日経転職版「新入社員への期待・活躍に関する調査」を実施。先輩社員からアドバイス

取り組むべき学習分野、能力以外で必要なもの、仕事でのNG行動、配属ガチャ、転職時期、応援メッセージなど

株式会社日経HR

 日経HR(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齋藤惠)は 2025 年3月中旬に、「新入社員への期待・活躍に関するアンケート」を実施し、583 人から回答を得ました。

 毎年4月には多くの新入社員が社会人としての一歩を踏み出します。社会人の先輩たちに、新入社員へのアドバイスや応援メッセージを聞きました。4月1日から社会人としての第一歩を踏み出す新入社員・職員の皆様、参考にしてください。

●先輩社員100人からの応援メッセージは「日経転職版」
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 新入社員の仕事ぶりについて聞いたところ、最も多かったのは「どちらとも言えない」(34.5%)でしたが、「非常に優秀」(6.5%)、「優秀」(18.9%)、「部分的に優秀」(27.3%)と合わせると52.7%と、仕事で一定の評価を与えている人が過半数になりました。

 「部分的に不満足」(5.8%)、「不満足」(4.8%)、「非常に不満足」(2.2%)の合計は12.8%でした。

 20代で取り組んだほうがいい学習分野については、最も多かったのは「論理的思考」(53.3%)でした。論理的思考が必要な理由について「若いうちに論理的思考の習慣を身に付けておかないと、独りよがりや行き当たりばったりの対応に陥るから」「論理的思考は、勉強すれば身に付けられる。身に付いているといないとでは、5年後、10年後のキャリアに差が出る」「論理的思考はマネジメントに不可欠。持っていないとリーダーとしての資質に欠ける」といった声が寄せられました。

 2番目が「コミュニケーション」(48.2%)。選んだ理由は「コミュニケーション能力が低くても許されるのは若いうちだけなので」「日本語で正確にコミュニケーションを取る能力が不足しているとしばしば感じるため」「(実体験から)コミュニケーション力があればどこの部署に行っても困ることはない」など。「会計・財務諸表」(24.7%)、「企画提案・問題解決」(23.2%)、「PCスキル(Word・Excel・PowerPoint等)」(21.8%)が続きました。

 仕事で直接必要になる能力以外で必要な資質については、「責任感」(45.5%)、「誠実さ」(41.2%)、「素直さ」(40.0%)がトップ3。

 責任感については「組織の一員として働くにあたり必要な資質」といった声が多く、誠実さについても「一度でも不誠実な面を見せてしまうと信用されなくなる」「周囲に認められるには最低限必要な素養」というように、組織や周囲との関係構築や円滑な仕事の遂行には欠かせないとする声が多くありました。

 素直さについては「新人のうちは、間違うことも知らないことも当然なので、間違ったこと、知らないことを素直に認めて正していくことが必要」「新入社員は経験がないので、(素直さの有無で)仕事の吸収力が違う」と、成長に欠かせないものだという意見が多く見られました。

 「新入社員が仕事をするうえで、これだけはやめたほうがいいと思う行動」について、最も多かったのは「分からないことを質問しない」(37.9%)。

 理由は「分からないことを放置してほしくないため」「新人のうちは分からないことだらけであり、それを聞かないのは言語道断」など。新人は分からなくて当然としながら、成長のためには質問することの必要性を説いていました。

 その一方、3番目には「自分で考えず、すぐに質問してくる」(23.7%)が入り、「自分でしっかりと考えることの重要性」を挙げるコメントが多く見られました。2番目には「新人の基本中の基本」として「報連相(報告・連絡・相談)ができない」(30.7%)がきました。

 「社会人としてやってはいけないと思うマナー違反」は、「挨拶ができない」(51.8%)、「嘘をつく」(49.4%)、「お詫びやお礼の言葉を言えない」(43.6%)、「時間にルーズ」(39.3%)、「休みの連絡がない」(21.8%)までが上位5つでした。

 社会人、人として必要なマナーとしたうえで、「できていない人が実際にいる」という声も。新入社員に限らず、社会人なら最低限守りたいマナーです。

 近年、新入社員の間で話題になる「配属ガチャ」(配属の希望が通るか分からないこと)や「上司ガチャ」(配属先の上司を選べないこと)についても聞きました。両者とも年代によって違いが出ました。

【配属ガチャ】

 配属ガチャについては、全体では「仕事の経験がないのだから様々な部署を経験したほうがいい」(52.7%)、「配属理由や今後のキャリアに関する説明を聞いたほうがいい」(42.9%)、「配属がうまくいかなくても、すぐに辞めないでほしい」(34.8%)の順。

年代別に「20ー30代」「40-50代」「60代以上」で比較すると、「20ー30代」が高いのは「配属に納得がいかないときは、気軽に相談してほしい」(20-30代=38.2%、40-50代=27.9%、60代以上=33.1%)、「希望の部署でなければ異動を申し出たほうがいい」(20-30代=23.7%、40-50代=12.0%、60代以上=14.2%)の2つ。

 40代以上が高かったのは「仕事の経験がないのだから様々な部署を経験したほうがいい」(20-30代=40.8%、40-50代=51.3%、60代以上=62.2%)、「そもそも配属ガチャという考え方に違和感がある」(20-30代=19.7%、40-50代=35.7%、60代以上=36.5%)でした。

