【調査リリース2025】新人ITエンジニアの82%が「内定期間中の学習はやっておくべき」と回答 | 企業が取り組むべき内定者教育とは

新人研修期間中のITエンジニアに対し、内定期間中の望ましい学習内容や方法などアンケート調査を実施いたしました

株式会社SEプラス

IT教育会社である株式会社SEプラス(所在地:東京都千代田区、代表取締役:村田 斉、以下当社)は、新人研修期間中のITエンジニア107名に対し、「ITエンジニアの内定期間学習」に関するアンケート調査を実施致しました。調査結果を以下に発表いたします。

■調査背景

 ITエンジニアへの大学等新卒就職者数は3年連続で増加しています。中でも、文系を含む理系以外の学部出身者は増加しており、2015年に理系出身者の割合を超え、2024年には新卒ITエンジニアの62.2%が理系以外の学部出身者となりました。

※参照:ヒューマンリソシア株式会社「ITエンジニア新卒就職動向レポート」https://corporate.resocia.jp/info/news/20250609_it_newgraduate

 IT人材不足を補うために、多くの企業で出身学部や経験にかかわらずITエンジニアの新卒採用が強化されている現在、育成方法についても時代や状況に合わせて検討する必要があります。

 そこで当社では、内定者教育に着目し、新人ITエンジニアに対し内定期間の学習に対するアンケート調査を実施いたしました。

■調査概要

調査主体:株式会社SEプラス

調査対象:2025年度入社の新人ITエンジニア107名

調査実施時期:2025年5月30日~6月3日

■調査結果サマリー

1.新人ITエンジニアの82%が「内定期間中の学習はやっておくべき」と考えている

2.IT未経験者の60%が、新人研修カリキュラムについていくのに 「とても苦労した/苦労している」と回答

3.内定期間中にやっておくべき学習内容圧倒的1位は「IT用語や仕組みなどの基礎知識」

4.人気の学習方法1位は「eラーニングなど、オンラインで学べるもの」

■調査結果

1.新人ITエンジニアの82%が「内定期間中の学習はやっておくべき」と考えている

 新人研修期間中のITエンジニアに、内定期間中の学習についてどのように考えるか聞きました。

やっておくべき30.8%、どちらかといえばやっておくべき51.4%(合計82.2%)と、8割以上の新人が内定期間中の学習はやっておくべきだと考えていることが分かりました。

 これは、昨年度の結果*よりも5.3ポイント上昇しており、内定期間の学習を重視する傾向がさらに強まった結果となりました。背景としては、新人研修の内容の高度化や、入社前に期待される即戦力化へのプレッシャー、早期キャッチアップの重要性に対する認識向上などが考えられます。

内定期間中の学習を「やっておくべき」「どちらかといえばやっておくべき」と回答した方の理由としては、以下のように「基礎知識があることで理解がしやすくなる」「自信やモチベーションにつながる」といった理由が多く挙げられました。

ー内定期間中の学習を「やっておくべき」と考える理由ー

・すでに知っている言葉と、初めて聞く言葉では理解のしやすさや記憶の残り方に差が出るため

・ただただ研修についていくのが大変だから

・未経験で多くの専門用語を覚えるのは非常に苦しいから

・少し知識があるだけで自分の自信に繋がる

・知識があると人に教えられることができるので自分の力になると思う

逆に、内定期間中の学習を「やる必要はない」と回答した方の理由としては、以下のように「研修で十分理解が可能だと思う」「学生のうちにしかできないことに時間を使うべき」といった理由が挙げられました。

ー内定期間の学習「やる必要はない」と考える理由ー

・やるに越したことはないが、できれば卒業前は学生にしかできないことをやった方が良いと思うため

・研修で十分理解できるため事前にやっておかなくても問題ない

・学生時代の時間のほうが貴重だと思うから

・自主学習では限界があるから

2.IT未経験者の60%が、新人研修カリキュラムについていくのに 「とても苦労した」「苦労している」と回答

 IT未経験者に新人研修のカリキュラム難易度について聞きました。

「ついていくのにとても苦労した」34.9%、「ついていくのに苦労した」25.6%(合計60.5%)という結果になり、未経験者の半数以上が研修カリキュラムについていくのに苦労を感じていることが分かりました。

