【海外ビジネス経験者に聞く、その効果とは?】96.4%から、当時の体験がその後のグローバルビジネスに「活かされている」との声 海外経験による成長、「どのような環境でも成果を出す力がついた」が6割強
〜異業種・異文化のタフな経験が、グローバル人材を育てる?〜
株式会社ウィル・シード(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:瀬田 信吾、以下ウィル・シード)は、20代で海外ビジネスの経験があり、現在、グローバルビジネスに携わっている35歳〜40歳の会社員111名を対象に、海外ビジネス経験の調査を実施しましたので、お知らせいたします。
■調査サマリー
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01|海外ビジネス経験者の96.4%から、当時の体験がその後のグローバルビジネスや海外人材との協働に「活かされている」との声
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02|海外でのリアルビジネス経験による成長、「どのような環境に置かれても成果を出す力がついた」が61.7%で最多
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03|海外ビジネス経験後の、仕事に対する姿勢や価値観の変化として、約半数が、「自社や自身の競争力向上の必要性を強く感じるようになった」と回答
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■調査概要
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調査名称:海外ビジネス経験の調査
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調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
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調査期間:2024年11月8日〜同年11月8日
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有効回答:20代で海外ビジネスの経験があり、現在、グローバルビジネスに携わっている35歳〜40歳の会社員111名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の切り上げ処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
■海外ビジネス経験者の96.4%が、当時の体験がその後のグローバルビジネスや海外人材との協働に「活かされている」と回答
「Q1.海外トレーニーや海外出張、海外越境ビジネス研修にて、一定期間、現地でリアルビジネスに従事し、生々しい異文化ビジネス体験をしたことが、その後のグローバルビジネスや海外人材との協働にどの程度活かされていると感じますか。」(n=111)と質問したところ、「非常に感じる」が
40.5%、「やや感じる」が55.9%という回答となりました。
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非常に感じる:40.5%
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やや感じる:55.9%
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あまり感じない:2.7%
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全く感じない:0.9%
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わからない/答えられない:0.0%
■海外でのリアルビジネス経験による成長、「どのような環境に置かれても成果を出す力がついた」が61.7%で最多
Q1で「非常に感じる」「やや感じる」と回答した方に、「Q2.海外でのリアルビジネス経験を通じて、あなたはどのように成長しましたか。(複数回答)」(n=107)と質問したところ、「どのような環境に置かれても成果を出す力がついた」が61.7%、「異業種のメンバーと効果的にコミュニケーションが取れるようになった」が45.8%、「現地の特性を考慮して事業戦略を立てられるようになった」が41.1%という回答となりました。
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どのような環境に置かれても成果を出す力がついた:61.7%
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異業種のメンバーと効果的にコミュニケーションが取れるようになった:45.8%
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現地の特性を考慮して事業戦略を立てられるようになった:41.1%
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臨機応変に対応できるようになった:34.6%
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限られたリソースの効果的な配分が可能になった:27.1%
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意思決定のスピードが上がった:16.8%
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積極的かつ柔軟な行動ができるようになった:12.1%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.0%
■約6割が、海外ビジネスにおいて、「社内外の関係者を巻き込む、協力を得ることの難しさ」に苦労
「Q3.海外ビジネスを行っていた際に、苦労したことを教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「社内外の関係者を巻き込む、協力を得ることの難しさ」が55.0%、「言語の違いによるコミュニケーションの難しさ」が45.0%、「商習慣やビジネスの進め方の違い」が44.1%という回答となりました。
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社内外の関係者を巻き込む、協力を得ることの難しさ:55.0%
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言語の違いによるコミュニケーションの難しさ:45.0%
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商習慣やビジネスの進め方の違い:44.1%
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マーケットの理解と対応の難しさ:29.7%
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背景や前提の違いによる理解・認識のずれ:26.1%
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法律や規制の違いの理解:12.6%
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社内外の関係者を巻き込むこと、協力を得ることの難しさ:9.0%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.9%
