ASTRA FOOD PLAN、年間2,000万トンの「かくれフードロス」削減に向け、総合コンサルティング事業を開始。

200種類以上の未利用食品素材乾燥の検証で培ったノウハウを農家・食品メーカー・外食企業などへ提供。現地調査・課題特定・用途開発など、多彩なメニューを展開。

ASTRA FOOD PLAN株式会社

 『「もったいない」を「おいしい!」に』をミッションに掲げるフードテックスタートアップのASTRA FOOD PLAN株式会社(埼玉県富士見市、代表取締役社長:加納 千裕 以下、ASTRA FOOD PLAN)は、8月3日より、食品メーカーや外食企業などが抱える「かくれフードロス(※1)」の課題解決を一気通貫で支援する総合コンサルティング事業を開始いたします。

 当社では、10秒で食品を乾燥・殺菌する装置「JOSEN(過熱蒸煎機)」を活用し、吉野家ホールディングス(以下、吉野家)との協業や自治体・大学との連携を進めてきました。また、これまで200種類以上の未利用食材を食品原料へアップサイクルし、「かくれフードロス」の削減に向けた検証を行ってきました。

 これらの取り組みを通じて培ったノウハウを活かし、食品産業の課題の可視化から商品化まで、現地調査・課題特定・用途開発など、多彩なメニューを展開いたします。

 これにより、日本国内で年間2,000万トン(※2)あると言われている「かくれフードロス」の削減を推進し、産学官の関係者と連携しながら、持続可能な循環型フードサイクルの構築を目指します。

※1 かくれフードロスとは

食品工場の野菜端材や産地で発生する規格外農作物、生産余剰農作物といった未利用食材。製品のロスを指す一般的な「食品ロス」には含まれない食品廃棄のこと。

※2

出典:環境省 我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和6年度)https://www.env.go.jp/press/press_05155.html

◇「食品由来の廃棄物等 約2,232万トン」=「1,525万トン(事業系廃棄物+有価物)」+「707万トン(家庭系廃棄物)」

◇「年間かくれフードロス量 約1,771万トン」=「約2,232万トン(食品由来の廃棄物等)」-「約461万トン(令和6年度/まだ食べられるにもかかわらず廃棄される食品ロス)」

◇ さらに、農作物など食品由来の廃棄物に含まれていないものを加えると、約2,000万トン以上になると推計。

提供背景

■ 統計に表れない“かくれフードロス”は年間約2,000万トン。食品ロスの約4倍に。

 日本では、食品ロス削減に向けた取り組みが社会全体へと広がっています。しかし、政府が「食品ロス」として公表し、削減の対象としているのは、コンビニエンスストアや量販店の売れ残り、家庭での食べ残しなど、本来食べられるにもかかわらず廃棄される製品に限られており、その総量は年間約461万トン(令和6年度)となっています。

 一方で、農業や食品の製造・加工の現場では、規格外・余剰農作物といった未利用農作物や、加工の過程で生じる野菜の端材などの未利用素材が年間約2,000万トン(一般的な食品ロスの約4倍)発生しており、その多くが公式統計に表れないまま廃棄されています。当社では、これを「かくれフードロス」と呼び、その削減とアップサイクルに取り組んでいます。

■ 200種類以上の乾燥検証と産学官連携で培った知見を、全国に幅広く提供

 当社は、独自開発した、10秒で食品を乾燥・殺菌する装置「JOSEN」を軸に、かくれフードロスの削減に取り組んできました。その中で、各賞の受賞や、農林水産省の中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3基金事業)への採択など、その技術力や事業性を評価されてきました。

 また、吉野家との協業や、自治体・大学との産学官連携によるプロジェクトの推進など、社会実装を進めるとともに、卵の殻から飲料の搾りかすまで、200種類以上の素材で乾燥による高付加価値化の検証を行い、幅広くかくれフードロス削減に向けた知見を蓄積してきました。

 これまでは、かくれフードロスの課題を抱える企業に対して、「JOSEN」の導入提案が中心だったため、提供できる対象や範囲、解決策の幅が限られていました。しかし、年間約2,000万トンにのぼるかくれフードロスの削減を社会全体で加速させるため、これまで培ってきたノウハウを社会全体に広く提供し、課題の可視化から商品化まで、現地調査・課題特定・用途開発など、多彩なメニューを展開する総合コンサルティング事業を新たに開始します。

