【運送・輸送業】WMS導入で失敗したこと、第1位「取引先や現場との連携が取れていなかった」 失敗の要因は「既存システムとの相性の考慮不足」が4割超
〜一方、半数以上が「失敗後も同じWMSを使い続けた」と回答、その理由とは?〜
在庫・倉庫管理システム「W3 mimosa」(https://www.dialog-inc.com/service/w3-wms/) を提供する株式会社ダイアログ(本社:東京都品川区、代表取締役:方志嘉孝)は、WMS選定の失敗経験がある運送・輸送業の会社員111名を対象に、WMS選定の失敗に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。
■調査概要
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調査名称:WMS選定の失敗に関する実態調査
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調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
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調査期間:2024年3月14日〜同年3月18日
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有効回答:WMS選定の失敗経験がある運送・輸送業の会社員111名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「株式会社ダイアログ」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
■WMS導入に関して失敗したと感じたこと、「取引先や現場との連携が取れていなかった」や「現場のニーズと機能が合っていなかった」など
「Q1.WMS導入に関して、失敗したと感じたことを教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「取引先や現場との連携が取れていなかった」が39.6%、「現場のニーズと機能が合っていなかった」が37.8%、「WMSの機能が自社のサービスに合っていなかった」が32.4%という回答となりました。
・取引先や現場との連携が取れていなかった:39.6%
・現場のニーズと機能が合っていなかった:37.8%
・WMSの機能が自社のサービスに合っていなかった:32.4%
・基幹システムとの相性が合わなかった:31.5%
・操作が難しく、機能を使いこなせなかった:24.3%
・WMSの提供企業のサポートが不十分だった:19.8%
・安価なものを選び機能が不十分だった:15.3%
・その他:0.9%
・わからない/答えられない:2.7%
■WMSの導入に失敗した要因、「現場側の意見を取り入れていなかった」や「既存システムとの相性を考慮できていなかった」など
「Q2.あなたがWMSの導入に失敗した要因を教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「現場側の意見を取り入れていなかった」が42.3%、「既存システムとの相性を考慮できていなかった」が42.3%、「情報収集が不足していた」が41.4%という回答となりました。
・現場側の意見を取り入れていなかった:42.3%
・既存システムとの相性を考慮できていなかった:42.3%
・情報収集が不足していた:41.4%
・従業員のITリテラシーが不足していた:34.2%
・予算・コストの見積もりが甘かった:24.3%
・導入の目的を明確にできていなかった:7.2%
・その他:0.9%
・わからない/答えられない:2.7%
■「操作方法の難しさ」や「顧客ニーズに対するカスタマイズ」などの要因も
Q2で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、WMSの導入に失敗した要因があれば、自由に教えてください。」(自由回答)(n=108)と質問したところ、「操作方法の難しさ」や「顧客ニーズに対するカスタマイズ」など78の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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40歳:操作方法の難しさ。
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59歳:現行システムに合わせたカスタマイズの整合性がとれない。
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54歳:予算。
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37歳:会社全体が使いこなせることができなかった。
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60歳:顧客ニーズに対するカスタマイズ。
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44歳:自社現場と顧客とのコミュニケーションが足りなかった。
■WMSの導入に失敗したことでの皺寄せ、「出荷ミスや遅延の発生」や「業務フローの複雑化」など
「Q4.WMSの導入に失敗したことで、どのような皺寄せがありましたか。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「出荷ミスや遅延の発生」が49.5%、「業務フローの複雑化」が37.8%、「業務効率の低下」が36.0%という回答となりました。
・出荷ミスや遅延の発生:49.5%
