スマート修繕、日本最大のベンチャーキャピタル JAFCO運用のファンドやJR東日本を主な出資者とするファンド等より資金調達
〜主力事業の成長加速と多角化を通し、建物維持管理を支える「包括的プラットフォーム」への進化を目指す〜
マンションやビルなど大型建物の修繕工事の見積、工事支援サービスを展開する株式会社スマート修繕(本社:東京都港区、以下「当社」)は、日本最大の累計投資社数を誇るベンチャーキャピタル JAFCOが運用するファンド、東日本旅客鉄道株式会社を主な出資者とするグローバル・ブレインが運用する「高輪地球益ファンド」、ミダスキャピタルGr.のDual Bridge Capitalが運用するファンド、そしてディー・エヌ・エー(DeNA)より資金調達を実施しました。
本調達により、既存の修繕ソリューション事業の拡大に加え、新規事業複数の展開と子会社設立を実施し、建物維持管理領域における「包括的プラットフォーム」に進化します。

◆資金調達の背景
当社は「建物再生における公正なる取引の実現を通して、より良い暮らしに貢献する」というミッションのもと、マンションやビルなど大型建物の修繕工事費の適正化を実現するワンストップサービス「スマート修繕」をはじめとしたサービスを提供してまいりました。これまでに3,000件以上のご相談実績(*1)を持ち、直近15カ月の見積流通額は650%成長、既存の見積金額からの削減成功率は95%を超えています(*2)。

現在、日本のマンションは「建物の高経年化」と「修繕積立金の不足」という深刻な危機に直面しています。築40年を超える高経年マンションは現在148万戸に上り、20年後には約482.9万戸へ急増する見込みです(*3)。一方で、修繕工事費は過去4年間で年平均5.5%上昇し続けており(*4)、国土交通省の2024年調査では約3棟に1棟で積立金が不足している実態が明らかとなりました(*5)。
こうした財政難に追い打ちをかけるのが、不透明な業界構造です。専門知識に乏しい管理組合に対し、一部の業界関係者による談合や競合排除、利益相反を伴う不適切なコンサルティングが行われるケースが後を絶ちません。こうした事態を受け、国土交通省の通達や公正取引委員会による立入検査など行政の介入も強化されています(*6)が、管理組合自らが適切な判断を下せる環境整備が急務となっています。
当社は創業以来、不透明な業界構造に向き合い、公正な取引を実現するためのソリューションを提供してまいりました。マンション管理を取り巻く課題が深刻化するなか、旧来の不透明な商習慣を打破し、資産を守る仕組みへの要請はかつてないほど高まっています。こうした市場の声に応え、皆様の大切な資産を守り抜くためのソリューションをさらに拡充すべく、今回の資金調達を実施しました。
◆資金調達の使途
今回調達した資金により、主力事業である修繕ソリューション事業の拡大に加え、事業領域を多角的に拡大することで、建物維持管理における「包括的なプラットフォーム」への進化を目指します。
具体的には、下記領域への投資を重点的に強化してまいります。
①主力事業である修繕ソリューション事業の急拡大のための人財採用、マーケティング
②新規事業「ダウンタイムレス内装リノベーション」事業の本格展開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000097827.html
③新規事業「コストダウンコンサルティング」事業の本格展開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000097827.html
④子会社 株式会社高速エレベーターの設立および新規事業「高速エレベーターの修繕ソリューション」事業の本格展開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000097827.html
「建物再生における公正なる取引の実現を通して、より良い暮らしに貢献する」というミッションのもと、当社は業界の不合理を解消し、誰もが安心して暮らせる社会を追求し続けます。今回の資金調達を糧に、建物維持管理における真の価値を再定義し、新しい時代のスタンダードを切り拓いてまいります。
◆引受先様からのコメント
・JAFCO パートナー 高原 瑞紀様コメント
日本全国のマンションや大型建物は、経年に伴い大規模修繕期を迎えています。近年は、修繕工事費が高騰する中、建物の資産価値や安全に直結する修繕の意思決定は、極めて重要かつ難易度の高いものになっています。
豊田さんとの出会いは、管理組合やオーナーが適切な比較検討ができないまま重要な判断を迫られる課題の大きさと、その根深さを改めて認識する契機となりました。
スマート修繕は、このペインに対し、施工会社のネットワーク構築をはじめ、管理組合・オーナーが複数の選択肢を冷静に比較・検討できる意思決定支援の仕組みを、着実に積み上げてきました。
豊田さんを筆頭に、高い熱量を持って愚直に課題に向き合い続けるその姿勢に強く惹かれご出資いたしました。
