エイ・アイ・エスは日本郵船と共に、船員の勤務管理業務をDX化する新たなプロダクトを開発することをお知らせします。
曳船会社の労働時間管理と船員特有の手当集計から給与システムへのシームレスなデータ連携による業務効率化、この2つの業務課題をクラウドサービスで解決し、曳船会社のDX化を目指します。
曳船は大型船が港の岸壁に離着岸する際に補助を行う小型船を指し、物流を縁の下で支える不可欠な存在です。曳船の船員は、他の船と違い、乗船期間は短く、複数の船への乗り換えが頻繁に発生し、船員の配乗管理は複雑で突発的なことが多くなっております。そのため曳船会社では、船員の乗船計画と実績の紐づけといった勤怠管理や、乗船時の役職や時間帯に連動して変わる手当の複雑な計算に多くの時間と労力が費やされています。そこで1日複数の異なる乗船、臨時の役職変更、配乗計画とのデーター連携など、システム運用が困難だった業務課題をクラウドサービス『TRANS-Crew』が解決します。
さらにこれまでアナログ管理やエクセルで管理されていた、海運会社特有の複雑な手当集計(執職、通狭、当直、欠員、港泊など)を『TRANS-Crew』で入力・集計し、市販の給与システムへシームレスなデータ連携を実現します。
リリースは段階的に行い、今秋には第一段のリリース、最終リリースは年内を計画しております。
『TRANS-Crew』は、今年創業40周年を迎えるAISが長年、海運業における総合基幹業務システムERP『TRANS-Series(トランスシリーズ)』とクラウド型の労務(勤怠)管理システム『ちゃっかり勤太くん』の2つの専門分野で培った知見と技術を活かし、提供しております。
『ちゃっかり勤太くん』は、クラウドサービスとして20年、550社以上の導入実績があり、多くの市販の給与システムともデータ連携しております。今回の開発はこれまでの実績を活かし、海運会社特有の複雑な手当計算にも対応しながら、給与システムへのデータ連携を実現します。
AISの『TRANS-Series』は、日本船主協会加盟会社の30%以上(※)が導入しております。
(※2022年、日本船主協会HPより算出)
現在、『TRANS-Crew』は様々な船へ導入され、船員法の改正対応に留まらず、ユーザーからは様々な導入効果の実績が出ています。
・『TRANS-Crew』から出力したデータをオペレーターへ毎週共有し,オペレーターと送付したデータをもとにコミュニケーションを取りながら、現場の理解を深め、協力体制で「働き方改革」を推進しています。
・導入がきっかけで船内のDX化が進み、LINE WORKSを同時に活用することにより、日々の動静管理を紙から電子ファイルへ移行し、リアルタイムで乗下船を把握しています。
・システム導入前は海上社員と陸上社員との間に距離がありましたが、導入後は労務管理担当者とのコミュニケーションの機会が増え、海上社員の仕事に対する理解が深まりました。
など続々とユーザーからの声が届いております。
今後もAISは海運企業のDX化に向け,AI技術も含め、新たな付加価値を提供すべく開発を進めて参ります。
■『TRANS-Series』製品ラインナップ
・船員向け労務管理システム
・海運業特化会計システム
・船主向け決算予測システム
・不定期船オペレーター向け運航管理システム
・定期船オペレータ向けB/L管理システム
船員向け労務管理(アプリ)システム『TRANS-Crew』に触れてみたい、他システムと連携したい、海運企業の導入事例を聞きたいなど、下記または『TRANS-Crew』専門Webサイトからご相談ください。
https://www.trans-s.net/product/crew/lp01/
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株式会社エイ・アイ・エス
TRANS-Crew事業部
仲村 俊彦
メールアドレス:trans-sales@a-i-s.co.jp
〒101-0041
東京都千代田区神田須田町1-3-9
PMO神田万世橋9F
TEL: 03-6260-8858
FAX: 03-6260-8857
AISは、ニッポンの海の「働き方改革」を支援します。
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