“視聴質”の分析が可能となる『テレビ注視データ』の提供を開始
テレビコンテンツに対するエンゲージメントを数値化することで、より精度の高いメディアプランニングが可能に
クラウド型テレビCM出稿分析サービス「SMART」を運営する株式会社スイッチメディア(本社 : 東京都港区、代表取締役会長 福羽 泰紀、以下「スイッチメディア」)は、これまでご提供してきたテレビ視聴データに加え、「誰が、いつ、どのチャンネルを注視していたか」がわかる『テレビ注視データ』の提供を開始したことをお知らせいたします。
“視聴質”を考慮したメディアプランニング
スイッチメディアは、マーケティングの最適化に活用しやすいテレビ視聴データを2014年より提供し、高い評価を得てきました。このたび、従来のテレビ視聴データに加え、視聴者がテレビを注視していたのかまで分かる『テレビ注視データ』をご提供できるようになりました。
テレビの注視状況は、テレビコンテンツに対するいわばエンゲージメントを表す指標であり、これにより視聴者のボリュームだけではなく“視聴質”まで考慮したメディアプランニングが可能となります。メッセージの浸透が目的となることが多いタイム(提供)番組の評価や、CMや番組などクリエイティブそのものの評価といった定量評価が難しいケースでも、数値に基づいた判斷が可能となります。
3つの方式を組み合わせた信頼性の高いデータ取得方式
スイッチメディアが提供する『テレビ注視データ』は、「機械学習による顔認識」「リモコンログ」「音声マッチング」の3つの方式を組み合わせてデータを取得しています。3つの方式を組み合わせることで、より信頼性の高いデータの取得を実現しました。
注視含有率と注視率
『テレビ注視データ』には視聴者に占める注視者の割合を示す「注視含有率」と調査対象者に占める注視者の割合を示す「注視率」の2つの指標が含まれています。(※注視者とはテレビに向かって顔が正面を向いていると判定された人です)
劇場版『鬼滅の刃』無限列車編における注視状況
2021年9月25日にフジテレビ系列で放送された「土曜プレミアム・劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の『テレビ注視データ』について分析すると以下のグラフになります。「視聴率」が青の折れ線、「注視含有率(視聴者に占める注視者の割合)」が緑の折れ線で表されており、オレンジ色の網掛け部分がCMの放送タイミングとなります。
「注視含有率」は、「視聴率」に比べて動きが激しく、視聴者の集中度合いを上手く捉えられていることが確認できます。また、放送時間中の「注視含有率」は、点線で示された同時間帯の民放他局平均を大きく上回っており、視聴者を強く惹きつけているといえます。特に、本編終了後の「遊郭編」の告知タイミングでは「視聴率」は少し下がるものの「注視含有率」が高まり、続くテレビ版「無限列車編」告知タイミングでは、放送時間中で「注視含有率」が最も高い水準となっており、今後の展開に対する視聴者の期待の高さがうかがえます。
卓球 混合ダブルス 決勝 日本×中国戦における注視状況
2021年7月26日にフジテレビ系列で放送された東京2020オリンピック 卓球 混合ダブルス 決勝 日本×中国戦における「注視含有率」の推移は以下のようになっていました。
最終ゲームに入った22時13分頃から「注視含有率」が高まり、水谷・伊藤ペアの金メダルが決まろうとするタイミングに最も「注視含有率」が高くなりました。このように『テレビ注視データ』は、テレビコンテンツを分析する上で非常に強力なツールとなります。
※開発段階のデータであるため調査参加者の人数が限られており、注視含有率の変動はやや荒くなっています
提供データの概要
データ提供期間:2021年9月1日以降
調査サンプル:関東エリア 約900人
活用イメージ
・タイム(提供)番組の最適化
・クリエイティブの評価 など
サービス提供形態
納品形式:集計データ(Excel / CSV)、または、レポート(PDF)
※料金を含む詳しい条件についてはお問い合わせください
今後の展望
調査サンプルを拡大し、さまざまなターゲット設定に応えられるデータセットを早期に実現いたします。
以 上
■スイッチメディアについて
スイッチメディアは、国内最大規模のテレビ視聴パネル(※) から独自に収集したテレビ視聴データを保有していることを強みとし、クラウド型のCM出稿分析サービス「SMART」を提供するテレビCM領域のテクノロジー・カンパニーです。
独自の切り口によりターゲットをセグメントし、ほぼリアルタイムにテレビ視聴データを分析できる「SMART」を提供しています。
2020年6月には拡張機能としてタイムCMの番組組合せの最適化をWebプロダクト上で簡易に行うことができるタイムCMリーチオプティマイザー(TRO)をリリースいたしました。
今後もWebプロダクトの新機能や新データを拡充し、広告主企業様、広告会社様、放送局様にクラウド型のマーティング分析サービスとして提供していきます。
※テレビ視聴バネル規模: 関東エリア 2,000世帯・個人5,000人/関西エリア 2,000世帯・個人5,000人
※クラウド型CM出稿分析サービス「SMART」の詳細はこちら
https://www.switch-m.com/
■会社概要
会社名 株式会社スイッチメディア
代表者 代表取締役会長 福羽 泰紀、代表取締役社長 高山 俊治
所在地 東京都港区芝5-26-24 田町スクエア3F
URL https://www.switch-m.com/
■本件に関するお問い合わせ
株式会社スイッチメディア
press@switch-m.com
TEL:03-6441-2056
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