大阪・淀屋橋のイノベーティブレストラン「SOA」 2025年9月、地上30階に開業

「土」から命を見つめなおすガストロノミー

DLIGHT LIFE & HOTELS

2025年9月20日(土)、大阪・淀屋橋駅直結の複合施設「淀屋橋ステーションワン」最上階に、ラグジュアリーイノベーティブレストラン「SOA(ソア)」が開業します。
コンセプトは「土のガストロノミー」。命の源である「土」を起点に、自然の循環、生命の進化、そして人の感性の深層に触れる一皿を通して、「味わう」だけでなく、「考え、感じ、選ぶ」という食体験を提供します。

食の持続可能性にも真摯に向き合いながら、「食とは何か」を問い直すレストランです。

大阪市街の夜景を望む、店内
ロゴ

店舗名とコンセプトに込めた思い                          

SOAは、「Soil(土壌)」と「Anima(生命)」を掛け合わせた造語です。コンセプトは「土のガストロノミー」。すべての命の根源であり還る場所でもある「土」をテーマに一皿一皿にその哲学を反映し、芸術の域まで高めたコースを提供します。

また、SOAでは食の持続可能性も追求します。高価さや希少さによってではなく、哲学によって美味しさの価値を問い直し、人の心を動かす。そして体験した人のこれからの食の選択をも変える。そんな人々の思考に届く料理を提供します。

SOAが考えるガストロノミーとは?                               

ガストロノミーとは、食を通して文化や思想、社会に触れる考え方です。「何を食べるか」だけでなく、「なぜそれを食べるのか」「どのように生まれ、どこへ還っていくのか」までを見つめ、一皿の背景にある命や環境、歴史に触れながら、食を通して世界との関わり方を再認識する営みです。

SOAではこれをさらに発展させ、食べた人に「選択」を促すメッセージを届けたいと考えています。身の回りにある食や環境の問題に気づくことや、ふだん見過ごしていた小さな豊かさに目を向けること。そうした気づきのきっかけとなる体験を、一皿に込めて届けます。

レストランを出たとき、世界の見え方が少しだけ変わっている。そんな変化のきっかけを体験として提供することが、SOAの考えるガストロノミーです。

料理例                                      

カオス理論

SOAで作ったチーズの上にエディブルフラワーとハチミツ、花粉を飾り、花と蜂の関係を表現した一品。

美しい花を咲かせるために使われた農薬が、蜜蜂を減少させる。一見すると正しく見える選択が、別の場所で思わぬ問題を引き起こすことは、私たちの日常にも少なくありません。目の前の結果だけを見て動くのではなく、その先に何があるのか、大元には何があるのか。そうした視点を持つことで、これまで気づかなかった解決の糸口や、身近にある豊かさに出会えることがあります。

チーズは、花が咲く地層の中で無数の微生物が織りなす、目に見えない生命の営みを表しています。さらにその中にしのばせた“ある食材”は、人類の進化をめぐる一つの仮説を象徴しています。

日常の見え方が、ほんの少し変わるようなきっかけを。そんな願いを込めた一皿です。

サステナビリティに対する考え方と取り組み                      

SOAでは、サステナビリティを単なる配慮ではなく、ガストロノミーにおける思想の一部と捉えています。

「高級」とは何か、「美味しさ」とは何かを問い直しながら、料理を通じてよりよい未来の選択肢を示すことを目指しています。具体的な実践は以下のとおりです。

(1) 環境に配慮した食材の調達

・限りある水産資源を守るため、積極的な陸上養殖の魚介類の活用や利用魚(市場で流通しづらい魚)の漁港からの直接仕入れ

・CO2や輸送に伴う環境負荷削減のため、ミネラルウォーター不使用/最先端フィルターろ過水を、調理・提供用に使用

・無農薬野菜・減農薬野菜の活用

・耕作放棄地を地域の子どもたちと共に再生した農地からの仕入

・規格外野菜を農家から直接、またはアプリ経由で仕入れ

・ジビエ(有害鳥獣)の活用

・可能な限り、近郊および日本国内の食材を使用

(2) 食品ロスの最小化

・皮や端材など、通常は廃棄される部分も調理に活用(例:野菜の端で作るパウダー)

