【後編:転職活動をしたが今の会社に残った人の比較調査】『ハイパフォーマー社員』が転職を思いとどまった理由は「昇給の機会」が最多 透明性の高い評価制度と傾聴力がカギに
〜転職したい社員へ人事ができることとは?〜
「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループの中途採用サービス『ミイダス』を運営するミイダス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:後藤 喜悦)は、直近3年以内に転職活動をするも現在の会社にとどまった会社員215人(ハイパフォーマー社員109人、一般社員106人)を対象に、【後編:転職活動をしたが今の会社に残った人の比較調査】を実施しましたので、お知らせいたします。本調査では、ハイパフォーマー社員※と一般社員の転職における行動を比較し、「転職を思いとどまった理由」や「会社とのミスマッチが減らせる機会」を可視化しています。
【前編:転職活動をして実際に転職した人の比較調査】はこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000099622.html
調査サマリー
・TOPIC01 転職を思いとどまった理由、第1位「昇給の機会が提供されたため」
(ハイパフォーマー社員:26.6%、一般社員:16.0%)
・TOPIC02 ハイパフォーマー社員の84.3%が、「会社に対する考えや自信の悩みを伝える機会や制度があることで、転職を思いとどまった」と回答、一般社員より19.3ポイント高い結果に
・TOPIC03 会社とのミスマッチが減らせる機会、ハイパフォーマー社員・一般社員ともに、「透明性の高い評価制度の導入」が最多
▼本調査のレポートダウンロードはこちら
https://corp.miidas.jp/documents/rr_10?type=docs
調査概要
調査名称:【後編:転職活動をしたが今の会社に残った人】ハイパフォーマー社員と一般社員の転職に対する実態比較調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年6月28日〜同年7月1日
有効回答:直近3年以内に転職活動をするも現在の会社にとどまった、ハイパフォーマー社員109名と一般社員106名、合計215名
※ハイパフォーマーの定義:転職前の会社に所属している際に、上位10%以上の成果をあげていたり、トップセールスやMVP、社内賞受賞などの経験があること
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「ミイダス株式会社」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
転職を考え始めたきっかけ、ハイパフォーマー社員は「成長やキャリアアップの機会が限られていた」、一般社員は「給与が低かった」が最多
「Q1.あなたが、転職活動を開始する前の、転職を考え始めたきっかけを教えてください。(複数回答)」と質問したところ、ハイパフォーマー社員(n=109)は「成長やキャリアアップの機会が限られていた」が41.3%、一般社員(n=106)は「給与が低かった」が54.7%という回答になりました。ハイパフォーマー社員は前編:転職経験者のハイパフォーマーと同じ結果となりました。
転職活動を開始した理由、ハイパフォーマー社員は「仕事の内容を変えたかった」、一般社員は「給与を上げたかった」の声多数
「Q2.転職活動を実際に開始した理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、ハイパフォーマー社員(n=109)は「仕事の内容を変えたかった」が44.0%、一般社員(n=106)は「給与を上げたかった」が54.7%という回答になりました。
仕事への取り組み方の変化、転職を考え始めてから、転職活動を開始するまでに「仕事に対するモチベーションが下がった」という実態
「Q3.それぞれの時期で、仕事への取り組み方に変化はありましたか。(マトリクス形式)」と質問したところ、ハイパフォーマー社員(n=109)は「転職を考え始めてから、転職活動を開始するまで」では「仕事に対するモチベーションが下がった」が35.8%、一般社員(n=106)は「転職を考え始めてから、転職活動を開始するまで」では「仕事に対するモチベーションが下がった」が27.4%などという回答になりました。