同社が掲げる「建物再生における公正なる取引の実現」というミッションは、単なるコスト削減や効率化ではなく、建物に関わる重要な意思決定が、納得感をもって行われる社会を実装しようとする挑戦だと捉えており、大きな社会インパクトを持つものと考えています。
同社が掲げる志の実現に向けて、ジャフコ グループも高い熱量を持って関わってまいります。
・グローバル・ブレイン パートナー 林 昇平様コメント
大型建物の修繕市場は数兆円に及ぶ巨大市場でありながら、情報の非対称性を背景とした不透明な取引慣行が根強く残っています。
スマート修繕は、代表の豊田氏が自身で経験した強い問題意識を起点に、業界の構造的課題を完全成功報酬型という極めて透明性の高いビジネスモデルで打破しようとしています。
本投資の決め手は、同社の唯一無二のポジショニングに加え、圧倒的な営業生産性とデータ資産の蓄積にあります。見積データを明細レベルでDB化し、AIによる自動査定やニーズ予測に繋げるデータドリブンな戦略は、既存のプレイヤーに対する強力な参入障壁です。
すでに見積依頼からの受注率の高さが顧客本位の優れたプロダクトとしてのPMFを証明しており、マンションの管理組合から不動産ファンド、事業法人へと顧客基盤を拡大しています。 社会の公器である「建物」を次世代へ繋ぐプラットフォームとして、同社が建物再生領域のデファクトスタンダードになることを期待 し、伴走支援してまいります。
・Dual Bridge Capital 代表パートナー 伊東 駿様コメント
建物修繕は、本来、生活の安全と資産価値を守るための極めて公共性の高い行為であるにもかかわらず、長年にわたり情報の非対称性や不透明な慣行が残され、発注者が正しい判断を下しにくい構造が放置されてきました。
スマート修繕社は、こうした業界構造そのものに正面から向き合い、専門性とテクノロジーを掛け合わせることで、「誰もが納得して意思決定できる修繕」の実現に挑戦されています。実際に、これまで適切な選択肢を持ち得なかった管理組合や事業者から明確な支持を獲得し、社会課題の解決と事業成長を同時に成立させるトラクションを着実に築いてこられました。
少数精鋭の体制で積み上げられてきたこれらの実績は、建物修繕という生活インフラの意思決定プロセスを、より健全で透明なものへと変えていく可能性を示していると考えています。Dual Bridge Capitalでは、その公共的意義と長期的な社会インパクトに強く共感し、本ラウンドにおいて新規出資を決定いたしました。
正しい判断が当たり前に行われる社会を次の世代へ引き継ぐために、豊田社長、そしてスマート修繕の皆様と共に、この重要な挑戦を推進していけることを心より楽しみにしております。
・ディー・エヌ・エー(DeNA)AIイノベーション事業本部 事業本部長 住吉 政一郎様コメント
「建物の修繕」という社会インフラを守る領域において、情報の不透明さを解消し、誰もが安心して取引できる市場を作る。スマート修繕が掲げるこの挑戦は、社会に大きな「Delight」をもたらすものです。 特筆すべきは、そのアプローチの堅実さと先進性です。現場から吸い上げられた真正なデータがしっかりと蓄積されており、それらが市場の透明性を担保する基盤となっています。
DeNAは、この強固なデータ基盤にAI技術を掛け合わせることで、同社のサービスが業界の枠を超えて指数関数的に拡大していく未来を信じています。
データとテクノロジーの力で、建物修繕のあり方を根本から変えていく。その壮大な挑戦をご一緒できることを大変嬉しく思います。
・デライト・ベンチャーズ マネージングパートナー 坂東 龍様コメント
デライト・ベンチャーズのベンチャー・ビルダーから生まれた同社に、私たちは構想段階から伴走し、シード出資をさせていただいておりました。豊田さんご自身がマンション組合の理事長として直面した修繕における意思決定の難しさや情報の非対称性というリアルな課題を起点に、現場に深く入り込みながら、泥臭く顧客の課題解決を積み重ねてきたチームです。議論と検証を高速に繰り返しながら事業を進化させてきた姿を間近で見てきました。今回のシリーズA調達を新たな起点として、産業構造を変える圧倒的な存在へとさらに飛躍していくことを強く期待しています。
◆株式会社スマート修繕 代表取締役 豊田コメント
私たちは創業以来、修繕/不動産業界に根強く残る不透明な商習慣や、工事費高騰という問題に向き合ってきました。今回の資金調達は、これまで積み上げてきた当社のソリューションが、社会的な要請に応えうるものであると認めていただいた結果だと有難く受け止めています。
今後は、主力事業の更なる拡大に加え、内装リノベーションやコストダウンコンサルティング等の多角的な事業展開をすることを通し、建物維持管理における包括的なプラットフォームへの進化を目指します。
弊社ミッションである「建物再生における公正なる取引の実現を通して、より良い暮らしに貢献する」に真正面から挑み、一歩ずつ、確実に、新しいスタンダードを作ってまいります。
スマート修繕が描く次のフェーズにご期待いただけますと幸いです。

