キャリア自律を「本人の意識」から「職場の構造」の問題へ┃組織開発プログラム『キャリアブリッジプログラム』を発表
上司とメンバー双方に働きかけ、導入後の運用・効果測定まで一体で設計。理論を学んで終わらない、現場で活かせる「問い」を持ち帰る組織開発プログラム
人的資本経営コンサルティング、キャリア対話型組織開発支援サービスに取り組む4designs株式会社(一般社団法人プロティアン・キャリア協会唯一の認定企業、東京都中央区、代表取締役社長CEO:有山徹、以下「当社」)は、組織開発プログラム『キャリアブリッジプログラム』の提供を発表します。
本プログラムは、キャリア自律の施策が現場で動かない要因を「本人の意識」だけに求めるのではなく、「職場の構造」に着目し、上司とメンバーが共通の問いを持ち、日常の対話につなげていくことを目指す組織開発プログラムです。
マネージャー向けとメンバー向けの2つのプログラムを用意し、研修当日で終わらせるのではなく、導入後の運用設計や効果測定までを一体で設計します。

提供背景
キャリア自律の施策を導入したものの、「研修をやっても現場が変わらない」「本人任せにすると動かない」というご相談が、当社が支援する大手企業のHR部門から継続的に寄せられています。当社はこの停滞を、次の3層の構造として診断しています。
第1層:前提が揺らいでいる
生成AIによる仕事のつくり方の変化、人口動態による労働市場の変化、働く人の価値観の変化が同時に進行し、「これまでの延長線上で成功する」という前提そのものが揺らいでいます。これまでの業務を通じて経験を積むOJTは重要な育成手法である一方、仕事そのものや求められる能力が変化する環境では、OJTだけでは対応しにくい場面も増えています。だからこそ、目の前の仕事をこなすだけでなく、「この仕事にはどんな価値があるのか」「より良くするにはどうすればよいか」と問い直す習慣を、日常の職場に組み込むことが重要になります。
第2層:キャリア自律が進まないのは、構造上の帰結でもある
多くの組織では、決められた業務を正確かつ効率的に遂行することが求められています。それ自体は合理的な選択の積み重ねであり、現場の怠慢によるものではありません。しかし、その結果として、日常のコミュニケーションが「いま決まっていることを正しくこなす」方向に偏り、新たな問いを立てたり、仕事の意味を捉え直したりする機会が生まれにくくなることがあります。
その結果、「言われたことを、言われた通りにこなす」状態が固定化すると、個人のキャリア形成の可能性だけでなく、組織における改善や新たな価値創出の機会も狭める可能性があります。
本プログラムでは、これを個人だけの問題ではなく、個人と組織がともに向き合う課題として捉えます。
第3層:「各自に考えさせる」だけでは、行動につながりにくい
制度や情報を整える、キャリアの選択肢を増やす、組織の方針としてキャリア自律の重要性を説明するという過程は、いずれも重要な施策です。
一方で、最終的な行動を本人の意識や意欲だけに委ねてしまうと、施策が現場に定着しない可能性があります。
必要なのは、「考えてください」と伝えることだけではなく、考え、対話し、行動するところまでの道筋を職場の中に設計することです。
『キャリアブリッジプログラム』概要
プログラムのゴール
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状態のゴール
率直に意見を言い合える土壌をつくり、それを組織の生産性向上につなげるとともに、社員が「この職場で成長できる」「ここで働き続けたい」と感じられる環境をつくること。個人の成長実感と組織の生産性を両立させながら、個人と組織が持続的に成長していくためのコミュニケーション文化を目指します。
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行動のゴール
上司とメンバーが共通の問いを持ち、日々の業務や会議の中で自然に問いかけ、対話している状態を目指します。研修終了後も、現場で問いかける・考える・対話するという習慣が継続することをゴールとします。
アプローチ方法

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問いを、個人の心構えではなく「仕組み」として置く
「もっと主体的に考えてほしい」という期待を個人に預けるのではなく、問いの設計と、それを定期的に投げかける仕組みを職場に実装します。
良い上司に出会った人だけが成長機会を得られる状態では、組織として再現性を持たせることはできません。
誰もが問いに向き合い、考え、対話できる環境をつくることを、本プログラムでは重視します。
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原因を「人」から「構造」へ