■帰国後、海外ビジネス経験を活かして、「法規制変更や予期せぬ事態への迅速な対応」「現地ニーズに合わせた商品・サービスの開発」を実現
「Q4.帰国後、海外ビジネスの経験を活かして成功に導いたことがあれば教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「法規制変更や予期せぬ事態に迅速に対応した」が46.8%、「現地ニーズに合わせた商品・サービスを開発した」が45.0%、「現地特性を活かした新規事業・販路を開拓した」が44.1%という回答となりました。
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法規制変更や予期せぬ事態に迅速に対応した:46.8%
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現地ニーズに合わせた商品・サービスを開発した:45.0%
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現地特性を活かした新規事業・販路を開拓した:44.1%
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海外チームとの協業プロジェクトを成功させた:35.1%
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複数部署の意見を的確に取りまとめた:29.7%
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限られたリソースでの業務改善・効率化を行った:16.2%
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海外のトレンドを取り入れた企画を立案した:10.8%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:1.8%
■グローバル競争力に対する認識の変化、「言語スキル以上に、意図を正確に伝える能力が重要だと気づいた」「デジタル化やテクノロジー活用の遅れに気づいた」など
「Q5.海外でのリアルビジネス経験を通じて、自身や自社のグローバル競争力について、どのような認識の変化がありましたか。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「言語スキル以上に、意図を正確に伝える能力が重要だと気づいた」が52.3%、「デジタル化やテクノロジー活用の遅れに気づいた」が49.5%、「意思決定の速さや柔軟性が不足していることに気づいた」が40.5%という回答となりました。
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言語スキル以上に、意図を正確に伝える能力が重要だと気づいた:52.3%
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デジタル化やテクノロジー活用の遅れに気づいた:49.5%
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意思決定の速さや柔軟性が不足していることに気づいた:40.5%
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現地ニーズに合わせた製品・サービスのカスタマイズ能力の重要性に気づいた:32.4%
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文化の違いが思った以上にビジネスに影響することに気づいた:26.1%
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グローバル人材の育成・確保の重要性に気づいた:17.1%
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日本企業特有の内向き思考に危機感を抱くようになった:12.6%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.9%
■海外ビジネス経験から得られた特有の経験・学び、第1位「現地のチームを率いる中で、リーダーシップスキルを実践的に向上できた」
「Q6.海外ビジネスの経験から得られた特有の経験や学びについて教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「現地のチームを率いる中で、リーダーシップスキルを実践的に向上できた」が54.1%、「異文化環境でのコミュニケーション力が上がった」が45.9%という回答となりました。
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現地のチームを率いる中で、リーダーシップスキルを実践的に向上できた:54.1%
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異文化環境でのコミュニケーション力が上がった:45.9%
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新しい市場やビジネスモデルについての知識を直接現地で学べた:36.0%
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組織間の違いを超えてチームワークを強化する経験が得られた:36.0%
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現地特有のリスク管理や危機対応能力を身につけた:19.8%
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新たな環境に挑戦する積極性が身についた:11.7%
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その他:0.9%
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わからない/答えられない:1.8%
■「駆け引き」や「マーケティング力」などの学びも
「Q7.Q6で回答したもの以外で、海外でのリアルビジネス経験から得られた特有の経験や学びがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=111)と質問したところ、「駆け引き」や「マーケティング力」など47の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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自己主張の大事さ。
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駆け引き。
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言語。
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文化の違いや商慣行など。
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マーケティング力。
■海外ビジネス経験がキャリア形成に与えた影響、「社内での評価や信頼が高まった」が53.2%にのぼる
「Q8.海外でのリアルビジネス経験が、キャリア形成にどのような影響を与えたと感じますか。
(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「社内での評価や信頼が高まった」が53.2%、「転職や新たな職務への挑戦の機会が増えた」が39.6%、「海外関連の意思決定プロセスに関与する機会が増えた」が36.0%という回答となりました。
