TM-RoBo 7つの新機能の正式版を提供開始
株式会社IP-RoBo(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩原将文、以下IP-RoBo)は、商標の登録可能性、使用による侵害リスク等の商標調査を支援する人工知能サービス「TM-RoBo(ティーエム・ロボ)」を提供しております。
2024年10月15日から2025年3月25日まで順次お知らせしてきたTM-RoBoの追加機能やアップデートのβ版について、2025年4月1日(火)から正式版としてサービス提供いたします。

■背景
当社は、特許庁、裁判所等の専門家の判断を機械学習した人工知能が専門家と同等レベルの精度で調査商標の登録可能性判断に有益な各種指標を数値化する「TM-RoBo」を2018年4月にリリースし、その後も新機能を順次追加することにより、商標調査業務の効率を劇的に向上させることを目指してきました。
特に、2020年7月にリリースした<商標検索機能>は、事実上一連一体のカタカナ称呼を入力して調査することしかできなっかった従来システムに対して、下記の機能を実現した画期的な機能となっております。
(1) 外観どおり(漢字/ひらがな/アルファベット等のあらゆる文字種別をそのまま表記)の文字商標、指定商品・役務、類似群コードを入力することで、AIが称呼付与と語力統計指標(※1)を数値化する
(2) 複数語からなる結合商標が入力された場合は、分離観察されうる全ての組合せ語を網羅的に抽出したうえで、組合せ語毎に、TMR(※2)やTMC(※3)を算出し、TMS(※4)をAIが数値化する
(3) 必要に応じて、要部認定の判断に有益な併存登録例を検索し、表示する
※1 対象となる語と指定した商品役務との間の関連性の指標であり、識別力に関連する指標
※2 対象となる語の称呼におけるオリジナル性に関連する指標
※3 対象となる組合せ語が、調査商標全体との関係で分離観察される可能性に関連する指標
※4 対象となる組合せ語または調査商標に対する総合指標
■新たに正式版として追加される機能、アップデート内容
2025年4月1日(火)からTM-RoBoに追加されるのは、下記の7つです。
・組合せ語拡張機能の追加
文字結合商標検索において、連続する組合せ語(A+B型)に加え、観念類似調査に必要な逆順語(B+A型)や中抜き語(A+C型)についても網羅的に検索を行える組合せ語拡張機能を追加します。
観念類似調査による商標調査の高度化と効率化を実現します。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000050040.html
・英熟語処理対応アップデート
単語だけではなく、英熟語も最小単位としての分割語として扱うことが可能となります。
英熟語、英単語の辞書登録も大幅に拡充しましたので、アルファベット商標の検索精度の向上を実現します。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000050040.html
・漢字対応範囲の拡大アップデート
一部地域や人名に使われているJIS第3、第4水準の漢字についても代用字等に自動変換され、検索可能となります。
ユーザは漢字のJIS水準や代用字を意識することなく商標調査が可能になります。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/0025.00005040.html
・経過情報表示機能の追加
検索結果画面に経過情報の表示機能を追加します。
検索にヒットした商標の登録内容だけでなく、拒絶理由通知や意見書等の経過情報についてもシームレスに確認することができます。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000050040.html
・自社登録商標除外機能の追加
類否調査の対象から除外したい出願人/権利者を指定する機能を追加します。
自社やグループ会社の出願・登録商標が類否調査対象から除外することが可能となり、TM-RoBoにおける各種指標の算出に反映されないよう設定することが可能となります。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000050040.html
・指定商品・役務入力にテンプレ機能の追加
TM-RoBoの商標検索に必要な項目である指定商品・役務と類似群コードを、ワンボタンで入力することができる機能を追加します。
入力の手間とミスを減らし、統一的な商標調査を可能にします。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000050040.html
・併存登録例検索機能アップデート
関連性のない類似群コードが多数指定された場合でも、類似群コードが完全一致した併存登録例のみを検索することが可能となります。
要部認定の判断や、指定商品・役務の再考、拒絶理由通知等に対応する際の証拠確保の充実につながる有用な併存登録例をこれまで以上に正確に取得することが可能となります。
詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000050040.html
■TM-RoBoとは
商品等の名称として商標を新たに使用したり、商標権を取得しようとする場合、同一または類似の商標が既に出願、登録されていないかを調査することが極めて重要であり、このような商標調査が一般的に行われています。
ただし、商標調査を行う既存システムでは、表記される商標そのものについて検索する場合(商標検索)には、調査商標との完全一致検索かこれに準じた検索しかできないため、より重要な類似検索を行うことが困難となっています。また、称呼(商標の読み)について検索する場合は類似検索が可能となっていますが、類似の程度まで加味して結果表示することができないために、大量にリストアップされた全ての商標を調査者がしらみ潰しにチェックする必要がありました。これらのことから、商標調査には、高度な専門性に加え、多大な手間とコストがかかっていました。
当社は、特許庁、裁判所等の専門家の判断を機械学習した人工知能であるTM-RoBoを2018年4月にリリースし、その後も追加機能を順次リリースすることにより、最新のAI技術を用いて商標調査の業務効率を劇的に改善することをサポートしています。
現在のTM-RoBoでは、今回新たに正式版としてリリースした7つの新機能・アップデートのほかに、下記機能もラインナップしております(一部有料オプションとなっております)。
・AI称呼検索機能
・類似群コード検索機能
・類似群コードテンプレ機能
・称呼一括検索機能
・表示項目追加機能
・AI商標検索機能
・外観部分一致検索機能
・PDF一括出力機能
・システム連携機能 etc
公式Webサイト:http://www.tm-robo.com/
■株式会社IP-RoBoについて
社 名 :株式会社IP-RoBo( http://www.ip-robo.co.jp/ )
代表者 :代表取締役社長 岩原 将文(いわはら まさふみ)
所在地 :東京都港区西新橋1-22-5 新橋TSビル7階
設 立 :2018年3月20日
資本金 :1067万円
事業内容:
1. コンサルティング事業(知的財産に関わるコンサルティング全般)
2. Webサービス事業(知的財産に関わるインターネット情報サービス)
3. ソフトウェア開発事業(知的財産に関わるソフトウェアの設計、開発)
お問い合わせ:Mail:info@ip-robo.co.jp
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