<TOP3:ハイパフォーマー社員(n=109)>
転職を考え始めてから、転職活動を開始するまで
・仕事に対するモチベーションが下がった:35.8%
・周囲とのコミュニケーションを減らした:22.9%
・今までやっていた周囲への気遣いをやめた:22.0%
転職活動を開始してから、内定をもらうまで
・仕事に対するモチベーションが下がった:23.9%
・特に変えなかった:20.2%
・残業時間を減らした:19.3%
内定が出てから、会社に転職を伝えるまで
・残業時間を減らした:14.7%
・特に変えなかった:14.7%
・仕事に対するモチベーションが下がった:13.8%
・今までやっていた周囲への気遣いをやめた:13.8%
・仕事のクオリティを下げた(ある程度で終わらせるようにした):13.8%
<TOP3:一般社員(n=106)>
転職を考え始めてから、転職活動を開始するまで
・特に変えなかった:35.8%
・仕事に対するモチベーションが下がった:27.4%
・今までやっていた周囲への気遣いをやめた:16.0%
転職活動を開始してから、内定をもらうまで
・特に変えなかった:34.9%
・仕事に対するモチベーションが下がった:14.2%
・残業時間を減らした:10.4%
内定が出てから、会社に転職を伝えるまで
・特に変えなかった:31.1%
・仕事に対するモチベーションが下がった:12.3%
・新しい仕事を避けるようになった:10.4%
・残業時間を減らした:10.4%
転職活動を開始するまでにかかった期間、ハイパフォーマー社員・一般社員ともに「1ヶ月~3ヶ月未満」が最多
「Q4.それぞれの項目に対し、かかった期間を教えてください。(マトリクス形式)」と質問したところ、ハイパフォーマー社員(n=109)は「転職を考え始めてから、転職活動を開始するまで」では「1ヶ月~3ヶ月未満」が34.9%、一般社員(n=106)は「転職を考え始めてから、転職活動を開始するまで」では「1ヶ月~3ヶ月未満」が33.0%などという回答になりました。
<ハイパフォーマー社員(n=109)>
転職を考え始めてから、転職活動を開始するまで
・1ヶ月未満:19.3%
・1ヶ月~3ヶ月未満:34.9%
・3ヶ月~6ヶ月未満:27.5%
・6ヶ月~1年未満:10.1%
・1年以上:3.7%
・この時期は当てはまらない:3.7%
・わからない/答えられない:0.9%
転職活動を開始してから、内定をもらうまで
・1ヶ月未満:6.4%
・1ヶ月~3ヶ月未満:27.5%
・3ヶ月~6ヶ月未満:31.2%
・6ヶ月~1年未満:18.3%
・1年以上:4.6%
・この時期は当てはまらない:11.0%
・わからない/答えられない:0.9%
内定が出てから、会社に転職を伝えるまで
・1ヶ月未満:11.0%
・1ヶ月~3ヶ月未満:29.4%
・3ヶ月~6ヶ月未満:15.6%
・6ヶ月~1年未満:6.4%
・1年以上:5.5%
・この時期は当てはまらない:30.3%
・わからない/答えられない:1.8%
<一般社員(n=106)>
転職を考え始めてから、転職活動を開始するまで
・1ヶ月未満:20.8%
・1ヶ月~3ヶ月未満:33.0%
・3ヶ月~6ヶ月未満:18.9%
・6ヶ月~1年未満:12.3%
・1年以上:5.7%
・この時期は当てはまらない:1.9%
・わからない/答えられない:7.5%
転職活動を開始してから、内定をもらうまで
・1ヶ月未満:8.5%
・1ヶ月~3ヶ月未満:26.4%
・3ヶ月~6ヶ月未満:19.8%
・6ヶ月~1年未満:7.5%
・1年以上:6.6%
・この時期は当てはまらない:22.6%
・わからない/答えられない:8.5%
内定が出てから、会社に転職を伝えるまで
・1ヶ月未満:23.6%
・1ヶ月~3ヶ月未満:20.8%
・3ヶ月~6ヶ月未満:8.5%
・6ヶ月~1年未満:5.7%
・1年以上:0.9%
・この時期は当てはまらない:33.0%
・わからない/答えられない:7.5%
転職を思いとどまった理由、第1位「昇給の機会が提供されたため」
