マグロの釣り糸を使ったサングラスが販売開始 宮城県気仙沼市産の漁具をアップサイクル

〜持続可能な一次産業への貢献を目指す株式会社Blueprint oneと協業により、漁師の課題を解決〜

amu

「漁具から、価値の常識をひっくり返す。」をミッションに、廃漁網の回収・リサイクルに取り組む漁網アップサイクルベンチャー、amu株式会社(本社:宮城県気仙沼市、代表取締役CEO:加藤 広大、以下amu)が提供する廃漁具リサイクル素材を使用したサングラスの販売が開始されました。ライフスタイルブランド「moment of OCEAN」にて、2025年3月18日(火)から販売します。 

使用済みの漁具を適切に処分するための漁業者の処理費用の負担は大きく、漁業界での適切な廃漁具処理・リサイクルは現状進んでいません。amuは廃漁具を回収・リサイクルして、素材として販売を行なっています。 

今回のサングラスではフレーム部分に、宮城県気仙沼市で回収したマグロ延縄漁で使用する釣り糸を全量のうちの60%使用しています。また、商品タグに記載されたQRコードから、漁具からどのような工程を経てサングラスに生まれ変わったかの素材のストーリーを知ることができます。このサングラスを使用することで、おしゃれを楽しみながら、日常のなかで気軽に環境貢献を行うことができます。

廃漁具リサイクル素材を使用したサングラスの販売が開始 

「漁具から、価値の常識をひっくり返す。」をミッションに、廃漁網の回収・リサイクルに取り組む漁網アップサイクルベンチャー、amuが提供する廃漁具リサイクル素材「amuca®︎ PA」をフレーム部分に使用したサングラスの販売が開始されました。 

「amuca®︎ PA」は、廃漁具由来プラスチック素材ブランド「amuca®マテリアル」のラインナップのひとつで、マテリアルリサイクルによって製造された漁具由来ナイロン素材です。

 衣食住をテーマに、独自性のあるプロダクトを通じて持続可能な一次産業への貢献を目指す株式会社Blueprint one(本社:東京都港区、代表取締役:鈴木大樹、以下ブループリントワン)が運営するライフスタイルブランド「moment of OCEAN」にて販売されます。サングラスのフレーム部分に、宮城県気仙沼市で回収したマグロ延縄漁の釣り糸「マグロテグス」を使用しています。 

amu、ブループリントワンともに持続可能な一次産業に貢献するという思いが一致して、今回のコラボが誕生しました。

マグロ延縄漁で使用されるマグロテグス

漁業における廃漁具の課題とアップサイクルの必要性 

日本の海岸に漂着している海洋プラスチックごみのうち、漁業関連ごみが質量ベースで59.5%を占めています。(※1)海洋に流出した漁具は、ゴーストギアとして海洋生物を捕獲したり、マイクロプラスチックとなったりと生態系に大きな影響を及ぼします。海洋に流出する前に適切な処理を実施していかなければなりません。 

漁業者から排出された漁具は、産業廃棄物として焼却や埋め立て処理されるものの、焼却によるCO2の排出や埋め立てによる環境負荷は高いうえに最終処分場の利用状況も逼迫してきています。これらの産廃処理にかかる高額な処分費用を漁業者が負担する必要があり、漁師に経済的な負担を強いることになっています。また、流出した漂着ごみにおいても、劣化が進んでいることや素材の特定が困難であるなど多くの理由から多くはリサイクルはできていません。 

amuは、漁具の回収・リサイクル・販売の仕組みを一貫して構築することで、廃漁具から新たな価値を創造します。 

※1環境省 海洋ごみをめぐる最近の動向

「amuca®︎ PA」を使用した鯖江のサングラスが「moment of OCEAN」から販売 

・Kesenray(画像:左) 

丸みを帯びた、逆さ台形のようなシルエットのウェリントン型。クラシックレトロな魅力があり、知的・落ち着き・フォーマルな印象を与える、世代を問わない人気のフレーム形状です。

