企業の廃棄プラスチックを大学内の什器に再生。行き場のない複合廃プラに新たな出口をつくる、産学連携アップサイクルモデル始動
― REMAREと素材提供企業が取り組む、Scope3の削減にも寄与する廃棄プラスチックの活用事例 ―
株式会社REMARE(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:間瀬雅介)は、第一三共ヘルスケア株式会社、Hamee株式会社、株式会社イトーキ、コクヨ株式会社、カンロ株式会社、株式会社FUJI、三菱電機株式会社、株式会社グリーンサイクルシステムズ(以下、素材提供企業/順不同)の事業活動から発生した廃棄プラスチックを原料とした什器が、早稲田大学「GCC Common Room」に設置されたことを、お知らせします。
本プロジェクトでは、設計を IOII architects / トイアーキテクツ が担当。マテリアルリサイクルが困難とされてきた企業由来の廃棄プラスチックを、REMAREの独自技術により再生し、ベンチ・テーブル・カウンターなどの空間什器として実装しました。

マテリアルリサイクルが困難とされてきた廃棄プラスチックに「使われ続ける出口」を
企業活動の中で発生する廃棄プラスチックの多くは、素材の複合性や品質ばらつきの問題から、焼却・埋立処理に頼らざるを得ないのが現状です。これらの処理は、企業にとって廃棄に伴う温室効果ガス排出(Scope3カテゴリ5)として計上されるケースも多く、削減が課題となっています。特に、医薬品・食品包材、電子基板、製造工程由来の樹脂残渣などは、マテリアルリサイクルの選択肢が限られてきました。
REMAREは、こうした再資源化が難しい廃棄プラスチックを「使われる素材」へと再定義し、空間やプロダクトとして社会に実装するマテリアルリサイクル技術を開発しています。
本取り組みでは、企業の廃棄プラスチック素材を大学ベンチという公共性の高い用途に転換することで、行き場のなかった複合廃プラに新たな出口をつくるアップサイクルモデルを実現しました。
本プロジェクトで活用された廃棄プラスチックには、以下のような素材が含まれます。(敬称略、順不同)
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お薬の包材(第一三共ヘルスケア株式会社)
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スマートフォンカバー(Hamee株式会社)
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オフィス家具製造時に発生する樹脂団子(株式会社イトーキ/コクヨ株式会社)
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飴の包材(カンロ株式会社)
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電子基板端材(株式会社FUJI)
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家電リサイクル工程で発生する残渣(三菱電機株式会社、株式会社グリーンサイクルシステムズ)
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早稲田大学内で回収されたペットボトルキャップ
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九州沿岸部で回収された海洋漂着プラ

企業の廃材が、大学と社会をつなぐ「共創の場」を構成
早稲田大学 GCC Common Roomは、「社会との接点」を設計思想に掲げる早稲田大学の共創空間です。
南門通りに面して配置された大きなホワイトボードウォールや、ガラスとベンチによる開放的な構成により、学生・教職員に限らず、地域や来訪者も自然と集い、対話が生まれる場となっています。
この空間に、素材提供企業の廃棄プラスチックを起点とした什器が実装されることで、企業の事業活動、大学の教育・研究、社会との接点がひとつの場に重なり合う、循環型社会の具体例が生まれました。

素材提供企業の取り組みについて
素材提供企業各社は、事業活動に伴い発生する廃棄プラスチックの新たな活用可能性を模索してきました。
本プロジェクトでは、廃棄物削減にとどまらず、「廃材がどのように社会で使われ続けるのか」を可視化する取り組みとして、大学空間への実装が実現しています。
REMAREが目指す、循環の「社会実装」
REMAREは、「燃やさず、埋め立てず、プラスチックを社会に貯蔵する」というミッションのもと、企業の廃棄プラスチックを起点としたマテリアル開発から、空間・プロダクトへの実装、社内外への発信までを一貫して支援しています。
本事例は、企業・大学・建築家が連携し、循環型社会を「コンセプト」ではなく「使われる空間」として提示した取り組みです。
REMAREは今後も、多様なパートナーとともに、廃棄プラスチックの新たな社会実装を推進してまいります。
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複合廃プラスチックのマテリアルリサイクル技術の高度化
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企業活動から生まれる廃棄プラスチックの新たな活用先の創出
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大学・公共施設・都市空間へのアップサイクル素材の展開
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ESG/サステナビリティレポートにおける具体的な実装事例の提供(SSBJ対応)
設計者について
IOII architects / トイアーキテクツ
https://1011a.jp/
株式会社REMARE 会社概要
所在地:愛知県名古屋市昭和区鶴舞1-2-32 STATION Ai内
代表者:間瀬 雅介
事業内容:REMAREは、「燃やさず、埋め立てず、プラスチックを社会に貯蔵する」というミッションのもと、再資源化が難しい複合プラスチックに対し、持続可能な循環の仕組みづくりを支援しています。従来は焼却・埋立処理に回されてきた多層材・複合材などの廃プラスチックを、独自技術により意匠性と強度を兼ね備えたマテリアルとして再生。素材開発からプロダクト化、空間・什器への実装、社内浸透、外部PRまでを一貫して支援することで、循環の価値が企業活動に着実に定着するよう伴走型のソリューションを提供しています。
■ 本件に関するお問い合わせ
株式会社REMARE
広報担当
Email:info@remarematerial.com
https://remare.jp
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