カンコー学生服の女子スラックスの新規採用校が累計3,000校を突破 採用目的は防寒対策から多様性配慮、個性の尊重などさまざま
子どもたちや学校を取り巻くさまざまな社会課題を解決するスクールソリューションカンパニーの菅公学生服株式会社 (本社:岡山市北区駅元町、代表取締役社長:尾崎 茂 以下:カンコー学生服) の2023年度の女子スラックス※1の新規採用校が、2023年2月末時点で、累計3,041校※2となりました。
※1:女子スラックス・・・女子の体型の特徴に合わせて設計したスラックス
※2:累計3,041校・・・女子スラックスの採用校をカウントを始めた1997年から2023年2月末時点
※1:女子スラックス・・・女子の体型の特徴に合わせて設計したスラックス
※2:累計3,041校・・・女子スラックスの採用校をカウントを始めた1997年から2023年2月末時点
- 女子スラックスの採用傾向
その後、女子スラックス新規採用校は、2020年以降に急激に増加しました。特に2022年は、2021年の倍以上となり、2023年度は800校を超えました。
2023年度の女子スラックスの新規採用校の内訳として、学校区分では、中学校641校、高等学校173校、その他18校となっています。都道府県別での採用は、福岡県が119校で最多となり、次いで兵庫県の118校、大分県の53校となりました。
今後もさらに、女子スラックス採用が増加する可能性があると見ています。
- ジェンダーレス制服開発の背景
女子スラックス採用については、20年以上前より始まり、当初は防寒対策としてのアイテムでした。近年は、性の多様性の配慮やジェンダーレス制服、生徒の個性を尊重し選べるアイテムとして採用する学校が増加し、目的も多様化しています。
また、ここ3年ほど、制服のモデルチェンジ数も従来の2~3倍に増加しており、ブレザー化が顕著となっています。今後もジェンダーレス制服のみならず、全ての子どもたちが心身ともに快適に過ごせる、スクールユニフォームウエアの企画・開発を続けてまいります。
- ジェンダーレス制服の一例
また、従来の制服では、スラックスとスカートはチェックの柄や大きさが異なるデザインが多かったものを、同柄のデザインを提案することもあります。
選択肢を増やすアイテムに関しては、代表的なものとして、女子スラックスがあります。女子の体型に合わせながらも、外観は男女で差が出にくいシルエットを開発しました。その他にも、前合わせを自由に選べるブレザーや男女兼用で着用できるカーディガン、ベストなどのアイテムがあります。
※3:ボックス型シルエット・・・ウエスト部分を絞らないシルエット
- 未来のスクールユニフォーム「USME(アスミー)」の発表
「USME(アスミー)※4」は2022年10月の展示会で研究開発中のプロトデザインとして発表した、性別、着用シーン(通学、勉強、運動など)の垣根を超えた新しいかたちのスクールユニフォームです。
従来の制服・体操服の持つ「みんなと一緒の安心感」に加え、「自分らしく着こなす充実感」の両方を満たす新たな付加価値を生み出します。
体操服にあえて制服で使われるようなタータンチェックを取り入れるなどして、制服と体操服を区別することなく着こなせるスタイルを作ることで、生徒自身が自由に選択することができる工夫がポイントです。
※4:私たち(us)と私(me)の両方を満たすという意味が込められている。
カンコー学生工学研究所:https://kanko-gakuseifuku.co.jp/lab/
■カンコー学生工学研究所とは
子どもたちを「カラダ」「ココロ」「時代」「学び」の4つの視点で見つめるカンコーの「学生工学」という考え方。この考えのもと基礎研究を行い、時代性、子どもたちの成長、嗜好などを調査し、新たな価値を創出することが私たちカンコー学生工学研究所の使命です。
また、社会環境や子どもたちの価値観の変化をとらえ、ありたいと思う未来を「NEXT SCHOOL LIFE」として描き、思いを共有するさまざまな企業や研究機関の皆さまと共創の輪を広げながら、子どもたちにとって真に豊かな未来を創出していきます。
■菅公学生服株式会社
1854年(安政元年)創業。学校制服・体操服に代表される「ものづくり」と子どもたちが未来を生きるために必要な力を育む「ひとづくり」を通じて、子どもたちと学校を取り巻くさまざまな社会課題を解決するスクールソリューションカンパニー。
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