DSM、世界中の家畜の栄養や健康の現状を変える新しい戦略的イニシアチブを開始

科学とイノベーションの力を活用したスマートなソリューションの提供で、畜水産業をサステナブルに

DSM株式会社

栄養、健康、持続可能な暮らしの分野で事業を展開するグローバル・サイエンス企業であるRoyal DSMは、世界中の家畜の栄養や健康の現状を変える、画期的な戦略的イニシアチブ We Make It Possible を開始します。
家畜・水産用の飼料と健康に関するリーディングカンパニーとして、畜水産業のサステナビリティに貢献​
世界人口の増加に伴い、動物性タンパク質の需要は、今後も増加し続けることが予想されています。地球の有限な天然資源に対して、動物性タンパク質の需要は、すでに大きな負担となっていますが、このまま需要が拡大し続ければ、長期的には、環境負荷がさらに高まり、食料供給システム(フードシステム)が、地球上で供給できる限界を大きく超えてしまうことになります。

増加する人口に、十分な動物性タンパク質を供給しつつ、畜産活動による環境負荷を軽減するためには、科学とイノベーションの力を活用したスマートなソリューションが必要です。今回、DSMアニマルニュートリション&ヘルスでは、このような課題に取り組むべく、画期的な戦略的イニシアチブWe Make It Possible(URL:https://www.dsm.com/wemakeitpossible/en_us/home.html)を開始しました。世界中の畜水産業に強力で実現可能な変革をリードすること、また人類に明るい未来をもたらすソリューションを提供すること、これが、We Make it Possible イニチアチブのミッションです。

DSMのアニマルニュートリション&ヘルス プレジデントのIvo Lansbergenは次のようにコメントしています。「DSMはpurpose-led and performance drivenを中期経営計画として掲げており、農業という産業は内側から変わっていくことができる、と考えています。一方、サステナビリティというと、これまでずっと他人事で、将来の世代に関する問題であるように受け止められてきました。しかし、今の段階で対処できない問題では決してないのです。DSMは、畜水産業をサステナブルにすることは、可能であると信じています。畜水産業に携わる人々には人間らしい生活を、そして世界中のあらゆる人々には十分な動物性タンパク質を提供しつつ、畜水産業による環境負荷を減らすこと、これが私たちに与えられた課題です。We Make It Possibleは、DSMにとって最も大切なお客様と消費者の皆様、そして地球環境に対して、具体的かつ現実的なソリューション提供を約束するものです。」

「サステナビリティは私たちのDNAです。私たちは、DSMの新しいビジョンについて、また未来の農業の姿やそこでDSMが果たすべき役割などについて、社内外を問わず幅広く行動したいと考えています。DSMは、動物性たんぱく質生産のバリューチェーンの一員であるというだけにとどまらず、DSMが変革をリードし、グローバルな対話の機会を設けたり、農業エコシステムに関わるステークホルダー同士を結びつけたり、将来を見据えて新しいアイデア、新たな農業との関わり方を生み出していきたいと考えています。今回の戦略的イニシアチブは、このようなDSMの決意の表れです。動くべきときは、今なのです。

今回のイニシアチブでは、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の2、3、12、13、14に準拠した6つのサステナビリティに関する注力分野を設定し、畜水産業が直面している主な課題に対処することを目指しています。

 
  •          畜産動物の生涯能力の改善
  •          畜産物(例:肉、牛乳、魚、卵)の品質改善とフードロス・廃棄の低減
  •          畜水産業からの排出量低減
  •          天然資源の有効活用
  •          海洋資源への依存低減
  •          耐性菌問題への取り組み支援​

DSMアニマルニュートリション&ヘルス バイスプレジデントのChristie Chavisは次のようにコメントしています。「DSMは、目的に沿った事業推進を基本に、長年にわたり、サステナビリティに関する事業に積極的に取り組んできました。サステナビリティは、あらゆる企業にとって喫緊の課題と言えるでしょう。今こそ一歩を踏み出し、企業活動のあらゆる面でサステナビリティを考慮に入れる時なのです。サステナビリティは、事業活動のあらゆる面で不可欠であるように、ビジネスの成功と直結しているのです。DSMはこれからも、人、地球、利益という3つの観点において、価値を創造していきます。」

