【原材料の高騰の調査】パン屋さんへの原材料等の高騰の影響とその対応についての調査
パンの通信販売,廃棄ロス削減サービスのrebakeを運営する合同会社クアッガ(本社:東京都墨田区、代表:斉藤優也)は、社会情勢により高騰をしている食料価格の事業への影響に関して、日本全国のパン屋さんに実態調査を行いました。
アンケートによる調査の結果、回答したすべてのパン屋さんで、2022年になり小麦や副材料の仕入れ価格が高騰しているという回答を得ました。
また、海外での有事の影響が叫ばれている小麦では、外国産のみならず国内産も同様の値上がり幅となっていました。
「値上げの影響を販売価格に反映しているか」との質問では56%が既に値上げ済みで、残りのすべての店舗も値上げの予定がある,または検討中という結果となりました。
今回の結果を受け、rebakeでは「利用者の方に向けて調査結果の開示」,「パン屋さんに向けた価格に関するサポート」を行うことで、フードロスを含めた日本の食料の状況について引き続き周知をしていきたいと考えています。
アンケートによる調査の結果、回答したすべてのパン屋さんで、2022年になり小麦や副材料の仕入れ価格が高騰しているという回答を得ました。
また、海外での有事の影響が叫ばれている小麦では、外国産のみならず国内産も同様の値上がり幅となっていました。
「値上げの影響を販売価格に反映しているか」との質問では56%が既に値上げ済みで、残りのすべての店舗も値上げの予定がある,または検討中という結果となりました。
今回の結果を受け、rebakeでは「利用者の方に向けて調査結果の開示」,「パン屋さんに向けた価格に関するサポート」を行うことで、フードロスを含めた日本の食料の状況について引き続き周知をしていきたいと考えています。
- 調査の概要
2022年になり、国際社会の変化を元とした物価の上昇が様々な食品で起こっています。
小麦を中心としたパンに使われる原料の多くは、国内の自給率が低い農産物を使用しており国際社会の変化に特に敏感な食品です。
価格高騰の影響をより多くの皆様へ食品の正しくお伝えすることによって、パン屋さんが持続的に事業を行うための適正価格で販売しやすい環境を作ることはもちろん、国内の食糧生産やパン文化の持続的な発展に寄与するため、今回の調査を行いました。(※2022年6月時点)
■ アンケートの結果のまとめ
・調査対象の全て(100%)のパン屋さんで、小麦の仕入れ値が上昇しました
・店頭では半分以上のパン屋さんが値上げした一方で、rebakeで値上げしたパン屋さんは6店舗に1店程度でした。
・今後も、約2店舗に1店以上のパン屋さんが原材料費全体で11%以上の価格高騰を予測。
- 調査の結果
高騰率は平均で11%で、5店舗に1店舗は20%以上の高騰となり、多くのパン屋さんに大きな影響があるようでした。
「小麦の仕入れ価格が昨年比でどの程度高騰しましたか」という質問に対して、11%以上と回答したパン屋さんは全体の52%でした。
主原料である小麦の製粉会社への販売価格は、国が決定をしているため、すべてのパン屋さんで一様に影響が出ているようでした。
■ 外国産の小麦だけではなく、国内産も同じように高騰していました。
”外国産”、”国内産”小麦それぞれで、高騰率が11%以上と回答したパン屋さんは55%と50%で、国産の小麦でも価格が上昇していることがわかりました。
また、小麦が31%以上の高騰と回答したパン屋さんは、国産小麦を使っている店舗のみとなりました。
国産小麦も生産の費用の高騰を受けているようです。
■ 副材料(フィリング,オイル,ナッツ,果菜類 等)も、半数以上の店舗で価格が11%以上高騰していました。
「副材料の仕入れ価格が昨年比でどの程度高騰しましたか」という質問に対して、11%以上と回答したパン屋さんは全体の52%でした。
小麦だけでなく、すべての原料が高騰しているようです。特に、レーズンやクルミを上げる声が多く聞かれました。
■ 店頭で値上げしたパン屋さんは半分以上の一方で、rebakeで値上げしたパン屋さんは約6店舗に1店にとどまりました。
「店頭とrebakeで値上げしましたか」という質問に対して、店頭で値上げしたパン屋さんは56%であったのに対し、rebakeで値上げしたパン屋さんは18%にとどまりました。
■ 2022年末にかけて約2店舗に1店で原材料費の全体で11%以上の価格高騰を予測しています。
「原材料費は2022年末にどれくらいの高騰になると見積もっていますか」という質問に対して、11%以上と答えたパン屋さんが全体の61%を占め、21%以上と答えたパン屋さんが27%を占めました。
■ その他コメント
その他、現状に対して下記のようなコメントが見られました。
・「ドライフルーツやナッツ、チーズを使ったパンは値上がりが厳しく、ラインナップからなくすことも検討している。」
・「単価を上げるのは難しいので、ハーフサイズのものを増やしていく予定」
・「値上げを検討しているが、また秋に原材料が値上がりすることを考えると現状の値上げ額を決めるのが非常に難しい」
- 今回の結果を受けて
パン屋さん、パンを食べる方の両方がより長期的な関係性を築けるように、引き続きサポートを続けていきます。
今回の結果を受けて、新規に「利用者の方に向けて調査結果の周知」、「パン屋さんに向けた価格の変更に関するサポート」、「ギフト等の付加価値の上がる販売方法のサポート」等を行っていきます
■調査方法
対象者:rebakeに登録中の日本全国のパン屋さん
調査期間:2022年6月26日〜6月29日
回答方法:インターネットによる任意回答
回答数:パン屋さん73軒
調査主体:合同会社クアッガ
- パンの通販,フードロス削減プラットフォームrebakeについて
収益の一部は食品ロスや環境の問題に取り組む団体に寄付をしています(参考URL:https://rebake.me/blogs/news/12)。
rebakeは、ロスになりそうなパンを販売することで国連の持続可能な開発目標(SDGs)の12.3に明記されている、”2030年までに食品廃棄物を半減させる”という目標の達成に取り組み、また、目標の13~15に明記されている陸や海の保全に関して、当該の問題に取り組む団体の支援やrebake上で様々な活動を行い取り組んでいきたいと考えています。
・URL:https://rebake.me/
・instagram:https://www.instagram.com/rebake_bread/
・twitter:https://twitter.com/rebake20002031
- 合同会社クアッガ社会が
・事業内容:パン廃棄の削減サービス「rebake(リベイク)」、グルテンフリーの定期便(https://rebake.me/subscriptions/gluten_free)、食に関するコンサルティング事業
・会社HP:https://quagga.life/
・FAX:03-6820-0941(FAX専用番号)
・MAIL:contact@quagga.life
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