「Q5.あなたが、転職活動を実施(もしくは検討)するも、思いとどまった理由を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、ハイパフォーマー社員(n=109)は「昇給の機会が提供されたため」が26.6%、一般社員(n=106)は「昇給の機会が提供されたため」が16.0%という回答になりました。
ハイパフォーマー社員は「家族の反対」、一般社員は「転職回数を増やしたくなかったから」などの理由も
Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、転職を検討するも、思いとどまった理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」と質問したところ、ハイパフォーマー社員(n=102)は「家族の反対」、一般社員(n=75)は「転職回数を増やしたくなかったから」などの回答を得ることができました。
<ハイパフォーマー社員(n=102):自由回答・一部抜粋>
・46歳:家族の反対。
・40歳:介護など、生活に大きな変化があった。
・47歳:企業年金をもらいたいから。
・33歳:両立できる様な環境を作ってもらえたため。
・42歳:周りの人間関係・つきあいを断ち切れなかった。
<一般社員(n=75):自由回答・一部抜粋>
・46歳:内定がなかなか取れず転職活動に疲れた。
・40歳:現在の職場よりいいと思える転職先がなかった。
・34歳:今より良い環境となる保証がなかったから。
・42歳:転職回数を増やしたくなかったから。
・35歳:メンバーから引き留めを受けたため。
ハイパフォーマー社員の64.2%が、「会社に対する考えや自身の悩みなどを伝える機会・社内制度がある」と回答、一般社員より26.5ポイント高い結果に
「Q7.あなたのお勤め先では、会社に対する考えや自身の悩みを伝える機会や社内制度は設けられていますか。」と質問したところ、ハイパフォーマー社員(n=109)は「とてもある」「ややある」の合計が64.2%、一般社員(n=106)は「とてもある」「ややある」の合計が37.7%という回答になりました。
ハイパフォーマー社員の84.3%、一般社員の65.0%から、「会社に対する考えや自身の悩みを伝える機会や制度があることで、転職を思いとどまった」の声
Q7で「とてもある」「ややある」と回答した方に、「Q8.Q7のように、会社に対する考えや自身の悩みを伝える機会や制度があることで、転職を思いとどまりましたか。」と質問したところ、ハイパフォーマー社員(n=70)は「非常にそう」「ややそう思う」の合計が84.3%、一般社員(n=40)は「非常にそう」「ややそう思う」の合計が65.0%という回答になりました。前編の転職経験者と比較すると、この割合はいずれも40ポイント前後も高く、転職を思いとどまった人の職場では伝える機会や制度があるだけでなく、それが活用されていると言えそうです。
会社に対する本音を言いやすい制度、ハイパフォーマー社員・一般社員ともに「1on1ミーティング」が最多
「Q9.転職前や後に限らず、会社に対する本音や気持ちについて、「こういう時が本音を言いやすい」という場や機会、制度はありますか。(複数回答)」と質問したところ、ハイパフォーマー社員(n=109)は「1on1ミーティング」が37.6%、一般社員(n=106)は「1on1ミーティング」「特にない」が35.8%という回答になりました。
※従業員への調査の例:アンケート調査、エンゲージメントサーベイ、組織サーベイなど
会社と自身の考えのミスマッチが減らせる機会、ハイパフォーマー社員・一般社員ともに、「透明性の高い評価制度の導入」が最多
「Q10.あなたは、どのような機会があれば、会社と自身の考えのミスマッチが減らせると思いますか。(複数回答)」と質問したところ、ハイパフォーマー社員(n=109)は「透明性の高い評価制度の導入」が45.9%、一般社員(n=106)は「透明性の高い評価制度の導入」が40.6%という回答になりました。また、「組織サーベイの導入や活用」は前編調査と同様、ハイパフォーマー社員の支持は一般社員の約2倍と高く、客観的に意見を言える機会や制度が求められる結果となりました。
まとめ
転職を考え始めたきっかけに関して、ハイパフォーマー社員は「成長やキャリアアップの機会が限られていた」(41.3%)、一般社員は「給与が低かった」(54.7%)が最多となり、前編調査と同様にハイパフォーマー社員がよりキャリアアップの機会を求めていることが明らかになりました。