・レシピ段階で無駄が出ない構成に設計

・鮮度を保つ特殊なパッキング技術を導入

(3) 食を通じた環境意識の共有

・気づきを促す料理を開発

 例:増えすぎたホタテの貝殻の処理問題に対し、ホタテの貝殻とそれに似せた別の食材を併せて提供し、食材選択の視点を問う

(4) スタッフへの意識教育

・生産者の想いや背景を直接聞ける研修を実施

・店舗内でサステナビリティに関する対話を継続的に行う

(5) 自家製へのこだわり

・既製品ではなく、可能な限り自家製で(調味料など)

このように、厨房の中から客席まで、哲学を貫くことが、SOAのサステナビリティです。

責任者紹介                                     

ヘッドシェフ 高田 和明(たかだ かずあき)

2004年当社入社、当社「仏蘭西料理 ラ・テラス(奈良市)」で14年にわたりシェフを務める。ミシュランガイドに4年連続掲載。

レストランディレクター/マネージャー 薮内 健治(やぶうち けんじ)

三つ星レストラン『HAJIME』での経験を経て、ミラノファッションウィークのインスタレーションや政府関連の食事会も担当。2025年2月に当社入社。

エグゼクティブシェフ 鷦鷯 進(ささき すすむ)

約20年間のヨーロッパでの経験を経て、2021年、当社「仏蘭西料理 ラ・テラス“イリゼ”(奈良市)」のシェフに就任。2022年以降、4年連続でミシュランガイドに一つ星として掲載。「ゴ・エ・ミヨ」でも2024年以降2年連続16ポイント、3トックとして掲載。

スタッフコメント                                

レストランディレクター/マネージャー 薮内 健治

私は常にどうすればSOAを「今までにない店」にできるかを考えてきました。だから、どんな小さな決断でも、「今までにないか」を判断基準にしています。

料理、サービス、空間、音楽など、ゲストに提供する体験すべてにおいて、ゲストがつい感嘆の声を漏らしてしまうような、驚きと感動を生み出したいのです。世の中には、「良い店」は無限に存在するからこそ、今までなかったユニークなものでなければ作る意味がありません。

個人的な話ですが、私は本当に良い本を読み終えた時、自分の周りの世界の見え方が変わるような感覚を味わいます。SOAで提供するのは、そのような体験です。
レストランを出たとき、見ている景色が少し違って感じられるような、そんな時間をここで過ごしていただけたら嬉しいです。

店舗詳細                                     

店舗名     SOA(ソア)

住所      大阪市中央区北浜3丁目6番22号 淀屋橋ステーションワン30階

        (京阪電車・Osaka Metro御堂筋線「淀屋橋」駅直結)

開業日     2025年9月20日(土)

営業時間    17:30~22:30(最終入店 19:30) 

定休日     月・火

席数      6卓26席(個室1室含む)

コース料金   33,000円(税込み、サービス料別) ※ワンコースのみ

TEL       06-6210-5830

        050-1725-5537(予約専用)

HP        https://soa-osaka.com/

公式Instagram https://www.instagram.com/soa_osaka

※落ち着いた空間でのお食事体験を大切にするため、12歳以下のお子様のご利用はご遠慮いただいております。

会社概要                                    

社名      ディライト株式会社

代表取締役   出口 哲也

住所      奈良県奈良市春日野町98

電話番号    0742-27-0680

HP        http://dlight.jp/

設立      1953(昭和28)年3月16日

資本金     3,000万円

事業内容    ホテル/結婚式場/飲食店/フォトスタジオの開発・運営、コンサルティング業

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会社概要

ディライト株式会社

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URL
http://dlight.jp/
業種
サービス業
本社所在地
奈良市春日野町98
電話番号
0742-27-0680
代表者名
出口 哲也
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1953年03月