サービス概要

当社の乾燥・殺菌装置「JOSEN」を軸に、工場などで発生する「かくれフードロス」を可視化する診断から、乾燥による素材評価、加工食品としての商品化、さらにPR活動までをワンストップで支援します。未利用食材の種類・量を見える化し、栄養・風味・加工適性を見極めたうえで、レシピ開発からOEM製造まで専門パートナーと連携して伴走。削減にとどまらず、企業価値の向上と持続可能な循環型フードサイクルの構築につなげます。

内容

提供価値

①かくれフードロス診断

かくれフードロスが発生している工場を訪問し、発生状況、現在の廃棄方法、種類、量を確認。レポートにまとめ、課題を可視化します。

これまでまとめて廃棄されていたため、正確な量など状況が把握できていない。         ↓

レポートで現状を正しく把握。

さらに分別や食材として衛生的に取り扱う方法などをアドバイス。

②JOSENテスト・素材評価

かくれフードロス素材をASTRA FOOD PLANのラボで実際に乾燥。JOSENでの加工適正を確認するとともに、栄養価、風味など食品原料としての価値を評価し、活用イメージをご提案。

自社のかくれフードロス素材にどんな価値があるか、乾燥後に何に使ったらいいのかわからない。

栄養、風味、使い方など食品原料としての総合評価でアップサイクルするイメージをつかめる状態に。

③商品化プロデュース

ご要望に合わせて、乾燥した原料をベースにした加工食品をプロデュースいたします。レシピ開発から、専門パートナーと連携したOEM製造まで伴走支援いたします。

自社でのアップサイクル商品開発・製品製造のリソースがない。

おまかせで商品開発から製品化まで完了。

④メディア露出支援

開発商品や取り組みのPRをサポート。プレスリリースの作成や、イベント開催などを支援し、メディア露出に繋げます。

広報・PRリソースがない、アップサイクルの取り組みのアピールの仕方がわからない。

外部評価を得て、企業イメージアップ。社内への取り組みの周知にも繋がります。

⑤JOSEN導入サポート

実際に工場へのJOSEN導入に向けて、コストシミュレーションや設置環境の整備アドバイスを行います。

設備投資回収が何年でできるかわからない。

コストシミュレーションや、①~④の取り組み結果から明示。JOSEN導入後のイメージの解像度を上げることができます。

食品工場や農業現場で発生する未利用資源の活用、新商品開発、アップサイクル事業をご検討の企業様は、お気軽にお問い合わせください。

◎お問い合わせはこちら:https://www.astra-fp.com/contact/

これまでの実績

■200種類以上の素材検証:卵の殻から飲料の搾りかすまで、用途開発の知見を蓄積

 かくれフードロスは、素材ごとに性質や発生状況が異なるため、画一的な解決策では対応できないという課題があります。当社は卵の殻から飲料の搾りかすまで、200種類以上の素材で「JOSEN」による粉末化・用途開発を独自に検証。素材ごとの乾燥条件や粉末の特性、食品・肥料・飼料といった用途適性のデータを蓄積し、多様な業種・素材の課題に対応できる体制を築いてきました。

・「JOSEN」製品ページ

https://www.astra-fp.com/josen/

■自社プロダクト「ぐるりこ」シリーズ:かおりを食べる新感覚クラフト調味料

 吉野家の玉ねぎ端材から生まれた「タマネギぐるりこ」を軸に、他社とのコラボに留まらず、自社のプライベートブランドも提供。通常の乾燥玉ねぎの約135倍の香りを活かした「タマネギぐるりこ オリジナルフ」や"食べるソース"の「タマネギぐるりこ 旨味しょうゆ」、フレークタイプの「タマネギぐるりこ 旨辛エスニックスパイス」など、幅広い商品を自社開発し、公式サイトや小売店舗で販売しています。

「ぐるりこ」公式サイト

https://gulurico.com/

■吉野家の野菜加工センターに「過熱蒸煎機」の本格導入が決定。年間約250トンの玉ねぎ端材の「かくれフードロス」ゼロを目指して

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000099210.html

ロゴは当時のものです

■ASTRA FOOD PLAN、「埼玉 食のサーキュラーエコノミープロジェクト」始動

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000099210.html

■道の駅とよはし×ブロッコリーの葉ぐるりこジェノベーゼ

https://note.com/astrafoodplan/n/n7bffb5d4bf2e

関係者コメント

ASTRA FOOD PLAN株式会社
代表取締役社長 加納千裕

本日8月3日、当社は創業6周年を迎えることができました。日頃よりご支援いただいている皆様に心より感謝申し上げます。

7期目という新たな節目のスタートに合わせて、総合コンサルティング事業を開始いたします。

当社はこれまで独自装置『JOSEN』の開発を通じ、200品目以上におよぶ「かくれフードロス」素材と向き合い、未利用素材の価値を引き出し美味しく乾燥させる技術を確立してまいりました。『JOSEN』の社会実装は着実に進んでおりますが、年間約2,000万トンという巨大なロスを前に、課題解決のスピードをさらに加速させる必要があります。