個人に原因を求める責任追及型のフィードバックでは、受け手が自己防衛的になり、改善に向けた対話が難しくなることがあります。一方で、課題の背景にある構造や仕事の進め方に目を向けることで、個人を責めるのではなく、「何を変えれば、より良くなるのか」という建設的な対話につなげることができます。
この共同作業そのものが、本人が職場や仕事を捉え直し、自ら改善を考えるキャリア自律の実践にもつながります。
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上司とメンバーが、同じ枠組みを持つ
上司だけが問いかけ方を学んでも、受け取る側が「詰問された」と感じれば、対話は続きません。
逆に、メンバーだけが考え方を学んでも、組織側に受け止める環境がなければ、「言っても変わらない」という状態につながります。
そのため、本プログラムではマネージャー向けとメンバー向けの双方にアプローチし、共通の枠組みを持つことを重視します。
双方が同じ考え方を共有することで、問いかけを「詰問」ではなく「協働のための対話」へと変えていきます。
問いを構成する3つの視点
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視点 |
問い直すもの |
職場における変化 |
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深化 |
いま提供している価値の本質 |
目の前の業務が意味づけ直され、顧客と市場への解像度が上がる |
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探索 |
他の実現手段・工夫できる余地 |
これまでのやり方へのとらわれが外れ、経験の掛け合わせが生まれる |
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再現性 |
繰り返し成功させるための仕組み |
属人化していた進め方が形式知に変わり、個人を責めずに改善できる |
※ 各視点の具体的な問いかけ、進行の設計、ワークの設問は、プログラム内で提供します
プログラムの特徴
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研修メニューの提示ではなく、構造診断から入る
「どの研修を入れるか」ではなく、「なぜその状態になっているのか」から設計します。
課題の見立てを企業と共有したうえで、組織の状況に応じて扱う論点やプログラム内容を設計します。
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マネージャーとメンバーを、同時に設計する
問いを投げかける側と、それを受け取り対話につなげる側の双方を対象とします。
リーダーシップをチームで分担する「シェアド・リーダーシップ」の考え方も取り入れ、ミドルマネジメントが一人で組織課題を背負わない環境づくりを目指します。
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現場で使える「問い」を持ち帰る
キャリア自律や組織開発に関する理論を学ぶだけでなく、参加者自身の立場や職場の状況に照らして考えることで、それぞれの現場で活かせる「問い」を持ち帰ります。研修後も、それぞれの現場で「問い」を活用し、実際の行動につなげられることを重視しています。
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研修当日で終わらせず、導入後の運用まで設計する
新しい会議体を増やすのではなく、1on1・朝会・定例会議など、既存のコミュニケーションの場に問いを組み込む運用を設計します。さらに、実施後の実践共有までを含めて伴走します。
「やりましょう」で終わらせず、どの場面で、誰が、どのような問いを投げかけるのかまで具体化することで、継続できる仕組みをつくります。
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効果測定の時間軸を、着手前に合意する
意識や行動の変化から、組織状態や経営指標への影響が表れるまでには、それぞれ異なる時間軸があります。そのため、着手前に測定する指標と時間軸を合意し、施策の進捗を段階的に確認します。
意識:施策直後の変化
行動:半年〜1年程度の変化
組織状態:年次サーベイ等による変化
経営指標:複数年での変化※サーベイには各社で利用されているツールに加え、4designs株式会社が開発・提供する「組織」「上司」「個人」それぞれのキャリア自律に関する指標を可視化できる、『キャリア開発診断』を活用します。
プログラム詳細

◆本プログラムに関するお問い合わせはこちら:info@4designs.co.jp