また、転職を思いとどまった理由では、第1位「昇給の機会が提供されたため」(ハイパフォーマー社員:26.6%、一般社員:16.0%)の結果が出ており、前編調査の転職先を決めた一番の理由の(第一位:給与が高い)からも、転職に踏み出す/現職に留まる要因として「給与の高さ」が大きく関係していることが分かります。さらに、転職を思いとどまった人で、「勤務先には、会社に対する考えや自身の悩みなどを伝える機会・社内制度がある」と回答した人のうち、ハイパフォーマー社員の84.3%、一般社員の65.0%が「会社に対する考えや自身の悩みを伝える機会や制度があることで、転職を思いとどまった」と回答しています。これは前編調査の転職経験者と比較するといずれも40ポイント前後高い結果となっており、社員が転職を思いとどまるためには、「自身の悩みを伝える機会や制度を用意するだけでなく、活用できていることが重要」だといえます。最後に、会社と自身の考えのミスマッチが減らせる機会については、ハイパフォーマー社員・一般社員ともに、「透明性の高い評価制度の導入」が最多となりました。「組織サーベイの導入や活用」は前編調査と同様の傾向で、ハイパフォーマー社員の支持は42.2%で一般社員の約2倍と高く、客観的に意見を言える機会や制度が求められる結果となりました。
今回の調査では、ハイパフォーマー社員と一般社員が転職を考えたきっかけ、転職を思いとどまった要因が明らかになりました。また、転職経験者と転職を思いとどまった人の共通点、転職経験の有無に関係なくハイパフォーマーの共通点も明らかになりました。転職を思いとどまった人の職場では「意見を言う機会や制度があるだけでなく、その制度を十分に活用している」といえますし、ハイパフォーマーが転職を考えるきっかけは「成長やキャリアアップ」という結果になりました。企業は社員のはたらきがいやコンディションを把握できるエンゲージメントサーベイや組織サーベイを活用し、社員一人ひとりと向き合う環境を整えることが、組織課題の解決の鍵となるでしょう。
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ミイダス株式会社について
ミイダス株式会社は、パーソルグループ全体のHR領域におけるイノベーション推進を牽引し、より一層の企業の人材ニーズに対する貢献を目的として、2019年4月に発足しました。 ミイダス株式会社が運営するアセスメントリクルーティングプラットフォーム『ミイダス』は、2015年7月よりサービス提供を開始しています。
2019年の日本の人事部HRアワード2019「プロフェッショナル 人材採用・雇用部門」最優秀賞を受賞したことを皮切りに、2023年には第8回 HRテクノロジー大賞「人事システムサービス部門」優秀賞を受賞。2024年には「ITreview Grid Award 2024 Spring」にて、3部門(ダイレクトリクルーティングサービス、適性検査サービス、エンゲージメントサーベイツール)で5期連続で最高位の「Leader」を受賞、「ITreview Best Software in Japan 2024」TOP50に選出されるなど多くの受賞実績があります。
HRアワード2019:https://hr-award.jp/2019/prize.php
第8回 HRテクノロジー大賞:https://hr-souken.jp/hrtech_award2023/
ITreview Grid Award 2024 Spring:https://www.itreview.jp/award/2024_spring.html
ITreview Best Software in Japan 2024:https://www.itreview.jp/best-software/2024
【会社概要】
会社名 :ミイダス株式会社
設立 :2019年4月1日
代表取締役:後藤 喜悦
所在地 :〒107-0062 東京都港区南青山1-15-5 パーソル南青山ビル6F
事業内容 :転職支援・採用支援サービス『ミイダス』の企画、開発、および運営
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