循環葬®︎「RETURN TO NATURE」を運営するat FOREST、プレシリーズAで2.5億円を調達
都市圏を中心に拠点を拡大、お墓の新しい選択肢をより多くの方へ
人と自然にやさしい循環葬®︎「RETURN TO NATURE」を監修するat FOREST株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:小池友紀、以下:at FOREST)は、プレシリーズAラウンドにてアニマルスピリッツ合同会社をリード投資家として2.5億円を調達いたしました。融資と合わせた累計調達額は3億900万円となります。
本調達を基点に、森を未来につなぐ会社として循環葬®︎「RETURN TO NATURE」の提供拠点を拡大し、at FORESTが掲げる「循環をスタンダードに、未来に豊かな森を残す」というミッションの実現を目指します。

at FORESTが監修する循環葬®︎「RETURN TO NATURE」では、何も残さずに、自然に還る埋葬サービスを提供しています。埋葬地に墓標すら残さないスタイルは、近年増加する墓じまい需要など、死や家族についての価値観の変化を追い風に支持を増やし、2025年8月には能勢妙見山(大阪)に続き第二拠点として真野寺(千葉)をオープンし、順調に契約数を伸ばしています。

少子高齢化、都市部への人口流出、核家族化、未婚化など、さまざまな背景から墓の継承問題が発生しており、今後は管理の行き届かない無縁墓が増加することが見込まれています。すでに公営墓地の管理費滞納発生率は55%(総務省 無縁墓実態調査 2023年)となっており、at FORESTが2025年に実施した調査では60代の5人に1人が自然葬に関心を持っており、遺骨を自然に還したいという希望を持っていることがわかっています。
また、循環葬®︎「RETURN TO NATURE」では森林資源学や土壌学の専門家をパートナーに迎え、科学的調査を行っています。こうした調査や専門家からのアドバイスをもとに拠点整備を進め、100年・200年先の未来を見据えた循環葬の森を育てています。
墓をめぐる需要に応えながら、未来に豊かな森を残すというミッションを実現するため、at FORESTでは本調達を実施しました。今後は調達した資金を活用し、at FORESTの価値観に共感いただけるパートナーとともに、循環葬®︎「RETURN TO NATURE」の提供拠点を増やし、豊かな森づくりに取り組んでいきます。


◾️at FOREST採用サイトについて
at FORESTでは未来に豊かな森を残すというミッションを共に推進する仲間を募集しており、採用サイトをオープンしました。様々なポジションで採用を強化しております。詳細はこちらをご確認ください。
◾️リード投資家からのコメント

アニマルスピリッツ
朝倉祐介さん
死を終わりではなく「自然へ還るプロセス」と捉え直す循環葬®の理念に強く共感しています。創業期から事業の誠実な推進を見守るなかで、共感者の広がりと社会的意義の大きさを確信し、今回の出資を決断しました。葬送の再設計は単なるビジネスではなく文化の創造であり、at FORESTが100年先の森と社会を育てる挑戦に大きな可能性を感じています。
以下、対談動画とnoteも公開していますのでぜひご覧ください。

『生と死を循環させる社会に向けて。アニマルスピリッツ朝倉祐介氏がVC視点で評価する循環葬の価値』
YouTube:https://youtu.be/vCrUHU-wEms
note::https://note.com/atforest/n/n2f0c35bef434
◾️投資家の皆さまからのコメント

Headline Asia
Partner 岡本彰彦さん Associate 西島伊佐武さん
夏には猛暑の日差しの下で、冬には冷たい水に手をかじかませながら墓石を磨く—その行為の尊さを知りつつも、時代に合った選択肢の少なさに違和感がありました。金銭的・精神的な負担や故人を供養する尊い場の影には"今までそうだったから"という理由で続く非合理的な部分が多くあると感じます。at FORESTの「循環葬 RETURN TO NATURE」は、自然に還るという新しい埋葬の形、より良い顧客体験を多くの人に提供し、旧態依然とした業界に大きな変革をもたらしています。ファウンダーのお2人の事業に対する思いや、お客様や寺院からの賛同を強く感じ、追加投資を決断しました。

池森ベンチャーサポート合同会社
事業統括責任者 山岸朝典さん
at FORESTの「循環葬」は、森の保全と人の生き方を結びつける画期的な取り組みであり、持続可能な社会の実現に資するだけでなく、人々に新しい選択肢を提示する文化的挑戦です。価値観が大きく変化する“風の時代”において、森を守りながら人々の暮らしに貢献するという独自のビジョンに強く共感し、そのビジョンを実現できる稀有なチームだと確信しています。

