NPO法人千葉大学環境ISO学生委員会が、第25回地球環境大賞の文部科学大臣賞を受賞!~理事長も役員もすべて学生が担う環境NPO~

国立大学法人千葉大学

NPO法人千葉大学環境ISO学生委員会は、温暖化の防止や環境保全活動に積極的に取り組む企業や団体を表彰する「第25回地球環境大賞」において「文部科学大臣賞」を受賞しました。授賞式は4月18日に東京・明治記念館で行われます。
  • NPO法人千葉大学環境ISO学生委員会とは

 千葉大学は2004年度にISO14001を取得、2013年度にISO50001を取得し、環境への取り組みを積極的に行っています。その中心を担っているのが2003年に創設された環境ISO学生委員会であり、学生主体で大学の環境・エネルギーマネジメントシステムの構築と運用を行っています。

 学内での活動で培った知識やノウハウを地域や社会に還元するために、2009年にNPO法人化して、大学組織内の学生委員会とNPO法人という2つの面を持って活動しています。NPO法人は理事長含めすべて学生で構成されており、法人運営を経験するとともに、学生目線での様々な活動を行っています。

1)より若い世代の環境意識を啓発する(出張ECO教室活動)

授業の様子授業の様子

ワークショップの様子ワークショップの様子

 

 千葉大学周辺の小中学校や、千葉県北西部や東京都東部に所在する小中学校の授業時間で活動を行うほか、地域住民向けのイベント等を通じて、毎年約300名くらいの子どもたちに対して出前授業を行っています。標準となる形やサイズを定める「標準化」の意味と「環境ラベル」の説明をした後、企業から提供いただいた製品の実物をワークショップで用いることで、実践的な環境教育を行っています。授業を通して、社会として『選択肢としての環境』を考えるキッカケを作り、「同じ仕様のモノを選択する際には、より環境に配慮されたモノを選択する意識をもてる」人材の育成を目指しています。
※出張授業のご希望は随時承っています。

2) 地域の自然を地域の人々と共に保全し、自然と共存する(植樹里山事業)

活動の様子活動の様子

活動の様子活動の様子

 

 生態系の保全と環境の大切さをさまざまな人に感じてもらうことを目的として、成田空港付近に川崎汽船株式会社が保有している土地で里山整備活動を行っています。2012年に川崎汽船株式会社と「3年間、連携して里山整備活動を行う」という里山協定を締結し、荒れていた土地の下草刈り等を行うことから始め、3年目となる今年度は整備活動のみならず、里山に触れ、親しんでもらうための活動も行っています。3年間の活動を終え、地域の子供が交流を図りつつ環境教育を受けられる場を提供するという新たな目的意識が生まれたため、今年度で満期を迎えた里山協定の期間をさらに5年間延長しました。今後の展望として、多くの人が里山にかかわり、人がいかに里山の整備をするか、といった自然との共存を考えるきっかけとなる場として活用できるように活動を継続していきたいと思っています。

3)環境に配慮した組織をサポートする(環境コンサルティング事業)
 企業や他団体がISO14001、50001認証を取得する際のサポートを行うコンサルティングの実行に向けて、連携団体を模索するとともに、学内での活動経験を活かし、ISOや環境対策を推進する提言活動など行っています。千葉大学の環境報告書を2004年度より、環境ISO学生委員会メンバーが構成・取材・執筆・校正を行って作成していることから、「環境報告書作成経験者」、「学生」、「環境マネジメントシステムの運用実務経験者」という立場から、他大学・企業・団体の環境報告書への第三者意見の執筆を行っています。これまでにも新潟大学、岩手大学、信州大学のほか民間企業の報告書も担当しました。
※環境報告書の第三者意見の執筆希望も随時承っています。

4)その他の事業

古本市の様子古本市の様子

 千葉大学の学生及び教職員を対象に、1~2月に卒業や退職にともなって不要になる学術書や教科書を回収し、4月に新入生を中心とした学生や教職員に販売する「古本市」を毎年開催しています。価格は提供者の希望価格で、希望がない場合は100円など低価格で販売します。売れ残った本は環境ISO学生委員会が古本業者に販売し、売上はNPO法人の環境活動費となり、学内外の環境活動に還元されます。古本市はごみ削減とともに、本のリユースの体験を通して学生及び教職員にリユースへの理解を深めてもらうことを主な目的としています。2015年度は300人以上が訪れ、500冊以上を販売しました。

マイボトルモデル事業マイボトルモデル事業

 

 2014年度には容器包装の 3R を進める全国ネットワークと協力し、マイボトルを利用した使い捨て飲料容器削減のための実証実験「マイボトルモデル事業」を実施しました。そこでマイボトルの使用状況や環境への意識変化を調査して、報告書にまとめました。

プレスリリースhttp://kankyo-iso.chiba-u.jp/press/my_bottle_report.pdf

報告書 http://env.chiba-univ.net/nishichiba/mybottle_m_pro.html

 
  • 地球環境大賞とは
地球温暖化防止や循環型社会の実現に寄与する新技術・新製品の開発、環境保全活動・事業の促進や、21世紀の社会システムの探求、地球環境に対する保全意識の一段の向上を目的として、温暖化の防止や環境保全活動に熱心に取り組む企業や団体を表彰する制度(主催・フジサンケイグループ)
http://www.fbi-award.jp/eco/
 
  • 千葉大学環境ISO学生委員会

2003年10月、千葉大学においてISO14001認証取得への動きが始まるとともに発足し、環境マネジメントシステムの構築・運用に貢献。現在では学部1~3年生約150名が所属し、学内の研修講師、目的目標実施計画の原案作成、内部監査、外部審査対応、環境報告書作成、省エネ省資源・緑化・堆肥化等の活動、地域との連携、学内への啓発活動などを行っています。
 

<関連リンク>
千葉大学 http://www.chiba-u.ac.jp/
千葉大学の環境への取り組み http://www.chiba-u.ac.jp/environment/
千葉大学環境ISO学生委員会 http://env.chiba-univ.net/
 
  • 本件に関するお問い合わせ
特定非営利活動法人 千葉大学環境ISO学生委員会
公式サイト: http://npo.chiba-univ.net/index.html
メール: iso_info@npo.chiba-univ.net
 
  • 「千葉大学環境ISO学生委員会」関連のリリース
千葉大学環境ISO学生委員会が「低炭素杯2016」で「ユニ・チャーム最優秀エコチャーミング賞」を受賞!
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000015177.html
学生が作成した千葉大学の環境報告書が「第19回環境コミュニケーション大賞」を受賞!
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000015177.html
学生が企画・デザインしたエコグッズを大学生協で割引販売。千葉大独自のレジ袋有料化に伴う環境基金を活用
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000015177.html
「千葉大学環境エネルギーマネジメント実務士」が新たに34名誕生!千葉大学ISO14001に関する独自の資格認定制度
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000015177.html
千葉大学環境ISO学生委員会が「第1回 サステイナブルキャンパス賞」を受賞
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000015177.html
千葉大学では学生が教職員を監査。環境とエネルギーに関するISOの内部監査を実施
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000015177.html
 

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会社概要

国立大学法人千葉大学

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URL
https://www.chiba-u.ac.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33  
電話番号
043-251-1111
代表者名
横手 幸太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2004年04月