千葉県香取市とパブリックテクノロジーズが連携。デマンド交通「かとくる」出発式を実施。

千葉県内初!自治体スーパーアプリ「パブテク」がデマンド交通配車と路線不定期運行予約のハイブリッド運用を可能に。

地方自治体に特化した公共ライドシェアサービスや自治体向けスーパーアプリ「パブテク」を開発・運営する株式会社パブリックテクノロジーズ(本社:東京都中央区 代表取締役CEO:青木大和、以下、「当社」)は、香取市が運行する、自家用有償旅客運送を活用した「香取市デマンド交通(愛称:かとくる)」の運行業務を受託しました。また、2024年9月26日(木)には香取市役所山田支所前にて出発式が執り行われ、当社代表取締役CEOの青木大和が挨拶をいたしました。

香取市デマンド交通の導入背景

自家用車への依存度が増加し、人口減少と少子高齢化が進む中、公共交通の利用者は減少し、地域公共交通の状況は年々厳しさを増しています。これを受けて、香取市は令和6年3月に「香取市地域公共交通計画」を策定。公共交通機関の利用がしづらい交通空白地域及び交通不便地域の解消を目指し、市内の路線バスおよび循環バスの再編(廃止・統合)とデマンド交通の拡充を決定しました。香取市デマンド交通は、自家用有償旅客運行を活用した実証運行として住民の移動手段確保と持続可能な公共交通システムの最適化を目指します。

パブリックテクノロジーズは「暮らし続けたいまちをつくる」をミッションに掲げ、地方自治体の交通に特化した公共ライドシェア(※1)やデマンド交通(※2)を提供してまいりました。石川県小松市においては「自治体ライドシェア i-Chan」の全国初導入を支援、茨城県行方市においては国土交通省「地域の関係者による連携・協働のカタログ」の協業事例として紹介された実績、そして香取市のみなさまに寄り添う姿勢を評価していただき、当社が香取市デマンド交通の運行業務を受託することとなりました。

(※1)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000060925.html

(※2)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000060925.html

▼自治体の職員と地域の事業者や住民の方々との討議や試乗を進めてきました

「かとくる」について

千葉県香取市は、2024年10月1日(火)より実証運行としてAIオンデマンドシステムを活用した自家用有償旅客運送(道路運送法第78条第2号)を導入し、香取市デマンド交通「かとくる」の運行を開始いたします。

香取市デマンド交通は計7台のワゴン車を使用し、予約に応じて「区域運行」と「ルート運行」の2つの方式で運行します。

・「区域運行」は住民の日中の外出支援を目的とし、ドアツードアで住民の移動を扶助します。(市街地エリアは共通乗降場所が設定されています)

・「ルート運行」は通学や通勤支援を目的とし、廃止されるバス路線の代替として路線不定期でバス停間を運行することで、ニーズに応じた運行を実現します。

当社は自治体向けスーパーアプリ「パブテク」を提供し、7台のワゴン車の「区域運行」と「ルート運行」を、ひとつのアプリから予約可能にするハイブリッド型の運行システムを実現します。

公共ライドシェアで開発した多数の車両を振り分けるアルゴリズムと、近隣地域である茨城県行方市にて培ったオペレーションノウハウやバックエンドツールの開発経験が大規模デマンド交通の運行を支えます。

「かとくる」は、9月24日(火)から電話予約を開始しており、アプリからの予約は9月30日(月)からを予定しております。

香取市での「かとくる」出発式の様子

出発式当日は、香取市長、「かとくる」愛称考案者の小学生、運行を担う地域タクシー会社代表、当社代表取締役CEOの青木などが事業への想いや説明を行いました。また、チーバくんの来場や使用車両のお披露目や乗車体験ができる試乗会なども開催され、大いに盛り上がりました。

コメント

千葉県香取市市長 伊藤友則氏

香取市では、今後、交通の利便性が低下する地域の増加が予想されます。この課題を解決するため、香取市地域公共交通協議会の皆様、そして株式会社パブリックテクノロジーズの皆様と丁寧に討議を重ね、「かとくる」の実証運行にたどり着けました。地域の多様な関係者の連携・協働による取組である「かとくる」は、AIシステムを活用することで、利用者のニーズに応じた最適な配車や運行を可能にしています。「かとくる」の運行により、効率的かつ持続可能な地域公共交通が実現できることと確信しています。運行開始後は、地域の足として、様々な世代の皆様方に、親しみを持ってご利用いただけますことを願っております。

株式会社パブリックテクノロジーズ 代表取締役CEO 青木大和

当社は5年前、テクノロジーの力を最大限に活用し全国各地の公共交通の課題を解決したいという強い思いで、パブリックテクノロジーズを立ち上げました。今回、香取市の「かとくる」プロジェクトに参画できることを大変嬉しく思っております。私たちは、地域の公共交通の未来を皆さまとともに創り上げていくことで、地域の課題解決に貢献していきたいと強く考えております。このプロジェクトはまだ始まりに過ぎませんが、これからの1年、2年、3年、さらにはその先も、多くの地域の皆さまにご利用いただけるよう、これからも全力で取り組んでまいります。

今後の展望

香取市において、地域住民のニーズに応じたサービスを提供し、システムやアプリケーションの最適化を進め、香取市の計画に貢献できるよう努めてまいります。持続可能な地域社会の実現に貢献する公共交通の提供を通じて社会の公器としての使命を自覚し、引き続き自治体向けの伴走型コンサルティングやシステム提供により、日本各地の課題を解決できるモデルを構築し、展開いたします。

採用情報

パブリックテクノロジーズでは、さらなる事業拡大のため、新しい技術やアイディアで社会に変革をもたらし、より良い地域社会の実現を目指す方のご応募をお待ちしております。

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パブリックテクノロジーズについて

パブリックテクノロジーズは「暮らし続けたいまちをつくる」というミッションのもと、テクノロジーを活用して地方自治体の業務効率化や公共サービスの質の向上を目指すGovTech(Government「行政」とTechnology「技術」)企業です。

日本では、自治体の70%が人口5万人以下(※3)で、生産年齢人口(15歳〜65歳)は32年ぶりに8,000万人を下回っており(※4)、多くの地域で住民が移動手段を失いかねない状況にあります。

パブリックテクノロジーズは、「過疎地ライドシェア(※5)」と銘打ち、地域の交通インフラとしてのライドシェアサービスを提供することで、日本全国の交通空白地を繋ぎます。

(※3)政府統計ポータルサイトの掲載資料より(https://www.e-stat.go.jp/

(※4)総務省統計局が平成26年4月15日公表の人口推計より(https://www.stat.go.jp/data/jinsui/2013np/pdf/gaiyou2.pdf

(※5)これからの日本に必要なのは、過疎地ライドシェアだ (https://www.public-technologies.com/local-rideshare/

会社概要

社名:株式会社パブリックテクノロジーズ

事業内容:GovTech事業の運営

代表者: 代表取締役CEO 青木大和

所在地: 東京都中央区

資本金: 62,054,886円

設立: 2020年5月

お問い合わせ先:info@pubtech.jp

URL:https://www.public-technologies.com/

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会社概要

URL
https://public-technologies.com/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都中央区日本橋本町3-8-4 日本橋ライフサイエンスビルディング4-9F
電話番号
03-6661-7442
代表者名
青木大和
上場
未上場
資本金
1億8205万円
設立
2020年05月