株式会社 DAISHIZEN
代表取締役社長 齊藤太一さん
at FORESTさんとのご縁は、南房総でランドスケープパートナーとしてご一緒させていただいたことから始まりました。私たちは、at FORESTの掲げる「RETURN TO NATURE」の思想に、同じく自然と向き合う仕事に携わる者として深く共感しております。「循環葬」という、人と自然が深く繋がる尊い循環の選択肢は、死への不安をやわらげ、母なる大地に抱かれるようなやさしさを与えてくれることでしょう。木々が時を重ねて根を張り、大きく枝葉を伸ばしていくように、at FORESTの事業も社会に確かに根づき、豊かに成長していくと信じています。

株式会社ちゅうぎんキャピタルパートナーズ
石元玲さん 中西佑梨さん
私たちの住んでいる岡山のような地方都市においても、無縁墓の増加や人口流出に伴う墓地管理問題は深刻になっています。at FORESTが展開する「循環葬」は、社会性と経済性を調和させながら、人にやさしく寄り添う、新しい概念でありサービスです。“終わり”に寄り添い、人と自然にやさしい埋葬のあり方を提案するその世界観に、私たちは深く共感しております。「循環葬」が普及し、一人ひとりが未来のために何ができるかを考えるきっかけになることを期待するとともに、この挑戦を心から応援します。

日比谷尚武さん
私は南房総の地を訪れ、森の空気、整備されつつある土地、原生林の佇まいに触れることで、「森に還る」という選択肢のリアリティを肌で感じました。起業家として、小池さん始めチームが“森”というテーマを常に胸に抱きながら、日々の実務と理念の間を真摯に往来している姿に強く共感します。また、新しい価値観を社会へ広げていくというスタンスは、既成概念を問い直す挑戦であり、私はこの種の文化的・社会的な挑戦には支援者としてぜひ伴走したいと思っています。at FORESTのこれからの歩みを心から応援します。

深津貴之さん
循環葬がつくるのは墓地ではなく“関係”だと捉えています。生前から親しめる森、そこに刻まれる記憶、そして次の世代へ続く手触りのある時間。生成AIやロボティクスなど技術が高度になるほど、地域の自然と共生するフィジカルな価値は増していきます。超高齢社会の日本で、「終い方」を“育み方”へ転じるこの挑戦に共感し、出資しました。森が人と家族、地域、環境を結ぶ優しい循環になるよう、共に実装していきます。

中村真広さん
日本の森の現状を身をもって体験する中で、手入れが行き届かず荒廃する森の姿に心を痛めてきました。経済的なメリットが乏しいため整備が進まず、担い手の高齢化や人口減少も重なり、日本の森は危機的な状況にあります。その現実をただ嘆くのではなく、新しい経済モデルを持ち込むことで森を再生し、さらに人生のエンディングをデザインし直すという発想を両立させた「循環葬」という仕組みは、本当に画期的だと感じます。何よりも、私自身がいずれこの世を去る時、森に還りたいと思うようになりました。個人のエンディングデザインと森の社会課題解決を掛け算するat FORESTの挑戦に、強い共感と大きな可能性を感じています。
◾️代表取締役CEO小池友紀のコメント
かつて日本では、山や木、風や水に生命を感じる、アニミズムとともに信心を持って生きる文化がありました。循環葬®︎は、そうした日本らしい自然観と祈りのあり方を、時代に合わせ再構築する試みでもあります。私たちは今回の調達を通して、循環葬をより多くの地域へと広げていくための基盤を整えます。長期的に森と関わる企業として、地に根を張りながら、自然回帰を願う方々の選択肢として確立していきます。
私たちの想いに共感し、共に歩んでくださる投資家の皆さまには心より感謝を申し上げます。個性豊かな投資家の皆さまですが、同じ未来を見ていると感じています。力強い投資家の皆さま、そして、我々at FORESTを応援してくださるフォレストメイト(ご契約者さま)の方々と共に、「未来世代に豊かな森を残す」取り組みを広げていきます。
◾️at FOREST株式会社について
循環葬®︎RETURN TO NATUREは、「森と生きる・森に還る・森をつくる」を合言葉に、墓標も何も残さず、土壌学の専門家監修のもとご遺骨を森林に埋葬するサービスです。放置林を再生させた森を拠点に、誰にでも訪れる〝死〟を森づくりにつなげ、豊かな自然を未来世代に遺す、お墓の新たな選択肢を提案しています。また、売上の一部を森林保全団体に寄付することで、循環葬®︎RETURN TO NATUREのメンバーが増えれば増えるほど、豊かな森が広がる仕組みをつくり、サポートしています。
名称:at FOREST株式会社
所在地:兵庫県神戸市中央区浪花町56 KiP内
代表者:小池友紀
設立:2022年5月
主要サービス:循環葬RETURN TO NATUREの監修・業務運営
公式サイト: https://returntonature.jp
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