学んだ知識を使う仕事を一緒に具体化する「Creative Logic®」(2021年発表内容を改訂)
何を教えるかに加え、本人がどの仕事で使うかを確かめる。当時の共働型の教育提案を、説明・練習・実践がつながる内容へ整理しました。
2026年10月25日 更新|2021年10月6日の「Creative Logic®」発売発表をもとに、当時の開発・実践と現在の使い方を整えました。図解資料と公開先への案内は2026年10月25日時点の補足です。
「営業力を上げたい」「自分で考えられるようになってほしい」。願いはあるのに、何を学び、どの仕事で使うかがまだ定まらない。「Creative Logic®」で大切にしたのは、学ぶ人の漠然とした問題を一緒に具体化することでした。使う仕事が見えると、必要な説明、練習、職場で試す機会を考える材料が揃い始めます。
「Creative Logic®」は、現在もクライアントとの実践と検証を重ねながら、開発・提供を続けています。
受講者の仕事を見て、最初に経験する一歩をつくる
Creative Logic®は、クライアントの受講者が学んだ知識・技術を仕事でどう使っているかを見ながら開発しました。2021年10月6日の発表では、当社が関わった受講者の様子を、自分で問題に向き合い学ぶ人が「10%前後(多くても20%未満)」、知識や技術をそのまま記憶しようとする人が「80%前後」、記憶しようとしない人が「10%前後」と整理しています。知っていることが増えても、本人の仕事の問題を解くところまで進まない。その間をつなぐことが出発点でした。
まず、本人が仕事の状況を話しやすくなる問いや情報を用意し、その人に教えてもらいながら、一緒に問題や課題を具体化する。そして、本人が最初に経験する小さな一歩を選ぶ。動いて得た良い反応や変化を、次へ向かう手がかりにしていきます。当時の発表では、目先の手間だけでなく「6か月程度」の先を見据えた進め方として、25名までの集団にも実施できると案内しました。
説明・練習・実践をつなぐ、研究との接点
Parsons, Rollyson & Reid(2013)Teaching Practitioners to Conduct Behavioral Skills Training
Parsonsら(2013)は、対人支援の指導者10人に教え方を訓練し、模擬場面と通常の仕事で評価しました。訓練後は全員で教える技能が改善し、通常の仕事でも適切に使われました。説明・実演・練習・フィードバックを組み合わせる学習を考える参考になります。Creative Logic®で中心に置いた、まず本人の問題を共に発見する過程とは対象と方法が異なります。本人が使う一件が見えてきた後、必要な技能をどう練習し、仕事で使ったかを見る際に照合できる研究です。
学ぶ内容を、使う仕事から考える

図:本人の問題を共に発見し、具体化し、まず経験する一歩を選ぶ。(原発表の関わりを四つの場面に整理・改訂版資料2ページ)
教材を選ぶ前に、使う場面を具体化する
直近の一件で、何をしようとし、どこで迷い、相手はどう反応したかを聴きます。本人がうまく話せないときは、依頼されたメールや、作りかけの資料を一緒に見るところから始めます。
「何を相手に教えてもらうか」「話しやすくなる問いは何か」「どのように対話するか」。当時の問いは、教える内容を決める人自身が、学ぶ人の仕事と条件を知るための問いでもあります。
必要な説明と、実践の機会を揃える
具体的なやり方が必要なところは、説明と見本を用意します。本人が仕事の意味を考えるところは、比較や小さな実践の機会をつくります。知ること、試すこと、使った後を話すことを、その人の仕事でつなぎます。
次に試せる仕事、使える時間、任せる範囲、相談相手を整えます。学ぶ人数や形式も、題材の複雑さと、支援できる体制から選びます。
仕事の例:質問の研修を受けたが、使えない
たとえば、こんな場面です。受講者は顧客への質問例を覚えましたが、実際の面談では使っていません。講師は知識の定着不足と考えましたが、本人は顧客の工程を知らず、聞く場面を選べずにいました。
一つの面談を題材に、顧客の工程のどこを知ると提案を選べるかを一緒に見ます。必要な質問を練習し、面談する機会と相談先を用意します。面談で得た情報を持ち寄ることで、次に必要な学習も考えられます。
まだ曖昧なまま、近い研修例を眺めてみる
「研修を企画する実践室」では、OJT、会議、任せ方、AI活用など、近い仕事の場面から研修例を見られます。「どの仕事を、より善くしたいか」を選ぶところから、学ぶ内容と職場で試すことをつなぐ案を考えられます。
本人の問いが少し見えてきた後は、「気づいたことを、次の仕事の判断につなげる。」へ。必要な説明、資料、見本、相談先の中から、次の一件で何を用意するとよいかを具体例から考えられます。

関連する実践と公開資料
発表時の会社紹介
社名:リクエスト株式会社 URL:https://requestgroup.jp
代表者:代表取締役 甲畑智康
事業戦略を実現する人材の「できることを自発的に増やす」行動変容プログラムを「事業個別の行動と思考の習慣・人間関係・感情など現場のパフォーマンスに影響を与えるウェットな実情」を踏まえ、綺麗事を排し、個別に研究・開発・制作する ABAオペレーションズ研究センター とスマートクリエイティブマネジメント総合研究所 を構え、応用行動分析学(ABA)と芸術(Art)に基づいた 人材開発技術 smart creative management® を開発。 840社以上、社員30,000人のグローバル企業から年商3億円の地域密着型企業への提供実績を有しています。
日本行動分析学会会員。著書「教える技術 外国人と働く編(かんき出版)」「現場を上手にまとめる介護リーダーの8つの技術(中央法規出版)」
URL:https://requestgroup.jp/profile
【事業内容】:
需要創造型リーダーの開発®、習慣化プログラム開発、Nudge Product®、Manage Robot:芸術と応用行動分析学にもとづいた人材開発技術 “smart creative management®”を840社以上、社員30,000人の組織から年商5億円の企業へ開発提供の実績を有しています。
【研究機関】:
ABA(応用行動分析学)オペレーションズ研究センター
(ABA Operations Research®)
スマートクリエイティブマネジメント総合研究所
(smart creative management®)
公共行動研究室
(Behavior Based Public Policy)
【担当】:末光
e-mail: request@requestgroup.jp
問合フォーム: https://requestgroup.jp/request
現在の発行主体と公開方針(2026年10月23日追記)

リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の働く人のデータを基盤に、組織行動科学®の研究・教育開発を行っています。「成果につながる方法を、本人が使える仕事へ。」を軸に、仕事の問いから使える図解資料と実践の場を公開しています。

会社名:リクエスト株式会社
代表者:代表取締役 甲畑 智康(こうばた ともやす)
本社:東京都新宿区新宿3丁目4番8号 京王フレンテ新宿3丁目4F

本件に関するお問い合わせ
リクエスト株式会社
メール:request@requestgroup.jp
学ぶ人の問題の具体化、使う仕事から考える教育・研修の設計、資料の活用や取材についてご相談いただけます。

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