これまで「いきなり設備導入は難しい」「まずは商品開発から試したい」「リソースや知見が足りない」といったご要望を数多くいただいてまいりました。本サービスは、そうした課題に対する“駆け込み寺”として、かくれフードロス削減のための事業を伴走支援するものです。

このコンサルティングを起点とし、将来的な『JOSEN』導入による継続的なアップサイクルの仕組みを構築することで、かくれフードロスという社会課題の抜本的な解決に向けて、より一層事業を加速してまいります。

「JOSEN(過熱蒸煎機)」について

 「JOSEN」は、食品の風味の劣化と酸化、栄養価の減少を抑えながら、乾燥と殺菌を同時に行うことが可能な装置です。野菜の未利用部位や飲料の抽出かすなどを、高付加価値化した食材にアップサイクルすることが可能です。

1.食材の風味の劣化と酸化を防止

 数百度の高温スチーム「過熱水蒸気」を用いることで食材の酸化を抑え、栄養価の損失と風味の劣化を防ぎます。食材によっては旨味成分が増加し、ビタミンE、β-カロテンや葉酸などの栄養価が、熱風乾燥を用いた場合と比較して高いことも分かっています。

2.低コスト、高い生産効率を実現

 ボイラーレスの過熱水蒸気発生装置を開発し、熱風と併用することでエネルギー効率が極めて高い乾燥・殺菌技術を実現。連続式で生産効率が高く、従来型乾燥技術のコストの課題をクリアしました。

3.スピード殺菌乾燥

 JOSENでの食材への加熱時間はわずか5~10秒。短時間加熱で食材の劣化を抑えながらも、過熱水蒸気の効果でしっかりと殺菌ができるので安全に加工できます。

◎「JOSEN」のカタログ・お問い合わせはこちら

https://www.astra-fp.com/contact/

「ぐるりこ®」について

 「ぐるりこ®」は規格外農作物や、食品工場で出る野菜の未利用部位など、これまで捨てられてしまっていた食材を「JOSEN」で乾燥してアップサイクルした食品パウダーの総称です。循環型を表す「ぐるり」と、粉の「こ」を組み合わせた造語で、ASTRA FOOD PLANの商標です。「JOSEN」によってわずか10秒で乾燥・殺菌されて製造される「ぐるりこ」は、熱によるダメージが極めて少ないことから栄養価が高く、風味が非常に強いのが特徴です。

 2025年2月に“かおりを食べる 新感覚クラフト調味料「ぐるりこ」”としてブランド化し、家庭向けにECでの販売をスタートしました。

◎「ぐるりこ」公式サイトはこちら

https://gulurico.com/

ASTRA FOOD PLAN採用情報

 ASTRA FOOD PLANは一緒に働く仲間を募集しています。カジュアル面談も行っていますので、詳しくは下記URLをご参照ください。

◎採用情報はこちら:https://herp.careers/v1/astrafp

循環型フードサイクル構築を目指す「ASTRA FOOD PLAN」について

 ASTRA FOOD PLANは、わずか10秒で食品を乾燥・殺菌する装置「JOSEN」を開発したフードテックスタートアップです。

 「JOSEN」は、高い生産効率と低エネルギーコストを実現したことから、従来コストの問題で有効活用できなかった食品工場で発生する野菜類の未利用部位や、規格外農作物、飲料の抽出かす等を、付加価値の高い食品パウダーにアップサイクルすることができます。食品廃棄の課題を抱える事業者に「JOSEN」を販売すると同時に、本装置で作られる新たな食品原料「ぐるりこ」の販売を行うことで、「かくれフードロス」問題の解決を目指しています。

■会社概要

ASTRA FOOD PLAN株式会社

URL:https://www.astra-fp.com/

本社所在地:埼玉県富士見市鶴瀬東1-10-26

代表取締役:加納千裕

設立:2020年8月

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会社概要

ASTRA FOOD PLAN株式会社

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URL
https://www.astra-fp.com/
業種
製造業
本社所在地
埼玉県富士見市鶴瀬東 1-10-26
電話番号
049-293-2654
代表者名
加納千裕
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2020年08月