新卒で旭化成に入社、工業材料の営業に従事。海外駐在から帰任後にDeNA入社。DeNAでは他社との共同事業の開発、運営に従事。自身分譲マンションでの理事長経験を基に、DeNAの社内ベンチャーの仕組みを活用し「スマート修繕」を創業。 過去2年間の顧客マンションへの訪問回数は400回を超え、チェックした見積書の数は千を超える(2024年7月末時点)。
*1:2022-2025実績・自社調べ
*2:2022-2025実績・自社調べ(大規模修繕の場合)
*3:国土交通省「築40年以上のマンションストック数の推移」(2024年末現在/2025年8月5日更新)
*4:国土交通省「建設工事費デフレーター」、建築補修より算出(2024年末時点)
*5:国土交通省「令和5年度マンション総合調査」(2024年6月21日公表、n=1,402)
*6:スマート修繕「3月31日「マンション大規模修繕における談合疑い、公取委の検査対象がコンサルティング会社等に拡大」という旨の報道について」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000050.000097827.html
◆「スマート修繕」の概要

マンションやビルなど大型建物の大規模修繕など共用部工事の見積、工事支援サービス。プロが独自の見積データベースを活用した見積査定を行うことで、修繕工事のコストダウンをかなえます。また、専門コンサルタントが劣化診断から工事会社のご紹介、工事支援まで徹底伴走し、一貫したサポートを提供。お客様に代わって各種の調整を実施することでお客様の手間を省きつつ、専門的な内容も分かりやすくご説明します。お客様にとっては契約や費用が発生しないため、すでに他社による見積がある状態でも、負担なくセカンドオピニオンとしてご活用いただけます。
サービスサイト:https://smart-shuzen.jp
オウンドメディア:https://smart-shuzen.jp/media
◆株式会社スマート修繕について
マンションやビルなど大型建物の大規模修繕など共用部工事の見積、工事支援サービス「スマート修繕」のほか、マンションの建替バリューを見える化する「スマート建替(ベータ版)」、大型建物の修繕工事の見積金額の査定を行う「スマート修繕顧問」、管理組合向けの金融商品の共同開発等、建物再生領域における事業を展開しています。専門知識のないマンション管理組合や不動産オーナーなどが、業界の事情に左右されることなく、フェアに取引できることを目指しています。
事業拡大に伴い、採用強化中
株式会社スマート修繕では事業拡大および新規事業開始に向け、採用を強化しています。
多くのイノベーションの余地が残されている修繕市場において、「修繕工事のあたりまえを変えていく」という想いを共有できる方と、これからのチャレンジを共に成長させる仲間を探しています。
コンサルタント、マーケティングなど、幅広く仲間を募集しています。詳細は採用ページをご覧ください。
<スマート修繕の求人一覧>
https://smart-shuzen.jp/company/recruitment
◆会社概要
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商号:株式会社スマート修繕
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代表:豊田 賢治郎
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資本金:8億4,996万0,994円(準備金含む)
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入会団体:経団連(一般社団法人日本経済団体連合会)企業会員
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事務所登録:一級建築士事務所(東京都知事登録 第66294号)
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事業内容:
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大型建物の共用部工事の見積もり、選定支援、工事支援サービス
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大型建物の修繕工事の見積金額の査定サービス
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マンション建替の経済性、負担度可視化サービス(β版)
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所在地:東京都港区赤坂5-2-33 IsaI AkasakA 510
◆お問い合わせ
取材のお申込み、サービスのご利用お申込み、工事会社登録のご相談、各種提携のご相談などは、以下よりお問い合わせください。
問い合わせフォーム:https://smart-shuzen.jp/#contact
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