 20-30代は希望通りの配属でない場合には行動することを促しており、40代以上は配属ガチャ希望通りではない配属でも前向きにとらえるよう促す傾向がありました。

【上司ガチャ】

 上司ガチャについては、全体では「様々な上司の下で働くことを経験したほうがいい」(46.3%)、「上司と仕事の進め方などについて話し合ったほうがいい」(39.3%)、「会社は上司の教育やマネジメント研修を強化すべきだ」(31.7%)が上位。

 年代別で見ると「20ー30代」が「40-50代」「60代以上」より高かったのは「会社は上司の教育やマネジメント研修を強化すべきだ」(20-30代=39.5%、40-50代=33.7%、60代以上=23.0%)、「上司と合わなければ転職を考えたほうがいい」(20-30代=21.1%、40-50代=10.3%、60代以上=5.4%)、「上司と合わなければ異動を申し出たほうがいい」(20-30代=30.3%、40-50代=22.3%、60代以上=16.2%)の3項目。

 反対に40代以上が高かったのは「仕事のやりやすさは、上司に関係なく自分次第で変えられる」(20-30代=19.7%、40-50代=27.9%、60代以上=37.8%)と「そもそも上司ガチャという考え方に違和感がある」(20-30代=10.5%、40-50代=24.5%、60代以上=28.4%)でした。

 配属ガチャ同様に、20-30代は転職や異動を勧め、40代以上は状況を受け入れることを勧めていました。

 「新卒で入社した会社ではどのくらい働いたほうがいいと思うか」も聞きました。最も多いのは「3年は働いたほうがいい」(44.1%)で、次に多かったのは「期間ではなく経験で考えるべき」(33.3%)でした。3年という期間については「最初の1年はとりあえずやってみる、2年目は良いやり方を考えてトライ&エラーをやってみる、3年目で見極められる」というように、3年あれば仕事を覚えたり、適性を見極められたりできるという意見が多くありました。

 また、3年ほどの社会人経験があれば「転職先を見極められる」「転職の負の連鎖に陥らない」「キャリアとして認められる」といった転職のアドバイスもありました。

 

 期間ではなく経験での転職の目安として最も多いのは「辞めたくなったらいつでもいい」(34.0%)で、続いて「最低限の仕事の仕方を覚えてから」(14.4%)、「仕事で成果を出してから」(13.9%)、「自分一人で仕事を回せるようになってから」(13.4%)がほぼ同数で並びました。

 その他の意見では「他にやりたいことが明確になった時」「現職でできること・やりたいことがかなえられる可能性が低いと感じた時」などがありました。

 「最後に先輩から新入社員に応援メッセージ」をいただきました。新入社員の皆さん、参考にしてください。

自分は何のために働くのかを考えながら働いてください(自動車・自動車部品・輸送用機器 20代)

「新入」社員と言われる最初の1年のうちに先輩からおごられ、助けられ、先に帰される特権を存分に使い切ってください。先輩方は内心みんな応援したがっています(電気・電子・半導体 20代)

どのような環境でも少なからず学びはあるので前向きに頑張ってほしい(生命保険 30代)

自分の人生なので、自分の思うように過ごしてほしい。子供ができたら自分の時間はなくなる。ただダラダラと過ごすのではなく、目標となる先輩を見つけて、追い越す気持ちで仕事、自己啓発、趣味に思いっきり時間を使ってほしい(公社、官公庁、独立行政法人 30代)

私もずっと悩んでばかりですが、とりあえずは目の前の仕事、とりあえずは一日、乗り切っていけるよう、共に頑張りましょう(コンサルティング・会計・法律関連 30代)

やっていることが無駄だと思わずにやってみる。しばらく頑張ってからでも転職は遅くない。ただし、メンタルを崩しそうになったら休んだり転職したりするのは仕方ない(ゲーム 40代)

「分からないこと知らないことを何とかやっていくことが仕事である」と理解して仕事に対応していけるようになると、どこでも重宝される人になれます。自分の人生を自力で切り開いていけるようにもなります(電気・電子・半導体 40代)

先輩、後輩という概念を持ち込んでいるザ・昭和の日本の職場は、ろくなものではないです。己の可能性に賭けて、起業する道を選択するのが君たちの時代の特権です!(放送・新聞・出版・映像・音響 50代)

順調な時も不調な時も、良いことも悪いことも、経験したことは全て自分の拠り所(判断基準)になります。たとえ失敗と言われることが起きても目的を見失うことなく突き進む、そのような姿勢で一緒に仕事ができることを楽しみにしています(IT・ソフトウェア・インターネット 50代)

体力のある時に、たくさん経験を積んで、それを生かして効率的な仕事をして、充実した私生活を過ごしてほしいです。尊敬できる人、興味深い人にどんどん接点を作って自分の経験に置き換えてほしいです(コンピューター・周辺・OA機器 50代)

自分が日本を牽引するくらいの心意気を持って働いてほしい(IT・ソフトウェア・インターネット 60代)

思い通りに進むことばかりではないが、長い人生、無駄なことはほとんどないので、今は何かを学んでいる時と割り切って目の前の課題に取り組んでもらいたい(小売(百貨店・スーパー・CVS・ホームセンター) 60代)


<調査概要> 
 ◎調査対象:「日経転職版」登録会員

 ◎調査期間:2025年3月11 ~21日

 ◎調査方法:日経転職版の登録会員を対象にアンケートをメールで依頼しWEBサイトで回答

 ◎回答者数 :583人(20-30代 76人、40-50代 359人、60代以上 148人)

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会社概要

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業種
サービス業
本社所在地
千代田区神田鍛冶町3-6-3 神田三菱ビル
電話番号
03-6812-7300
代表者名
齋藤 惠
上場
未上場
資本金
7000万円
設立
1979年03月