2023年版 消費者購買行動変化レポート
【2023年、消費者の普段の買い物行動はどう変わったか?】
●値上げの傾向は変わらず、消費者の生活に与える影響は大きいまま
●値上げの影響か、平均購入単価は前年比105.8%に上昇
●1回あたりのお買い物での購入数量は前年比97.1%に減少
※本記事はレポートのダイジェスト版です。レポートの全編をご覧になりたい方は、下記にあります問い合わせフォームよりお申込みください。
本レポートについて
当レポートは、カタリナが扱う年間売上10兆円規模の実購買データをもとに構成しています。これは日本のSM・GMSの年間売上の実に6割をカバーする規模であり、事実データのみで構成したレポートです。また、実購買データ(ID-POS)をもとにした当レポートは、データの推計や意識調査の意向ではなく、実態をそのままお知らせするものです。カタリナはこのように、事実データを基にして実利をもたらすマーケティング(事実マーケティング)を重視し、活動を行ってまいります。
検証対象としているデータについて
当レポートは、普段から買い物をしている消費者の買い物行動がどのように変化したのかをまとめるため、以下の条件に該当したIDの購買データを対象として分析を実施しております。
対象ID:毎月1回以上買い物をしている状態が以下対象期間内で継続しているID
対象期間:2022年1月1日~2023年12月31日までの24か月(2年間)
対象店舗:カタリナネットワークに24か月継続して加入している店舗
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
消費者購買行動変化レポートダイジェスト
カタリナネットワーク内で買い物をした消費者の2023年の総購入金額は、2022年と比較し101.9%に増加しました。
着目すべきは1回あたり購入数量の減少です。前年比97.1%と3%ほど減少しています。またそれとは逆に、平均購入単価は105.8%に上昇しています。2023年は前年に比較しても値上げの傾向があり、それが平均購入単価の上昇としてあらわれており、そのあおりをうけての消費者の反応が1回あたりの購入数量減少という結果になったと考えられます。
1回あたりの買い物に起きた変化
次に、1回あたりの買い物はどのように変化したかを見てみましょう(下記参照)。
1回あたりの購入金額を見ると+68.3円(前年比102.7%)増加しています。1回あたり購入数量(買い物かごに入れる数)で見ると0.3個(前年比97.1%)減少していますが、1商品あたりの平均購入単価が+13.5円(前年比105.8%)上昇していることにより、1回あたりの購入金額(買い物金額)が増加していることになります。
商品カテゴリ別の購買行動変化
2023年の購買状況をカテゴリ別で見てみます。以下の図表は購入者数(ID数)の対前年比の減少が大きいカテゴリのTOP15です。
全46カテゴリ中、9割を超える42カテゴリで前年の購入者数を割っており、特定のカテゴリというより全体的に減少していると言えます。
変化が顕著なベースメイクカテゴリ
2022年と比較し、2023年にもっとも購入人数(ID数)が増加したカテゴリはベースメイクでした。2023年は社会情勢がコロナ禍からの回復に向かったため、外出機会も増加し、それに合わせるかたちで需要が伸びたことが考えられます。
注目すべきは購入平均単価(赤字部分)が前年比減となっている点です。ともするとベースメイクカテゴリの商品群が値下げされたというふうにも見えますが、実態はそうではありません。ベースメイクカテゴリの各商品を価格帯別に見てみると、3000円台の商品の購入金額は前年比で3.1%減少、それとは逆に1000円台の商品は前年比2.4%の増加という状況。選ばれる価格帯が若干安いものに寄っている状況が見えてきます。
以上、ここまでがダイジェスト版となります。レポート本編ではより詳細な分析、購買の構造分析や月別の変化、46カテゴリの一覧などもご覧いただけます。
また、レポート本編のダウンロードを申し込まれた方には、特典としてご希望の商品カテゴリの分析を付加したものを別送いたします。問い合わせフォームより選択ください。
本レポートよりも詳細な分析、ブランド別、商品別の分析などご希望やご相談がありましたら、お気軽に問い合わせフォームにあります「ご質問・ご要望」欄に記載ください。
お選びいただけるカテゴリ
特典として選択していただけるカテゴリは以下になります。
全46カテゴリ中、40カテゴリから選択いただけます。「その他カテゴリ」に関してはお選びいただけませんのでご留意ください。より詳細なカテゴリ区分、ブランド別、商品別の分析などご希望やご相談がありましたら、お気軽に問い合わせフォームにあります「ご質問・ご要望」欄にご記載ください。
レポートご請求URL
※資料請求やお問い合わせは、法人の方のみを対象とさせていただいております。
※同業・競合他社の及び個人の方からの資料請求やお問い合わせは、ご遠慮いただきますようお願いいたします。
https://jp.catalina.com/knowledge/annual2023/
カタリナマーケティングジャパン株式会社について
国内最大規模の質と量を誇るID-POSデータをはじめ、レシートデータからなるデモグラデータなどの各種データを活用し、小売業様、メーカー様のマーケティング戦略立案・施策の実施をサポート。オンライン・オフライン問わずプロモーションやブランディング、企業の意思決定まで、あらゆるフェーズで実データに基づく最適解をお届けしています。
https://jp.catalina.com/
<本リリースに関するお問い合わせ>
カタリナ マーケティング ジャパン株式会社
カタリナ消費者総研
pr_japan@catalina.com
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像