LBMA Japan、『第3回 位置情報アワード2025』最終選考に進む優秀賞5事案を発表
2025年に実現した位置情報活用ビジネス5つの事例をノミネート。最優秀賞は12月15日に発表予定。
位置情報データを活用したマーケティングやサービス施策の促進を目的に活動する115社の企業連合である、一般社団法人LBMA Japan(東京都千代田区/代表理事:川島邦之)は、会員企業の実施した位置情報ビジネス・マーケティング・サービスを世に広めた、社会的なインパクトを与えた、など位置情報データを活用した取り組みの中でも特筆すべき取り組みを表彰し、市場成長・活性化につなげることを目的とし、またその栄誉を称えるため『第3回 位置情報アワード2025』を開催しております。
この度、会員企業の自薦・他薦を含め応募された企画の中から、LBMA Japan理事会にて優秀賞5事例を選出しましたので、ここに発表させて頂きます。また、5事例の中から、加盟企業間投票により、『最優秀賞』を12月15日(月)までに選出・発表させて頂く予定です。

最終ノミネート(優秀賞)事案
候補1:「商圏レポートAI」膨大なデータをAIが瞬時に読み解き、誰でも高度な商圏理解を実現
https://www.giken.co.jp/products/ai-generates-reports/
技研商事インターナショナル株式会社
株式会社データインサイト

「商圏レポートAI」は、専門家でなければ難しかった高度な商圏分析を、AIの力で誰でも簡単に行えるようにする機能です。技研商事インターナショナルの商圏分析GIS「MarketAnalyzer® 5」に搭載しています。加盟企業でAIに強いデータインサイト社との共創で開発しました。位置情報と連携した「リアルな商圏」を対象に、1,000項目に及ぶ多彩なデータを瞬時に解析。単なるデータのAI変換ではなく、分析のプロの知見(緻密な判定基準)を組み込んでいるため、ハルシネーション(嘘)のない、信頼性の高い分析結果を出力。チェーン企業の商圏理解と意思決定の民主化に貢献しています。
候補2:CITY INSIGHT 道路維持管理支援サービス
https://nightley.jp/archives/15661/
株式会社ナイトレイ

「CITY INSIGHT 道路維持管理支援サービス」は、乗用車・商用車・ドラレコ・アプリGPSデータなどの道路インフラの利用実態分析に有用な人流データ(車両走行データ)を分析することで、地方自治体の道路インフラ維持管理業務の効率化とDXを実現する新サービス(2025年5月〜)です。
LBMA Japan加盟企業を含む多くのデータパートナー企業との協業により実現している点も特徴です。
(例:本田技研工業、Agoop、日野コンピューターシステム、矢崎総業、東京海上HD、等)
・導入実績
東広島市様:https://bit.ly/4qzPFLN
候補3:MetCom×ブログウォッチャー 三次元人流ビッグデータで「高さ情報による階層分離」技術を実用化
https://metcom.jp/news/2025-09-16_1259/
MetCom株式会社
株式会社ブログウォッチャー

これまで平面上での可視化にとどまっていた人流データを、MetComとブログウォッチャーが連携し三次元化。スマートフォンの気圧センサーを用いた「階層分離」技術により、地下通路・デッキ・ビルの特定階など高さに属する動線を直接抽出。乗換判定や施設内動線分析など、都市・交通分野への応用が進んでいます。国交省実証にも採択され、社会実装が加速しています。
候補4:店舗への来店をよ~く見えるようにする「Shufoo!ビジトラ」
株式会社ONE COMPATH

「Shufoo!ビジトラ」は、従来の販促マーケティング市場において効果測定が困難だったチラシ施策の来店と効果を可視化する分析サービスです。
unerry社の協力のもと、電子チラシサービスShufoo!(シュフー)のユーザー位置情報から店舗来店を高精度に把握することが可能です。単純な来店という「点」の情報に「コンテンツ」「ユーザー属性」「頻度」「商圏」といった要素をかけわせることで位置情報データを多角的な価値へと拡張しました。
すでに約100企業に利用されており、販促マーケティング市場にデータドリブンなPDCAサイクルの定着を促すとともに、位置情報ビジネスの可能性を大きく広げました。
今後はさらにAIを活用し、販促活動の最適化や自動化に取り組んで参ります。
候補5:ドンキ歩行型サイネージ:位置情報データ×ポップカルチャーによる新たなインバウンド集客
https://www.unerry.co.jp/service/beaconbank-for-inbound/
株式会社unerry

ドンキ歩行型サイネージプロジェクトは、ドン・キホーテ、unerry、メーカーが協働したインバウンド集客施策です。
unerryの位置情報データに基づき、訪日客が多いエリア・ルートを特定。ドンキのキャラクターが多言語サイネージを背負って街を練り歩き、街中から売場まで一貫した集客導線を形成します。核となるのは、ポップカルチャー的演出と位置情報データに基づくサイエンスの融合です。サイネージのビーコンとunerryのAIで広告接触者の来店・購買を計測し、データに基づくPDCAを実現しました。
成果として、サイネージ接触者の来店率は向上し、特に中国の旅行者の来店率は非接触者の約3.2倍となりました。位置情報データ活用によりサイネージ広告の価値を高め、インバウンド市場の活性化にも貢献しました。
<一般社団法人LBMA Japan>概要
一般社団法人LBMA Japan(ロケーションビジネス&マーケティングアソシエーション)は、位置情報データを活用したビジネス・マーケティング・サービス施策を促進する非営利社団法人です。現在、日本国内で事業を展開する、115社が加盟しています。(2025年11月現在)
所在地:東京都千代田区神田和泉町1番地6-16ヤマトビル405
設立:2020年2月
代表理事:川島邦之
■主な活動
・位置情報を活用したマーケティング・サービスの推進
・位置情報活用のマーケティングの共通指標の策定
・カンファレンスの開催等、ロケーションベースドマーケティングの普及活動
・「デバイスロケーションデータ:共通ガイドライン」のアップデート・運用
・LP(Location Privacy)マーク、LPコンサルタント認定制度の運用
・位置情報データを活用した脱炭素の取り組み「Location-GXプロジェクト」の推進
※2025年10月にCEATEC2025にて開催された、ロケーションビジネス&マーケティングカンファレンス2025@CEATECの全登壇―12社によるセミナーもアーカイブを無料配信中です。
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