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社内での評価や信頼が高まった:53.2%
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転職や新たな職務への挑戦の機会が増えた:39.6%
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海外関連の意思決定プロセスに関与する機会が増えた:36.0%
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新規事業の立ち上げや事業改革を任されるようになった:30.6%
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グローバルな役割や職位への昇進につながった:27.0%
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経営層との関わりや重要な意思決定への参画機会が増えた:16.2%
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社内外での新たな挑戦機会が広がった:12.6%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.9%
■「交渉力が身についた」や「向上心が身についた」などの影響も
「Q9.Q8で回答したもの以外で、海外でのリアルビジネス経験がキャリア形成に与えた影響があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=111)と質問したところ、「交渉力が身についた」や「向上心が身についた」など45の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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色々な国の人とのコミュニケーション。
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交渉力が身についた。
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昇進できたこと。
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向上心が身についた。
■仕事に対する姿勢や価値観の変化、約半数が、「自社や自身の競争力向上の必要性を強く感じるようになった」と回答
「Q10.海外でのビジネス経験が、あなたの仕事に対する姿勢や価値観にどのような変化をもたらしましたか。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「自社や自身の競争力向上の必要性を強く感じるようになった」が47.7%、「多様な視点や意見を積極的に取り入れるようになった」が39.6%、「失敗を恐れないチャレンジ精神が身についた」が39.6%という回答となりました。
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自社や自身の競争力向上の必要性を強く感じるようになった:47.7%
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多様な視点や意見を積極的に取り入れるようになった:39.6%
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失敗を恐れないチャレンジ精神が身についた:39.6%
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より積極的にグローバルな機会を求めるようになった:37.8%
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長期的・戦略的な思考が身についた:24.3%
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課題が発生した際に、解決策を考えることを優先するようになった:13.5%
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自ら考えて提案し、行動する姿勢が身についた:10.8%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.9%
■まとめ
今回は、20代で海外ビジネスの経験があり、現在、グローバルビジネスに携わっている35歳〜40歳の会社員111名を対象に、海外ビジネス経験の調査を実施しました。
まず、海外ビジネス経験者の96.4%が、当時の体験がその後のグローバルビジネスや海外人材との協働に「活かされている」と回答しており、海外経験による具体的な成長として、「どのような環境に置かれても成果を出す力がついた」が61.7%で最多となりました。また、約6割が、海外ビジネスにおいて、「社内外の関係者を巻き込む、協力を得ることの難しさ」に苦労しており、帰国後の成果として、「法規制変更や予期せぬ事態に迅速に対応した」(46.8%)、「現地ニーズに合わせた商品・サービスを開発した」(45.0%)などを挙げています。さらに、海外ビジネス経験から得られた特有の経験・学びについては、「現地のチームを率いる中で、リーダーシップスキルを実践的に向上できた」
(54.1%)が上位になり、キャリア形成に与えた影響では、「社内での評価や信頼が高まった」が
53.2%にのぼりました。最後に、仕事に対する姿勢や価値観の変化としては、約半数が「自社や自身の競争力向上の必要性を強く感じるようになった」と回答しています。
今回の調査では、若手時代の海外ビジネス経験が、グローバル人材の育成に大きく寄与していることが明らかになりました。リーダーシップスキルの向上や、どのような環境でも成果を出せる力の獲得など、実践的なスキル向上への効果が示されています。グローバル化が進む現代のビジネス環境において、若手人材の海外経験の機会を積極的に創出することが、企業の競争力強化につながるでしょう。
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■海外で活躍する人材の挑戦と成長を支援する|ウィル・シードのグローバル人材育成
ウィル・シードは、世界で通じる「価値」を創出する人材を育てるために「海外での体験」を中心に据えたトレーニングを提供します。
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5日間在宅海外研修
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海外トレーニー支援
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海外越境赴任研修
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海外語学派遣支援
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制度設計コンサルティング
詳しくは以下のサイトをご覧ください。
https://www.willseed.jp/ghrd/overseas/
■会社概要
会社名 :株式会社ウィル・シード
設立 :2000年7月7日
代表者 :代表取締役社長 瀬田 信吾
所在地 :〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-3-1 朝日生命恵比寿ビル9・11F
事業内容:企業向け人材開発・人材教育プログラムの開発・提供
学校向け体感型教育プログラムの開発・提供
その他教育プログラムの開発・提供
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