ウェルヴィル、AIアバターが24時間365日暮らしを見守る高齢者支援サービスを正式に提供開始

「LIFE TALK ENGINE」による対話と健康管理で独居高齢者の不安を解消

ウェルヴィル株式会社

対話を通じた豊かな暮らしの実現を目指し、日本語対話AI「LIFE TALK ENGINE」を提供するウェルヴィル株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:松田智子、以下「ウェルヴィル」)は、AIアバターによる「高齢者見守りサービス」を正式に提供開始したことを発表します。本サービスは、日々の対話を通じて高齢者の心身の変化に寄り添い、認知機能の変動や心の状態を早期に検知します。必要に応じてご家族や地域の関係者と情報連携することで、高齢者の安心・安全な在宅生活をサポートします。

サービスURL:https://wellvill.com/services/adult_care/

■「高齢者見守りサービス」の提供背景

日本では急速に高齢化が進む中、独居高齢者の世帯数は2020年時点で約737万人に達し、2050年には1,084万人を超えると予測されています¹。一方で、親と離れて暮らす世帯は約7割にのぼり、親に会う頻度も年に1回以下が3割以上、年2〜3回以下も6割以上という現状があります²。

こうした中で、高齢者の58.9%が「健康や病気のこと」を最も不安に感じているという調査結果が示すように、孤独や体調変化への不安を抱えながら日々を過ごす高齢者が少なくありません。ウェルヴィルは、AIによる自然な対話を通じてこうした課題に対応し、“心身と暮らしを支える見守り”の新たなかたちとして、本サービスの開発を進めてきました。

正式提供に至るまでに、複数の企業や自治体との共創を通じて技術とニーズの適合性を徹底検証してきました。

【高齢者見守りに関する取り組み内容】

⚫︎東京大学との共同研究による音声病態分析・自動問診の開発(2021年〜)

⚫︎高齢者施設におけるアバターとの日常会話の実証実験(2022年4月〜6月)

⚫︎神奈川県の「ME-BYOリビングラボ」における同居高齢者向け実証実験 (2023年9月〜11月)

⚫︎大手ケーブルテレビ会社「JCOM」との連携による高齢者向け対話型コンテンツの開発(2023年9月〜11月)

⚫︎神奈川県在住の独居アクティブシニア向け実証実験(2023年11月〜2024年2月)

⚫︎愛知県デジタルヘルスプロジェクトでの高齢者施設、在宅での実証実験(2024年12月〜2025年3月)

これらのプロジェクトを通じて、これまでに蓄積してきたデータとノウハウを活かし、単なる安否確認にとどまらない“日常に寄り添う見守り”を、誰もが使える仕組みとして社会に届けていきます。

¹ 出典:内閣府、『令和6年版高齢社会白書』

² 出典:セコム株式会社、「親子の離れて暮らす実態に関する意識調査」

■「高齢者見守りサービス」の特徴・機能

1. 対話による心身の状態把握
・毎日AIアバターが声がけ・雑談・健康確認を実施
・会話を通じて、認知機能の変化やストレスの兆候を検知
・音声のトーンや内容から「心理状態」も記録・分析
・体調の違和感や痛みの訴えを認識し、異変時はアラート

2. 健康管理・生活支援機能
・自動問診・健康記録(睡眠・体調・服薬状況など)
・脳トレや言葉遊び、回想法など認知機能維持のための会話機能
・予定管理・ゴミ出し・通院リマインダーなど日常サポート
・高温時の熱中症アラートなど、環境リスクにも対応
・AIエージェントがネット上の情報を参照し、ユーザーの問いかけに回答

3. 家族・支援者との連携
・同意のもと、健康状態・会話履歴を家族に共有
・緊急時は、事前登録された連絡先へ自動通知・アラート送信
・対話の中で本人が希望した連絡事項をダッシュボード上で家族が確認可能

4. 高度なAIによるパーソナライズ(継続的に学習し、進化)
・会話履歴を蓄積し、個人の趣味嗜好や感情傾向を学習
・より自然で“その人らしい”対話に進化(話し相手としての信頼関係を構築)
・日本語に特化したAIにより、高齢者にもストレスのない会話体験を提供

■今後の展望:健康と資産の両面から、暮らしを支える“包括的見守り”へ

ウェルヴィルは今後、「LIFE TALK ENGINE」による日常的な対話の中に資産管理機能を組み込むことで、健康とお金の両面から高齢者の暮らしを支える“包括的な見守り体制”の構築を目指しています。
例えば、銀行口座や保険、不動産、年金などの情報を、自然な会話の中でAIが記録・整理し、資産の全体像を“見える化”します。また、日々の対話を通じて、AIが認知機能の変化を把握し、必要に応じて事前の信託設定や家族との共同管理といった、金融機関等と連携して資産を守るための選択を検討することができます。ご本人とご家族が将来を見据えた準備を進められるようサポートしていきます。

今後もウェルヴィルは、医療・金融・地域社会との連携をさらに深めながら、「誰ひとり取り残さない見守り」の実現に向けて、技術とサービスの進化を続けてまいります。

■日本語対話AI「LIFE TALK ENGINE」について

文法的でない曖昧な日本語の表現も前後の脈絡から意味を解釈し、自然に応答することができるAI対話エンジンです。人の発話の意味や感情を解釈し、更に記憶されている過去の対話文脈からも判断しながら、自然に応答することができます。

■ウェルヴィル会社概要

会社名  ウェルヴィル株式会社

所在地  東京都文京区本郷7-3-1 東京大学ライフイノベーション棟504号室

代表者  代表取締役CEO 松田 智子

設立   2018年11月9日

事業内容 AI対話エンジン「LIFE TALK ENGINE」の開発および提供

URL   https://wellvill.com/

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会社概要

ウェルヴィル株式会社

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URL
https://wellvill.com/
業種
製造業
本社所在地
東京都文京区本郷7丁目3-1 東京大学分子ライフイノベーション棟 504号室
電話番号
-
代表者名
松田智子
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年11月