3.内定期間中にやっておくべき学習内容の圧倒的1位は「IT用語や仕組みなどの基礎知識」

 内定期間中にどのような内容を学習しておくとよいと思うかを聞きました。

 「IT用語や仕組みなどの基礎知識」については8割以上(84%)の方が内定期間中に学習したほうが良いと回答しており、昨年と同様圧倒的な1位でした。ついで2位プログラミング(フロントエンド)、3位プログラミング(バックエンド)、4位データベース・ビジネスマナーという結果になりました。

 調査1.の内定期間中に学習をするべき理由として、「基礎知識があることで研修の理解がしやすくなる」といった意見が多く見られたため、「IT用語や仕組みなどの基礎知識」が上位になったと考えられます。

4.人気の学習方法1位は「eラーニングなど、オンラインで学べるもの」

 内定期間の望ましい学習方法は「eラーニングなど、オンラインで学べるもの」が60%で1位、ついで2位書籍、3位IT資格、4位研修という結果になりました。

 昨年度の結果*同様、学生生活を優先しながらも、個人のペースで学習を進めやすい学習方法が人気でした。

 ただ、昨年度の結果*と順位は変わらないものの、割合は下記のとおり変化しています。

  -オンラインで学べるもの:+3.5ポイント

  -書 籍:-6.0ポイント

  -IT資格:+11.9ポイント

  -研 修:-0.8ポイント

 IT資格を選択している人の割合が大幅に増加しており、証明できるスキルがより一層重要視されるようになっていきていることが分かります。現在、経済産業省でも、スキルベースの⼈材育成に向けた取組を進めており(※参照:経済産業省「Society 5.0時代のデジタル人材育成に関する検討会 報告書」https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/dxjinzaireport_summary_202505.pdf)、企業の内定者教育では、今まで以上に資格取得支援に力をいれていくことが重要になってくると考えられます。

*2024年内定期間学習の調査リリース

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000080678.html

■まとめ

 今回の調査で、新人研修を経験した8割以上の新人エンジニアが、内定期間中の学習はやっておくべきと感じていることが分かりました。

 この結果から、内定者教育として、資格取得に向けた勉強など少しでもITに触れる機会を作っておくことが、より効果的であると考えられます。

 内定者時代の学習が自信やモチベーションアップにもつながるという意見からも、内定者教育は、各企業にとって今まで以上に重要な項目になるのではないでしょうか。

■株式会社SEプラスについて

社名:株式会社 SEプラス / SE plus Co., Ltd.

所在地:〒102-0084 東京都千代田区二番町11-19興和二番町ビル2階

電話番号:03-6685-5420

資本金:1,750万円(東証スタンダード上場SEH&I 100%出資)

URL:https://www.seplus.jp/

公式YouTube:https://www.youtube.com/c/SEplusITeducation

IT書籍に特化した出版社「翔泳社」の一部門としてIT教育サービスを開始。

2001年にグループ会社として独立し、IT人材教育サービス事業、医療/コメディカル系人材紹介事業の2つの事業を実施。

IT人材教育サービス事業では、ITパスポートや基本情報技術者試験対策など情報処理試験対策eラーニング「独習ゼミ」や、未経験でも安心して成長をサポートするIT新人研修「PLUS DOJO」などBtoB向けのIT教育を中心に展開。

”本当に価値あるIT教育とは何か?”を常に考え、既存サービスにとらわれず、いまの課題を解決できるようなIT教育サービスを開発し続ける。

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会社概要

株式会社SEプラス

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URL
https://www.seplus.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都千代田区二番町11-19 興和二番町ビル2階
電話番号
-
代表者名
村田斉
上場
未上場
資本金
1750万円
設立
2001年11月