国内4病院目、国立成育医療研究センターでのファシリティドッグの活動開始
7月1日『ファシリティドッグの日』より本格導入
Please see below for the English Press Release.
https://prtimes.jp/a/?f=d23199-20210630-2359.pdf
小児がんや重い病気の子どもたちを支援する認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(理事長キンバリ・フォーサイス https://ja.sokids.org/)は、7月1日より国立成育医療研究センター(https://www.ncchd.go.jp/)にファシリティドッグ・プログラムを本格導入しました。
ファシリティドッグ・プログラムとは、病院で活動するための専門的なトレーニングをつんだ犬 “ファシリティドッグ” と、犬を扱う専門職 “ハンドラー”になるための研修を修了した看護師などの医療従事者がペアとなり、入院中の子どもとご家族を支える動物介在療法です。
https://prtimes.jp/a/?f=d23199-20210630-2359.pdf
小児がんや重い病気の子どもたちを支援する認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(理事長キンバリ・フォーサイス https://ja.sokids.org/)は、7月1日より国立成育医療研究センター(https://www.ncchd.go.jp/)にファシリティドッグ・プログラムを本格導入しました。
ファシリティドッグ・プログラムとは、病院で活動するための専門的なトレーニングをつんだ犬 “ファシリティドッグ” と、犬を扱う専門職 “ハンドラー”になるための研修を修了した看護師などの医療従事者がペアとなり、入院中の子どもとご家族を支える動物介在療法です。
シャイン・オン!キッズが2010年1月に静岡県立こども病院に初めて導入し、同年7月1日から「常勤」での勤務を始めたことから、この日を「ファシリティドッグの日」としています。国内4病院目となる本導入は、医療型短期入所施設「もみじの家」での活動を含みます。
重い病気がある子どもたちの治療には、身体的にも精神的にも負担がかかる検査や処置を必要とします。子どもたちとご家族のサポートには、感染対策のみならず、高度な専門性が、ファシリティドッグとハンドラー双方に求められます。このため当法人事業の大きな特徴は
1. ファシリティドッグを専門的なドッグトレーナーが国際基準に基づき育成すること
2. ハンドラーを臨床経験5年以上の看護師が務めること
の2点となります。
新ファシリティドッグ・チーム紹介
ファシリティドッグ・ハンドラー
名 前 : 権守礼美(ごんのかみあやみ)
職 種 : 小児看護専門看護師、臨床経験約25年
神奈川県立こども医療センターに2012年のファシリティドッグ導入時に勤務しており、ベイリーとハンドラー森田優子の活動に興味を持ち、ハンドラーを目指す。先天性心疾患を中心とした患者家族の応援活動の展開や、ミャンマーでの医療支援経験などを持つ。
ファシリティドッグ
名 前 : マサ
犬 種 : ラブラドール・レトリーバー(オス)
誕生日 : 2019年3月7日(7月1日現在、2歳3か月)
出身地 : オーストラリア(キャリア・ドッグス・オーストラリア)
育 成 : シャイン・オン!キッズ
”働く犬”に特化したブリーダー、キャリア・ドッグス・オーストラリア(https://www.careerdogs.com.au/)が繁殖。育成は日本で、補助⽝育成団体の世界的な統轄組織、アシスタンス・ドッグス・インターナショナルの認定団体で実務経験を持つドッグトレーナーらが担当。
ファシリティドッグは毎日同じ病院に勤務し、ハンドラーの医療の専門知識を持って、ご家族個々のニーズに合わせて活動します。感染対策の徹底により、過去11年、事故やトラブルはありません。このコロナ禍においても、導入3病院:静岡県立こども病院、神奈川県立こども医療センター、東京都立小児総合医療センターとも、活動を続けています。初回の緊急事態宣言時のみ、慎重を期して活動の抑制が図られましたが、各病院の感染対策室と連携・協力により、一度も中断なく活動が継続できました。今年6月には全ハンドラーのワクチン接種も完了ました。
認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズとは
2006年7月に発足。設立者の息子のタイラーは2歳を目前に白血病とのたたかいの末、短かすぎる生涯を閉じました。つらい闘病生活でも笑顔を絶やさなかったタイラーの勇気と自分たちの経験を役に立てたい、という気持ちからスタートした活動は今年15年目を迎えました。
小児がんや重い病気の治療に向き合う子どもたちは、長期にわたる入院治療生活で不安や大きなストレスとたたかっています。日本の医療レベルは世界で最も進んだものといえますが、患者や家族のサポート面に課題があると私たちは考えます。長くつらい入院治療中でも、子どもたちが笑顔を忘れずにいられるように、独自の「心のケア」のためのプログラム、ビーズ・オブ・カレッジを24病院、ファシリティドッグ・プログラムを4病院に導入。2017年からは、小児がんサバイバー対象のワークショップ「キャンプカレッジ」を実施しています。
「マサ」名前の由来
タイラーが生後1ヶ月にも満たない時に救急車で搬送された先が、国立成育医療研究センターでした。その後約2年に渡って、当時の固形腫瘍専門医長であり、主治医の熊谷昌明先生、そして病院スタッフ皆様にご尽力をいただきました。熊谷先生にはタイラーの亡き後も、団体設立を目指す理事長キンバリを大きく支えていただきました。先生は残念ながら2012年にお亡くなりになりましたが、団体設立の大切なきっかけをくださった熊谷先生と、タイラーの名前に因み、日本で初めて育成したファシリティドッグ2頭にマサ(国立成育医療研究センター・導入)、タイ(静岡県立こども病院・導入)と名付けました。
理事長キンバリ・フォーサイスからの国立成育医療研究センター並びに支援者の皆様へのメッセージ
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