国内初、AI業績予測のゼノデータがニュースや開示資料の言語解析により、日銀短観や業界統計などの月次統計を日次で予測する「ゼノインデックス」を提供開始
〜統計の発表前にリアルタイムに業界景況感を把握可能、投資/経営判断をサポート〜
経済の未来をスコアで評価するSaaS型AIサービス「xenoBrain(ゼノブレイン)」を提供する株式会社xenodata lab.(本社:東京都渋谷区、代表取締役:関洋二郎、以下「ゼノデータ・ラボ」)は、この度、月次発表の業界統計値を日次で予測する独自の予測値「xenoIndex(ゼノインデックス)」の提供を開始いたします。
初回リリースとしては、日銀短観(大企業、先行き、製造業)、日本製 半導体製造装置(SEAJ速報値)、「景気の現状判断DI(季節調整値)」(全国、合計)を含む6指標についての日次予測値を提供開始し、今後、予測対象指標をユーザーの要望に沿い広げてまいります。また、4指標の予測値については期間限定で無料公開いたします。
初回リリースとしては、日銀短観(大企業、先行き、製造業)、日本製 半導体製造装置(SEAJ速報値)、「景気の現状判断DI(季節調整値)」(全国、合計)を含む6指標についての日次予測値を提供開始し、今後、予測対象指標をユーザーの要望に沿い広げてまいります。また、4指標の予測値については期間限定で無料公開いたします。
日銀短観や各種業界統計は、経済全体または各業界の景況感を判断する重要な指標として用いられておりますが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大により業界環境や経済の先行きが不透明な中、統計の数値が大きく変動する「変化点」をいち早く捉えることの重要性が一層増していると考えます。ゼノインデックスは、月次統計の数値を日次で予測する事で、統計発表前に「変化点」を捉えることを可能にする指標であり、これにより運用会社や証券会社における投資判断、事業会社の経営判断などxenoBrainユーザーの様々な判断シーンをサポートいたします。
■xenoIndex(ゼノインデックス)について
ゼノインデックスはニュースから学習された経済状況ベクトルを用いて、月次や四半期で発表される基準指標(例:日銀短観)の今日時点の数値を毎日予測する独自の指標です。
■xenoIndex(ゼノインデックス)の独自性
① 【経済状況ベクトル】(特許申請済)
ある日に公表された個々のニュースの特性(IEP※)を特徴量に変換させることができる独自技術です。
ニュースの特性を特徴量に変換することで、多種多様なニュースを任意の時間粒度でまとめることが出来ます。ゼノインデックスは上記の技術を用いて、月次や四半期で公表される指標を日々公表されるニュースデータを用いることで、日次の粒度で予測することが可能になりました。
※IEP:「半導体(Item)需要(Element)増加(Predicate)」のように、業界需要や素材価格などの経済トピックを各要素に分解したもの
② 【xenoBrainの業績要因データ】
ゼノデータ・ラボが提供する経済予測AIサービスxenoBrainは、1日5000本のニュースデータ、国内全上場企業の開示資料の解析により企業業績や業界需要、素材価格の将来を予測しており、その過程で蓄積された膨大な企業業績要因データとIEPデータをゼノインデックスが予測に活用しています。
③ 【信頼性の高い経済ニュースから指数を予測】
ゼノインデックスは、業界専門誌など信頼性の高い経済ニュースを用い、各業界に特化した情報抽出を行っています。
■xenoIndex(ゼノインデックス)のメリット
① 月次や四半期で発表される基準指標を日次で予測するため、毎日観測することでいち早く変化点を捉え、投資や経営判断に活かすことが可能です。
② 汎用性が高く、様々な指標を予測する事が可能です。
■xenoIndex(ゼノインデックス)の提供方法
・SaaS型AIサービス「xenoBrain」の1機能として、希望するユーザー向けに毎日その前日の予測数値をメールで配信いたします。
・以下のサイトにて期間限定で無料公開いたします。(無料公開版では日次指標の更新は週次程度となります。)
無料公開サイトURL:https://bit.ly/2VjoVlI
■提供する予測対象指標
