなどは、20代の想起シェアが60代以上を上回りました。
20代は、首位ブランドの想起シェアも6.7%と全年代で最も低く、どのブランドにとっても、これから想起を獲得できる余地が大きい層と考えられます。酒税の一本化で区分による価格差が縮まる中、20代の想起をどのブランドが押さえるかが注目されます。
■調査条件
■ 調査の概要
調査手法:インターネット調査
調査日:2026年8月24日
調査対象:全国の20歳以上99歳以下の男女
集計対象:うちビール類購入者4,081名
調査範囲:ビール・発泡酒・第三のビール 20CEP×20ブランド
■ 対象ブランド(20ブランド)
アサヒ:スーパードライ、スーパードライ 生ジョッキ缶、アサヒ生ビール(マルエフ)、スタイルフリー〈生〉、クリアアサヒ
キリン:一番搾り生ビール、晴れ風、淡麗グリーンラベル、淡麗プラチナダブル、本麒麟、のどごし〈生〉、グッドエール
サッポロ:サッポロ生ビール黒ラベル、ヱビスビール、GOLD STAR
サントリー:ザ・プレミアム・モルツ、サントリー生ビール、金麦、金麦〈糖質75%オフ〉
ヤッホーブルーイング:よなよなエール
■カテゴリー戦略総研の調査レポート「カテゴリーインサイト」について
カテゴリー戦略総研の調査結果は、当社のレポートサービス「カテゴリーインサイト」で公開しています。本リリースで紹介した内容に加え、カテゴリーごとの詳しいデータをご覧いただけます。ビール・発泡酒・第三のビールでは、次の内容を公開しています。
<主な公開内容>
・CEP×ブランドの想起:20CEP×20ブランドで、各CEPで思い浮かぶブランドを可視化
・CEP頻度:直近1ヶ月以内に各CEPを経験した人の割合と回数
・メンタルアドバンテージ分析:CEPごとに、平均よりも強く思い浮かべられているブランドを特定
・チャネル×ブランド分析:購入チャネルごとに購入されているブランドを把握
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カテゴリー戦略ファーム・suswork株式会社
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susworkは「カテゴリー戦略ファーム」です。業界トップ企業や急成長企業の市場創造・拡大による事業成長を支援。
カテゴリーエントリーポイント(CEP)起点で成長ドライバーを見出す「カテゴリーリサーチ」、CEP獲得・カテゴリー創造にむけたデジタル広告、CM、PRなどの戦略を実行する「カテゴリーグロース」などを通じて、累計100社以上の事業成長に貢献しています。
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