【岡山大学】環境理工学部「蛍プロジェクト」の一環で、学内ビオトープ池に蛍の幼虫を放流しました

国立大学法人岡山大学

2021(令和3)年 4月 5日
国立大学法人岡山大学
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◆概 要
  国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の環境理工学部は2021年3月31日、本学津島キャンパス(岡山市北区)にある学内水循環施設(ビオトープ池:誕生池)に、蛍の幼虫の放流を行いました。

 このイベントは、2014年から同学部が行う「学内水循環施設を活用した蛍の生息地創成プロジェクト(通称:蛍プロジェクト)」の一環で、幼虫の放流は2016年から毎年行ってきました。蛍は水・緑・土等の自然環境が評価できる「指標生物」です。蛍の生息地をキャンパス内に整備し、サステイナブルな生息地の維持管理に向けて、学生たちが自ら実験や実証を試行錯誤しながら継続しており、環境理工学部が推進してきたESD(持続可能な開発のための教育)に貢献する活動でもあります。

 この日ビオトープ池で、難波徳郎環境理工学部長や蛍プロジェクトメンバーの学生らが見守る中、槇野博史学長が蛍水路へ蛍の幼虫約20匹を放流しました。順調に生育すれば、5月頃に蛍がビオトープ池を飛翔する姿を見ることができます。

 本活動により、2019年には20~30頭の飛翔が確認されました。現在も更なる定着に向け、学生達と環境整備を進めつつ、幼虫を飼養して放流を継続しています。
 

槇野学長による放流の様子槇野学長による放流の様子

槇野学長(前列右から4人目)・難波学部長(左端)・ほたる祭り実行委員会のメンバー槇野学長(前列右から4人目)・難波学部長(左端)・ほたる祭り実行委員会のメンバー


 ビオトープ池は同学部が2008年11月に造成し、専門教育科目「実践型水辺環境学及び演習」にて活用しています。蛍プロジェクトは、受講生と学内外の教職員がコアとなって企画・推進しており、2017年からはプロジェクトの一環で「ほたる祭り」を開催しています。これは学生達が企画した学習・体験イベントで、小学生を中心とした多くの市民の皆様に参加いただいており、地域社会への貢献にもつなげています。

 近い将来に大学構内に蛍が定着して乱舞することが、プロジェクトに関わった学生たちや教職員すべての願いです。同学部は今年度より工学部と統合・再編しており、2年次以上の環境理工学部生に加え、今後は新生「工学部」や他学部の学生も参加してもらい、蛍プロジェクトは継続していく予定です。
 

学内水循環施設(ビオトープ池:誕生池)(岡山大学津島キャンパス)学内水循環施設(ビオトープ池:誕生池)(岡山大学津島キャンパス)

 
  • 本年度の「ほたる祭り」の日程が決まればお知らせいたしますので、今後も学内水循環施設と蛍プロジェクトへのご支援をよろしくお願いします。


◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院環境生命科学学域(農) 助教 中嶋佳貴
 TEL:086-251-8871

 岡山大学メディア「OTD」:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

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岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟
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086-252-1111
代表者名
那須保友
上場
未上場
資本金
-
設立
1949年05月