オプション:『キャリア開発診断』
プログラム本体はサーベイに依存しない設計ですが、継続的な運用を希望される企業には、従業員のキャリアコンディションを定点観測するツールをオプションで提供します。
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位置づけ:スコアで人を評価する道具ではなく、上司とメンバーが次の打ち手を考えるための材料
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測定要素:アイデンティティ(自己理解力)/アダプタビリティ(変化適応力)/エンゲージメント(関係構築力)/キャリア目標/キャリア資本/ウェルビーイング の6指標(法政大学 田中研之輔教授 監修「キャリア開発診断」)
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用途:組織全体の状態把握(誰を支援するか)/個々の状態把握(どう支援するか)/価値観の多様性の理解(なぜ支援するか)
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運用:年1〜2回の定点観測。施策前後のスコアから変化率と残課題を特定
キャリア開発診断の詳細はこちら:https://protean-career.or.jp/career-diagnosis/
開発者コメント
企業には人が成長するに必要な“天然資源”が山ほどあります。しかし、利益を追求することに最適化された組織の中では、どうしても人はタスク思考に陥り、目の前に転がる“天然資源”を生かそうと考えることが難しくなっていきます。私がキャリアインタビューを行った多くの方がこの「タスク思考」に陥り、組織に存在する機会を活かしづらくなっているという状況でした。
しかしながら、その多くは「本人の意欲が低い」というわけではありませんでした。実際に今ある環境の活かし方を伝えると、翌日からでも行動変容を開始する方々がほとんどです。

「もっと主体的に考えてほしい」と願う側と、「言われた通りにやっている」側が、同じ職場ですれ違っているのであれば、個人の心構えに期待するのをやめて、人の強さと同じくらい人の弱さと向き合い、現場のコミュニケーション文化を“外科的に変えていく”、「問いかけの仕組み化」が有効であると考えました。
大切にしたのは、上司だけに背負わせないことです。マネージャーが問いかけ方を学んでも、受け取る側が「詰問された」と感じれば続きません。本プログラムが組織と個人のすれ違いに橋をかけ、相互に成長してく鍵になることを願っています。
4designs株式会社 執行役員CGO / 一般社団法人プロティアン・キャリア協会 栗原 和也
◆認定パートナー:一般社団法人プロティアン・キャリア協会
正式名称:一般社団法人プロティアン・キャリア協会
所在地:東京都新宿区西新宿3-2-9新宿ワシントンホテルビル本館2F
事業概要:個人の主体的なキャリア開発と組織と個人のより良き関係創出の支援
代表理事:田中 研之輔(法政大学キャリアデザイン学部 教授)/有山 徹 (4designs株式会社 代表取締役CEO)
設立年月:2020年3月
協会WEBサイト:https://protean-career.or.jp/
メディア「Protean」:https://protean-career.or.jp/column/
Facebook:https://www.facebook.com/protean.fb
Linkdln:https://www.linkedin.com/company/72986319/admin/
お問い合わせ先:info@protean-career.or.jp
◆4designs株式会社概要
名称:4designs(フォーデザインズ)株式会社
所在地:東京都中央区日本橋茅場町2-12-10 PMO EX日本橋茅場町 H¹O日本橋茅場町 311
設立年月:2019年7月
代表取締役社長CEO:有山 徹
事業概要:経営コンサルティング、人的資本最大化に向けた組織開発支援、キャリア開発支援等
WEBサイト:https://4designs.co.jp/
サービス:プロティアン・キャリアドック https://protean-career.or.jp/company-seminar
採用募集中:https://4designs.co.jp/recrit/
導入実績:パナソニック インダストリー株式会社/住友商事株式会社/森永製菓株式会社/株式会社ポーラ/株式会社電通デジタル/出光興産株式会社/株式会社インテージ/株式会社エクサ 他200社以上
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