DSMアニマルニュートリション&ヘルス サステナビリティ&ビジネス ソリューションズ バイスプレジデントのDavid Nickellは次のようにコメントしています。「DSMはこれまで、科学、イノベーション、サステナビリティにおいてリーダーシップを発揮してきました。それらを活かし、DSMは、畜水産業に大きな変革を生み出していきます。DSMは、地球を守るための役割をしっかりと果たし、今後も動物性タンパク質の安定供給を目指し、畜水産業に、手頃で、効果を測定できるソリューションを、提供し続けます。他の企業の皆さんも、ぜひこうした地球を守る取り組みを進めていただければと思います。」

今回の戦略的イニシアチブWe Make It Possibleを開始する前に、DSMは長年にもわたり、畜水産業が直面する課題に科学の力でソリューションを提供できるように、投資やイノベーションを積み重ねてきました。今回のイニシアチブは、新しい始まりではなく、サステナブルな未来の実現を目指すDSMの取り組みが、より一段と大きく加速したと言えるでしょう。

*国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」は、私たちがよりサステナブルな未来を実現するための目標です。リリース本文中で述べたゴールは、「2 飢餓をゼロに」、「3 すべての人に健康と福祉を」、「12 つくる責任、つかう責任」、「13 気候変動に具体的な対策を」、「14 海の豊かさを守ろう」 です。
(引用元:https://sdgs.un.org/goals)
 

 




DSM – Bright Science. Brighter Living.™

 

Royal DSMは、栄養、健康、持続可能な暮らしの分野において意欲的に事業を展開する目的主導型のグローバル企業です。DSMは、すべての人々の生活を豊かにすることを目指しています。ステークホルダーの皆様、すなわちお客様、社員、株主の皆様、そして社会全体に対して経済的、環境的、社会的価値を創出しつつ、自社の製品とソリューションを駆使し、世界で最も重大な課題の解決に取り組んでいます。DSMは、食品や栄養補助食品、飼料、パーソナルケアおよびアロマ、医療機器、環境に配慮した製品および用途、新たなモビリティとコネクティビティの分野においてイノベーティブなソリューションを提供します。DSMおよび関連会社の年間の純売上高はおよそ100億ユーロで、社員数は約2万3,000名です。1902年に設立されたDSMは、Euronext Amsterdamに上場しています。詳細はwww.dsmjapan.comをご覧ください。

 


* 本リリースは2020年8月25日に DSM 社から発表されたプレスリリース「DSM ignites new strategic initiative to transform global animal nutrition and health」(URL:https://www.dsm.com/corporate/news/news-archive/2020/2020-08-25-dsm-ignites-new-strategic-initiative-to-transform-global-animal-nutrition-and-health.html)を抄訳したものです。本リリースの正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。

将来予測に関する記述
本プレスリリースには、DSMの将来の(財務的な)実績と状況に関して、予測に関する記述が含まれている場合があります。当該記述は、DSMの現時点での予想、推計、予測、および当社にとって現時点で入手可能な情報に基づいています。当該説明には予測困難な特定のリスクと不確実性が含まれるため、多くの要因により実際の業績と状況が当該説明と大きく異なるものになる場合がある点につきご留意ください。DSMは、本プレスリリースに記載された将来予測に関する記述について、法律により義務付けられる場合を除き、最新情報を提供する義務を負いません。なお、英語版のプレスリリースが優先されます。

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会社概要

DSM株式会社

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URL
https://www.dsm.com/countrysites/japan/ja_JP/home.html
業種
製造業
本社所在地
東京都港区芝公園2-6-3 芝公園フロントタワー11階
電話番号
03-5472-1811
代表者名
丸山 和則
上場
未上場
資本金
-
設立
1990年05月