・内閣府 「景気ウォッチャー調査」(景気の現状判断DI(季節調整値)(全国、合計))
・日本銀行 「短観(企業短期経済観測調査)」(大企業、先行き、製造業))
・経済産業省 「鉱工業生産指数(季節調整値)」(電子部品・デバイス工業)
・帝国データバンク 「TDB景気動向調査(全国)」(不動産)
・帝国データバンク 「TDB景気動向調査(全国)」(建設)
・日本半導体製造装置協会 「販売高速報値(3ヶ月平均)半導体」
※TDB景気動向調査とは・・株式会社帝国データバンクが国内景気の実態把握を目的として、景気判断や企業収益、設備投資意欲、雇用環境など企業活動全般に関する項目について全国2 万3 千社以上を対象に実施している月次統計調査であり、全国企業の景気判断を総合した指標である景気動向指数(景気 DI)を算出しています。
■予測数値の信頼性について
今回のリリースにあたり、2014年1月1日以降のニュースを用いて基準指標の学習を行った結果を用いて日次で過去指数を算出し、基準指標と高い相関があることを確認しております。基準指標の推移と予測値の推移の比較を一部記載いたします。
※基準指標出所:一般社団法人日本半導体製造装置協会「販売高速報値(3ヶ月平均)半導体」 https://www.seaj.or.jp/statistics/index.html
※基準指標出所:株式会社帝国データバンク「TDB景気動向調査」 https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/k200601.html
※①、②とも「予測期間から減少に転じる」という難しい局面を予測
《現時点における基準指標の予測状況》
・例1:日銀短観(大企業、先行き、製造業)
※基準指標出所:日本銀行「短観」 https://www.boj.or.jp/statistics/tk/index.htm/
解説
時点①:2020年2月3日以降、ゼノインデックスの下落幅が拡大
2020年4月1日に発表された2020年3月基準指標数値が大幅に下落
時点②:2020年4月以降、ゼノインデックスは底打ちし、若干の上昇傾向(変化点を予測)
基準指標の2020年4月数値は未発表
・例2:景気ウォッチャー現状判断DI(季節調整値・全体)
※基準指標出所:内閣府「景気ウォッチャー調査」 https://www5.cao.go.jp/keizai3/2020/0309watcher/menu.html
解説
時点①:2020年4月3日、ゼノインデックスが下落から上昇への転換
時点②:2020年6月8日に発表された2020年5月基準指標数値が上昇に転換
■今後の機能拡張について
今後ゼノインデックスは、ユーザーの要望に応じて対象となる指標を追加し、ユーザーが業務でベンチマークしている幅広い指標の予測を行い、経営意思決定、投資意思決定をサポートしてまいります。
■ゼノデータ・ラボの将来予測サービス「xenoBrain」概要
AIが経済ニュースや決算情報を自然言語処理技術で解析し、経済事象と経済事象の間の関連性を読み解く事で経済・企業の将来予測をリアルタイムで提供するSaaS型AIサービスです。今日起きたニュースから、次に起こる経済事象、将来的に影響を受ける企業をAIが瞬時に予測することで、金融機関の業務効率化、事業会社の経営意思決定のサポートを実現します。米国ダウ・ジョーンズ社や時事通信社といった大手メディア、帝国データバンクとの提携により信頼性の高い情報を収集・解析しています。
・提供開始(正式版):2019年6月
・URL: https://xenobrain.net/
■ゼノデータ・ラボの会社概要
会社名:株式会社xenodata lab.
所在地:〒150-0046 東京都渋谷区松濤1-28-6 VORT渋谷松濤レジデンス 1001
設立年月日:2016 年 2 月 12 日
代表者:代表取締役 関 洋二郎
資本金(準備金含む):760百万円
https://www.xenodata-lab.com/
■本リリースに関するお問い合わせ
株式会社xenodata lab.
広報担当 北口 万里子
Email:pr@xenodata-lab.com
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