相手の発言へのリアクションに特化した傾聴力を高める研修ゲーム『リア王』を開発
リアクション強化ツール『リア王』:https://www.kaleidosolutions.com/service/game/reaction
◆開発の背景
傾聴は以前から人気のテーマでしたが、昨今の当社へのお問い合わせを整理したところ、「傾聴」に関連するものが増加傾向にあります。
・「話を聞いているように見えない」
・「反応が薄く、聞いているのかわからない」
・「わかりましたというが、何がわかっているのかわからない」
このようなお悩みを抱える人材開発担当者に伺ったところ、「聴いていないかというと本当は聴いていて、聴いていないように見えるだけ」「言われたことはしっかりやるけれど、話しかけても反応が薄い」と言います。
聴いているかどうかは、外から見てもわかりません。聴いている「姿勢」や、聴いていることを示す「反応」によって、聴いているかが判断されます。聴いているのに聴いていないと思われることは悲劇です。
当社では、コミュニケーションスキルは天性のものではなく、後天的に学習できるという考え方からさまざまなコミュニケーションに関する研修を短時間・少人数でできるようにモジュール化し、順次リリースしています。本ゲームは、「聴く姿勢」にフォーカスした『聴衆力』、「相槌の打ち方」にフォーカスした『雑技談』等と連動させ、傾聴力をより高められます。
◆なぜ「反応」に注目したか
『リア王』は、その名の通り、リアクション(反応)に注目した研修教材です。当社が「反応」に注目したのには理由があります。企業は、従業員に主体的や能動的などの「アクティブ」な姿勢を求めています。一方、昨今の若手はオンライン等で受動的(パッシブ)な姿勢に慣れ、逆行の傾向が見られます。このため、自分から働きかけたり、質問するような「アクティブ」な活動へのハードルは一層高まっています。
当社は、受動的(パッシブ)な状態を一足飛びに能動的(アクティブ)にするのは困難だと考えました。そこで、「リアクティブ」(相手の働きかけがあった際に、リアクションを取れる)をパッシブとアクティブをつなぐものと位置づけ、まずは反応を訓練することがアクティブへの橋渡しとなると考えました。「リアクティブ」を介することで段階的にスキルアップが可能になります。
◆リアクティブとは
リアクティブは、「相手の発言に対して声に出してリアクションをとる」もの全般を指し、反復、要約など4つに分類されます。「反復」は相手の発言をオウム返しすること、「要約」は要するにどういうことかをまとめること、です。これらを行うには相手の話をしっかり聴く必要があり、またリアクションを通じて、他者は「聴いてもらえている」実感を得ます。
◆『リア王』の概要
『リア王』は、相手の発言への「リアクティブ」な反応を反復訓練し、傾聴力を向上させるゲーム型の教材です。研修の参加者は、カードに書かれた相手の発信内容もしくは発言の裏にある感情に対し、反復や要約といったフレームワークを用いてリアクションすることで、傾聴の技術の一つである反応(リアクション)のレベルを段階的に向上できます。
スライドを用いて、傾聴や反応の概念や、例を学んだ後にゲームを行い、その後は振り返りを行います。ゲームだけで完結せず、研修としての利用が可能です。
さらに、発言そのものへの反応だけでなく、発言に込められた感情に対する反応も学習することで、他者への尊重・共感をより強く示せると考え、感情に対する反応も本教材で学習できるようにしました。
◆『リア王』の用途
既存の研修の一部に組み込んだり、当社の別なゲーム研修教材や講義型研修と併せても利用できます。また、少人数・短時間で実施できるので、一度に大人数での研修が難しい、また長時間現場を離れるのが難しい対象にも研修が実施できます。
特に、以下のような用途で活用可能です。
・上司と部下、先輩と後輩の間の人間関係を円滑にしたい
・顧客やパートナーとのコミュニケーションをレベルアップしたい
・理解力を高めることで他者に適切なアドバイスをできるようにしたい
・会議や交渉等の場面における摩擦を軽減したい
・関係に関する心理的負荷を軽減させたい
・職場やプロジェクト内のチームワークを向上させたい
【会社概要】
商号:カレイドソリューションズ株式会社
代表者:代表取締役 高橋興史
所在地:〒160-0022東京都新宿区新宿2-4-8-902
電話番号:03-6908-5245
ウェブ:https://www.kaleidosolutions.com/
設立:2008年3月
事業内容:業界初の研修内製化専業の研修会社として創業。研修講師未経験者でも高い参加者満足が得られる研修内製化サービスを主軸としてビジネスを展開。特にゲームを使った研修に強みを持つ。昨今は、ブラウザで行うオンラインゲーム研修の提供も開始。研修内製化の強みを生かした講師の育成体制を整え、講師派遣も開始。
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