甘い悲鳴!ハロウィンが動かすスイーツ経済。
全国1,676件の開業データから見る「お菓子・スイーツ」業界動向を公開
株式会社Review(リビュー/大阪市中央区/代表取締役:藤本茂夫)は、「人」と「IT」のチカラを組み合わせ、全国の実在する店舗・施設・法人などのデータを独自に収集・整備し、提供するデータプロバイダーです。
日々データを更新し、圧倒的な網羅性とリアルタイム性を保持。
他社にはない“人の手を通した情報の強さ”を武器に、マーケティング・営業戦略・店舗開発など、あらゆるビジネスの支援をしています。
街中がハロウィンムードで彩られる本日。
そんな季節を迎えるにあたり、2024年は全国各地で「お菓子・スイーツ店」の新規開業が相次ぎました。
ハロウィンや季節イベントを背景に、スイーツ業界は年間を通して活発な動きを見せています。

本リリースでは、季節と街の変化をデータで可視化し、“これからのお菓子・スイーツ業界”の動きを読み解くレポートとして公開いたします。
1,676件が新規開業!全国スイーツトレンドの波
ハロウィンカラーに包まれるこの季節、
仮装イベントや商店街のにぎわいが戻る一方で、スイーツ業界でも“秋商戦”が熱を帯びています。
観光地やリゾート地としての顔を持つ地域では、観光客向けのポップアップカフェや、地元食材を使った個性豊かなスイーツ店が続々と登場しています。
2024年、全国では「お菓子・スイーツ」ジャンルで1,676件の新規開業が確認されました。
「お菓子・スイーツ」ジャンル 都道府県別ランキング

2024年における「お菓子・スイーツ」の出店件数を都道府県別に見ると、以下のエリアが上位を占めました。
1位:東京都(234件)
2位:大阪府(161件)
3位:愛知県(125件)
4位:北海道(90件)
5位:福岡県(86件)
甘党の街・東京が首位をキープする一方で、観光地としての魅力が高い北海道や、九州エリアの福岡が上位に食い込むなど、“地方の底力”も感じられる結果となりました。
全国的に物価高や人手不足といった課題を抱えながらも、“甘い時間”が街に活気を取り戻している様子がうかがえます。
この背景には、地域ごとの強みを活かした開業の多様化があると考えられます。
首都圏はトレンド主導型、関西・中部は文化定着型、北海道・九州は観光牽引型と、地域ごとに異なる強みが開業を支えています。
ハロウィン商戦が後押しする、スイーツ経済の“回復と再構築”
2024年の「お菓子・スイーツ」開業を月別で見ると、7月・4月・3月・9月に開業ピークが見られました

1位:7月 224件(全体比:13.4%)
2位:4月 189件(全体比:11.3%)
3位:3月 151件(全体比:9.0%)
3位:9月 151件(全体比:9.0%)
3〜4月は新生活や歓送迎会など、春の節目に合わせたギフト需要やカフェ利用が増え、開業が活発になりました。7月は観光シーズンや独立開業の動きが重なり、夏休み需要を見据えたスイーツ店の出店が目立ちました。
そして9月は、ハロウィンや秋の味覚をテーマにした新商品・新業態の登場が相次ぎ、季節イベントが開業を後押しする“秋商戦のスタート月”となりました。
季節の変化が可視化する“スイーツ経済”
このように「お菓子・スイーツ」業界では、“季節”がそのまま“データの波”として表れていることが分かります。
春は、新生活・歓送迎会など「人の動き」
夏は、観光や帰省など「場所の動き」
そして秋は、ハロウィンや紅葉といった「イベントの動き」
それぞれの季節に合わせた“動き”が、開業や消費の増減に直結していました。
まさに、ハロウィン商戦はスイーツ経済の「回復と再構築」を象徴する存在といえます。
「甘いビジネスの裏にある現実」スイーツ業界が抱える社会課題
スイーツ業界の華やかさの裏には、物価高や人手不足、後継者不足など、さまざまな課題が横たわっています。
“甘い時間”を提供するための現場には、原材料の高騰に対応する仕入れ努力や、働き方の見直し、地域産業との連携といった「持続可能な経営」の工夫が欠かせません。
特に都心部では、家賃や人件費の上昇が直撃し、大手チェーンを中心に新規出店のペースは鈍化傾向にあります。
一方で地方では、低コストで始められる家族経営型や、オンライン販売を組み合わせた副業スイーツといった柔軟なモデルが増加しています。
地元食材や観光を活かした地域密着型の小規模店舗が、新しい形のスイーツ経済を支えています。
データを見ると、広島・長崎・香川などの地方都市で前年比開業数が増加しており、“好きな場所で、自分のペースで働く”という新しいライフスタイルの広がりが見えてきました。
都市部のコスト上昇を避け、地元コミュニティを基盤にした持続的な経営モデルが地方で浸透しつつあります。

全国に届くスイーツビジネス
甘いビジネスの影には、地域の働き方改革や暮らし方の変化、観光回復など、社会のリアルな変化が息づいています。
スイーツ業界の動きは、単なる消費トレンドではなく、「地域経済・雇用・観光」をつなぐ生活産業としての側面も強めつつあります。
“食べる”から“体験する”へ。
今後の「お菓子・スイーツ」業界は、“体験”と“地域性”を重視した展開が進むと考えられます。
これまでの「食べる」中心の価値から、写真を撮る・共有する・贈る・学ぶといった多面的な楽しみ方へと進化しています。
特に、カフェ併設型・ポップアップストア・無人販売など、柔軟で小規模な開業モデルが増加しており、デジタル決済やSNS販促を活かした“軽やかな出店”が今後の主流となりそうです。
「季節イベント」「地域性」「デジタル発信」
の3軸で進化しながら、日常の中に“甘い体験価値”を広げていくことが期待されます。
本リリースの結果から分かるように、
数字の裏には、社会の動きや人々の暮らしの変化が映し出されています。
ハロウィンやバレンタインなど、季節ごとの“甘い消費”は街のにぎわいや新しい商機を生み出す一方で、その変化を客観的に把握できるデータはこれまで限られていました。
こうした課題に対し、私たちはデータを通じた課題解決を支援しています。
株式会社Reviewが運営する「Data Market Square(データマーケットスクエア)」は、企業や個人が業種・地域を問わず、必要なデータにすぐアクセスできるオープン型データプラットフォームです。
サンプルデータを自由にご活用いただけるよう、無料でダウンロードいただけるデータをご用意しております。
私たちは、「誰でも、どこでも、正しいデータにすぐアクセスできる世界をつくりたい」という想いのもと、現場のリアルな課題やニーズに寄り添いながら、“使いたい人が、使いたいときに、使えるデータ”の提供を目指しています。
DMSはその理念をかたちにしたプラットフォームとして、
データをもっと身近に、もっと自由に活用できる社会を実現してまいります。

Data Market Square
【株式会社Reviewについて】
<商号> 株式会社Review(リビュー)
<代表者> 代表取締役CEO 藤本 茂夫
<所在地> 〒541-0048 大阪市中央区瓦町4-4-7おおきに御堂筋瓦町ビル8F
<設立> 2016年3月
<資本金> 112,620,000円(準備金 100,620,000円)
<事業内容> データDXサービス「macci」の運営・企画・開発
IT×人によるオリジナルクレンジング技術の提供
<受賞> オール大阪企業家支援プロジェクト StartUP 第11回ビジネスプランコンテスト 特別大賞
<HP> https://re-view.jp/
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担当:五味川・安川
TEL:06-7730-9109
Email:gomikawa@re-view.co.jp / yasukawa@re-view.co.jp
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