【JTB×byFood.com】訪日外国人観光客向けガストロノミーツーリズムの強化を目的とした食体験コンテンツの発売・配信を開始

～第一弾は「広島の食文化を体験するサイクリングツアー」、「福岡の日本伝統芸能と食体験」～

株式会社テーブルクロス

2024年7月1日 13時00分

株式会社テーブルクロス（本社：東京都渋谷区、代表取締役：城宝薫）は、株式会社JTB（本社：東京都品川区、代表取締役社長執行役員：山北栄二郎、以下「JTB」）と連携し、観光立国推進基本計画における観光政策「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」の実現に向けて、ガストロノミーツーリズムに資する新たなコンテンツの発売・配信を開始しましたのでお知らせいたします。

取組の背景

2023年以降、訪日外国人観光客がコロナ前の水準を上回る状況下において、観光地の一極集中やオーバーツーリズムが再度懸念されています。特定の人気地域への集中が地域経済や環境に負担をかける可能性があり、地方への誘客や滞在日数の増加、消費額拡大など、早急な対処が求められています。

当社では、訪日外国人観光客向け食特化・社会貢献型プラットフォーム「byFood.com」の運営を通じ、日本各地の食の資源にスポットを当て、ガストロノミーツーリズムを推理していくにあたり、プラットフォームのサービス向上と掲載店舗・商品数のさらなる拡充、日本各地の飲食・観光事業者とのつながりを強化しています。

2023年4月より全国ネットワークを活かした観光地域づくりのノウハウや実績を有しているJTBとの連携をスタート。両社が連携することにより、日本各地に眠る「食」と「歴史」を体験できる上質なコンテンツを提供するなど、新たなガストロノミーツーリズムを創出し、各都道府県が抱えている地域内の回遊性や消費額に関する課題の解決、新たな市場の開拓、さらに国策である「持続可能」「消費額拡大」「地方誘客」に繋げていきます。

取り組みの概要

JTB各支店が主体となり、地域の関係者とともにそれぞれの地域の特性を活かしたコンテンツの企画造成を実施。各地域の食文化にちなんだストーリーを訪日外国人観光客に知っていただくと同時に、訪問するだけでなく食文化・歴史などを体験する機会を提供しています。

当社では、開発したコンテンツの魅力をよりわかりやすく訴求するため、訪日外国人観光客旅行者目線のアドバイスを踏まえた動画を作成・配信を行うとともに、当社運営のグルメプラットフォーム「byFood.com」を通じて販売いたします。

コンテンツ内容

【広　島】

◆概　要

「お好み焼き」をもとに広島の歴史を紐解き、そのストーリーごと食体験化することで、広島で「もう１食」、「もう１泊」を促し、県内の回遊や体験消費を推進する。

◆コンテンツ内容

かつて広島市民球場だったひろしまゲートパークを出発点に、夕方から自転車で原爆ドームや広島城などを巡り、夜の広島で街の復興と食の文化のストーリーを知るガイドツアーに参加。ナイトタイムならではのロケーションと観光地から離れたディープな広島の街を巡り、その歴史に育まれた食文化を体験する。

◆販売サイト

https://www.byfood.com/experiences/hiroshima-peace-bicycle-tour-and-okonomiyaki-dinner-1051

【福　岡】

◆概　要

福岡の歴史や文化を紐解きストーリーを食体験化することで、地域の経済圏の拡大に貢献する。

◆コンテンツ内容

守り続けていきたい日本文化をストーリーに組み込み、ユネスコ無形文化遺産として登録された和食を中心に、旬の食材を使った福岡ならではの伝統的な食文化を楽しむ。三味線にあわせた日本舞踊や、茶道体験を和菓子と共に堪能でき、世代を超えた日本伝統を探求し、福岡の魅力的な文化を垣間みることができる。

◆販売サイト

https://www.byfood.com/experiences/kimono-stroll-with-lunch-and-tea-in-hakata-fukuoka-1041

今後の展望

当社では、今後もJTBと連携し、行政と連携した地域ならではの目線を取り入れたコンテンツ開発とガストロノミーツーリズムを推進いたします。

訪日外国人観光客の消費動向は物品の購入を楽しむ“モノ消費”から、旅先でさまざまな体験をする“コト消費”に移りつつあり、商品・サービスの高付加価値化が求められています。今回、両社の連携による訪日外国人向けの上質な飲食体験の提供を通じて、コロナ禍からの回復傾向にある業務用市場のさらなる活性化を目指すとともに、全国各地の魅力ある飲食店や文化を紹介し地方分散型観光を推進することで、持続可能な観光・地域活性化に貢献します。