・業務フローの複雑化:37.8
・業務効率の低下:36.0%
・在庫管理における正確性の低下:32.4%
・システムの形骸化:24.3%
・コスト増加:13.5%
・その他:0.0%
・特にない:0.9%
・わからない/答えられない:0.9%
■WMSの選定を失敗したと感じた際の対応、「そのまま使い続けた」が54.1%で最多
「Q5.WMSの選定を失敗したと感じた際、とった対応を教えてください。」(n=111)と質問したところ、「そのまま使い続けた」が54.1%、「使わなかった」が22.5%という回答となりました。
・そのまま使い続けた:54.1%
・使わなかった:22.5%
・リプレイスを行った:23.4%
■選定を失敗したWMSを使い続けた理由、「リプレイスには高い費用がかかるため」が65.0%で最多
Q5で「そのまま使い続けた」と回答した方に、「Q6.導入したWMSを使い続けた理由を教えてください。(複数回答)」(n=60)と質問したところ、「リプレイスには高い費用がかかるため」が65.0%、「リプレイスのための情報収集が面倒だったため」が38.3%、「組織の変化や成長に伴い、システムが将来的には適切になると考えたため」が30.0%という回答となりました。
・リプレイスには高い費用がかかるため:65.0%
・リプレイスのための情報収集が面倒だったため:38.3%
・組織の変化や成長に伴い、システムが将来的には適切になると考えたため:30.0%
・どのWMSがいいのか判断がつかなかったため:23.3%
・使い続ければシステムに慣れていくだろうと考えたため:16.7%
・その他:1.7%
・わからない/答えられない:1.7%
■約8割が、今後WMSのリプレイスを「検討している」と回答
Q5で「そのまま使い続けた」「使わなかった」と回答した方に、「Q7.あなたのお勤め先では、今後WMSのリプレイスを検討していますか。」(n=85)と質問したところ、「はい」が75.3%、「いいえ」が11.8%という回答となりました。
・はい:75.3%
・いいえ:11.8%
・わからない/答えられない:12.9%
■WMSのリプレイスを検討した際、システムの選定で重視したこと、「機能と現場のニーズの一致」が61.5%が最多
Q5で「リプレイスを行った」と回答した方に、「Q8.WMSのリプレイスを検討した際、システムの選定で重視したことを教えてください。(複数回答)」(n=26)と質問したところ、「機能と現場のニーズの一致」が61.5%、「機能と自社サービスとの適合性の高さ」が50.0%、「サポート体制」が42.3%という回答となりました。
・機能と現場のニーズの一致:61.5%
・機能と自社サービスとの適合性の高さ:50.0%
・サポート体制:42.3%
・コストパフォーマンス:30.8%
・操作性の高さ:26.9%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:3.8%
■WMSのリプレイスを検討した際に、システムの選定で特に参考にした情報、「導入実績」が57.7%で最多
Q5で「リプレイスを行った」と回答した方に、「Q9.WMSのリプレイスを検討した際、システムの選定で特に参考にした情報を教えてください。(上位2つ)」(n=26)と質問したところ、「導入実績」が57.7%、「導入している会社のサービス提供領域」が42.3%、「サポート体制」が38.5%という回答となりました。
・導入実績:57.7%
・導入している会社のサービス提供領域:42.3%
・サポート体制:38.5%
・WMSを提供している会社の想定しているWMS設置目的:15.4%
・会社情報(規模・創業からの年数など):7.7%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:3.8%
■まとめ
今回は、WMS選定の失敗経験がある運送・輸送業の会社員111名を対象に、WMS選定の失敗に関する実態調査を実施しました。
WMS導入での主な失敗としては、「取引先や現場との連携が取れていなかった」が39.6%で最も多く、次いで「現場のニーズと機能が合っていなかった」が37.8%、「WMSの機能が自社のサービスに合っていなかった」が32.4%と続きます。また、導入失敗の要因としては、「現場側の意見を取り入れていなかった」と「既存システムとの相性を考慮できていなかった」が共に42.3%で最も多く挙げられました。さらに、失敗後に半数以上の担当者が「同じWMSを使い続けた」と回答し、その理由として「リプレイスには高い費用がかかるため」という声が多く聞かれました。
今回の調査では、運送・輸送業務会社が業務の効率化を目指してWMSを導入する中で、実際に自社のサービスや従業員のニーズに合わせた有効な活用ができていない実態が明らかとなりました。特に、取引先や現場との連携不足、既存システムとの相性問題などが導入失敗の主な要因であり、この結果は、WMSを選定する際の注意点として非常に重要なポイントとなるでしょう。加えて、失敗後にも関わらず同じシステムを使い続ける現状は、リプレイスの費用や手間を避けるための苦肉の策であることが伺えます。このような課題を解決し、より多くの企業が効率的にWMSを活用するためには、ニーズに応じた柔軟なカスタマイズやサポートができるサービスを使ってみることも一つの手段と言えそうです。
■会社概要
会社名 :株式会社ダイアログ
設立 :2013年11月8日
代表取締役:方志嘉孝
所在地 :〒141‐0031 東京都品川区西五反田2-12-3 第一誠実ビル8F
事業内容 :WEBアプリケーションシステム企画・開発
スマートフォンアプリ企画・開発
物流・販売等業務基幹システム導入・コンサルティング
業務システム用機器選定/販売
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