 ・Kesenmola(画像:右) 

丸みを帯びた逆三角形のボストン型をベースにしながら、上部を直線的に断ち落とすことで王冠のようにも見えるクラウンパント型。柔らかさを感じる中にも、洗練された印象を与えます。

・フレーム:マテリアルリサイクル素材(廃棄漁具由来ナイロン「amuca®︎ PA」60% / 植物性樹脂40%)
・レンズ:生分解性Bioレンズ(クリア調光レンズ、色付き調光&偏光レンズの2種類を同梱)
・フレームカラー:マットブラック
・付属品:ケース・セリート(メガネ拭き)
・保証書・レンズ脱着説明書 ・製造国:日本(福井県鯖江市)
・販売価格:それぞれ ¥8,800(税込)
・販売先:https://moment-of.com/

海との親和性と復興を願い、宮城県石巻産のウェットスーツ端材をサングラスケースに採用しています。本付属ケースはクージーとしても兼用可能な仕様で、アウトドアなど様々なシーンで活躍する機能性を有しています。

本製品は、日本産業規格(JIS規格)を取得しています。

生産者の顔や製造のプロセスが分かる。プロダクトストーリーを伝える「amuca®︎タグ」 

amuca®︎を使用した全ての商品には「amuca®︎タグ」というブランドタグが付与されます。タグに記載されたQRを読み取ることで、原材料となる廃棄漁具の回収地域や製品化までのプロセスをプロダクトのストーリーとして知ることができます。購入者は、これまで「ごみ」とされていた漁具が新たな価値を持つ資源へと生まれ変わるストーリーを知ることで、商品にさらなる愛着が湧き、より長く使いたくなるような新しい循環の形を目指します。

 サングラスの販売を拡大し、いらないものはない世界をつくる 

今後は、漁業関係者や、アウトドア、アパレル、マリン&ウィンタースポーツ、アイウェア、ファッションなどのブランドを対象に、amuca®︎を使用したサングラスを販売していく予定です。幅広いブランドとコラボを行うことで、より多くの消費者に「いらないものはない世界をつくる。」というamuのビジョンを届けていきます。

また、サングラス以外でもさまざまな形で漁具のアップサイクルを実現し、廃漁具リサイクルの推進と地域の新たな資源創出を目指していきます。

ブループリントワン 会社概要

社名:株式会社Blueprint one
本社所在地:〒107-0061 東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー11階
事業内容:プロダクトを通じた農産物の販路拡大や廃棄物のアップサイクルを概念とするライフスタイルブランドの運営など。2024年11月、過剰在庫の国産脱脂粉乳をアパレル繊維にアップサイクルする「moment of MILK」の販売を開始。
HP:http://bp-one.jp 
ブランドサイト:https://moment-of.com/

「廃漁網アップサイクルベンチャー」amu株式会社について

全国の漁港から回収した廃漁網をアップサイクルして価値ある製品を生み出す、宮城県気仙沼市発の廃漁網アップサイクルベンチャーです。「いらないものはない世界をつくる。」をビジョンに世の中のゴミ、無価値とされているものを再資源化して新たな価値を吹き込みます。

amu 会社概要

社名:amu株式会社
本社所在地:〒988-0017 宮城県気仙沼市南町2丁目2-25
代表取締役:加藤広大
出資元:ANRI株式会社/UBE株式会社/株式会社ANOBAKA
事業内容: 廃漁網の回収、プロダクト開発販売
設立: 2023年5月
HP:https://www.amu.co.jp/ 
ブランドサイト:https://amuca.world/ 
ブランドサイト(EN):https://amuca.world/en

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会社概要

amu株式会社

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URL
https://www.amu.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
宮城県気仙沼市南町2-2-25
電話番号
-
代表者名
加藤広大
上場
未上場
資本金
1010万円
設立
2021年09月