Z世代の84%が「恋愛したい」、一方34%は交際経験ゼロ。理想の出会いは「学校・職場など自然なコミュニティ」(61%)。Z世代の恋愛についての意識調査をZ-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)が実施。

「若者の恋愛離れ」とは異なる実像?75%が結婚に前向き。恋人との関係は80%が“ドキドキ”より「安心感」を重視、68%は「恋愛と推し活は全くの別物」と回答。

Fiom合同会社

Z世代向けクリエイティブカンパニーFiom合同会社(本社:東京都渋谷区、代表社員:竹下洋平)が運営する、Z世代当事者が実態や価値観を分析するシンクタンク「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」 は、全国のZ世代(18歳〜24歳)を対象に実施した 「Z世代の恋愛についての意識調査」 の結果を発表しました。

近年、「若者の恋愛離れ」「マッチングアプリでの出会い」「蛙化現象」「推し活と恋愛の両立」など、若年層の恋愛観を象徴するさまざまな言葉や現象がSNSを中心に語られています。

一方で、こうした議論の中では「Z世代は恋愛そのものに興味がなくなった」「タイパやコスパを重視し、人間関係まで効率化している」といった単純化されたイメージで語られるケースも少なくありません。

しかし今回の調査では、84%が何らかの形で「恋愛したい」と回答する一方、34%がこれまで「交際した」と認識している人数を0人と回答。

さらに、恋愛相手との最も良い出会い方として、61%が「学校や職場、サークルなど日常的なコミュニティ」を選択したのに対し、「マッチングアプリ」はわずか2%でした。

デジタルネイティブでありながら、恋愛ではむしろ「効率性」よりも、日常の延長線上にある自然な関係形成や、相手と一緒にいて落ち着ける安心感を求めているZ世代。

こうした背景を踏まえ、Z世代の当事者目線による分析で新たなインサイトを発掘・探求するZ世代特化の調査研究機関「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」は、Z世代が恋愛に何を求め、出会い・交際・SNS・結婚・推し活・消費行動をどのように捉えているのか、そのリアルな実態を明らかにするため、本調査を実施しました。

多様なバックグラウンドを持つZ世代当事者である研究員が、全国のZ世代を対象にアンケート調査を実施。

全43ページにわたる調査レポートを基に、表面的な「恋愛離れ」という言葉だけでは捉えきれない、Z世代の新しい恋愛観を分析しました。

Z世代の恋愛についての意識調査」調査サマリー

・「恋愛離れ」とは言い切れない? Z世代の84%が恋愛に前向き、一方で34%は交際経験ゼロ。

「今、恋愛をしたいと思うか」という問いでは、「良い人がいればしたい」49%、「とてもしたい」35%となり、合わせて84%が恋愛に前向きでした。一方、これまで「交際した」と認識している人数では「0人」が34%で最多となっています。

マッチングアプリは理想の出会いではない?61%が「学校・職場など自然なコミュニティ」、アプリはわずか2%。

恋愛相手との出会いのきっかけとして最も良いと感じるものは、「学校や職場、サークルなど、日常的なコミュニティ」が61%で圧倒的1位。「友人や知人からの紹介」19%、「SNS」12%と続き、「マッチングアプリ」は2%にとどまりました。

・恋人に欲しいのは「刺激」より「安心」。Z世代の80%が“一緒にいて落ち着く関係”を重視。

恋人との関係で重視するものについて、80%が「一緒にいて落ち着く『安心感・精神的な時間』」を選択。「ドキドキするような刺激的な感情」は20%にとどまりました。

・「恋愛=推し活の代替」ではない。68%が「恋愛は現実、推し活は理想。全くの別物」。

恋愛と推し活の関係について、68%が「恋愛は『現実』、推し活は『理想』であり、全くの別物」と回答。「恋愛のドキドキ感を推し活で代替できる部分がある」は11%にとどまりました。

・「蛙化現象」は4割が経験。一方、相手だけの問題とは考えていない?

相手の些細な言動によって急に気持ちが冷める「蛙化現象」について、「よくある」11%、「時々ある」29%と、合計40%が一定の経験を回答しました。

また、気持ちが冷める根本的な原因については、「自分の心の中」が28%で、「相手の行動そのもの」の13%を大きく上回りました。

・Z世代の75%が結婚に前向き。さらに74%が「結婚前の同棲」に肯定的。

将来の結婚について、「良い人がいればしたい」45%、「絶対にしたい」30%を合わせると75%が結婚に前向き。また、結婚前の同棲についても「絶対にすべき」44%、「できればしてみたい」30%と、74%が肯定的でした。

・恋愛消費は「モノ」より「体験」。53%が旅行・ライブ・テーマパークにお金や時間をかけたい。

恋愛においてお金や時間をかけたいものとして、「旅行、ライブ、テーマパークなどの『体験』」が53%でトップ。「記念日や誕生日などのプレゼント」48%が続きました。

Z世代の恋愛の実態を深掘り

今回の調査結果から、Z世代の恋愛への価値観を象徴するデータを抜粋して解説します。

「若者の恋愛離れ」とは言い切れない。Z世代の84%が「恋愛したい」。

「今、恋愛をしたいと思うか」という問いに対し、「良い人がいればしたい」49%、「とてもしたい」35%となり、合計84%が恋愛に前向きであることが分かりました。

一方、「あまりしたいと思わない」は10%、「全くしたいと思わない」は6%でした。

「若者の恋愛離れ」という言葉からは、Z世代が恋愛そのものへの関心を失っているようなイメージを持たれがちです。

しかし今回の結果から見えてくるのは、恋愛そのものを拒否しているというより、「良い相手・良い関係であれば恋愛したい」という選択的な姿勢です。

恋愛をすること自体を目的にするのではなく、自分が納得できる相手やタイミングを待つ。そんなZ世代の恋愛観が表れています。

恋愛意向84%なのに、34%は交際経験ゼロ。「したい」と「している」の間にギャップ。

これまでに「交際した」と認識している人数を尋ねたところ、「0人」が34%で最多となりました。

「1人」21%、「2人」20%と続いています。

84%が恋愛に前向きである一方、約3人に1人は交際経験ゼロという、一見すると矛盾した結果です。

恋愛への関心が失われたというより、恋愛したい気持ちはありながらも、実際に交際を始めるまでには一定のハードルが存在していることがうかがえます。

Z世代を単純に「恋愛しない世代」と捉えるのではなく、「恋愛を始めるまでが慎重な世代」として見ることで、その実像がより明確になります。

デジタルネイティブなのに、理想の出会いは「リアル」。マッチングアプリはわずか2%。

恋愛相手との出会いのきっかけとして最も良いと感じるものでは、「学校や職場、サークルなど、日常的なコミュニティ」が61%で圧倒的1位となりました。

「友人や知人からの紹介」19%、「SNS」12%と続き、「マッチングアプリ」はわずか2%でした。

スマートフォンやSNSが生活の中心にあるZ世代ですが、恋愛まで完全にデジタル化・効率化したいわけではないようです。

条件から相手を検索することより、「同じ学校にいた」「一緒に働いていた」「友達として過ごしているうちに好きになった」といった、日常の中で関係性が積み重なっていくプロセスが支持されています。

恋愛においては「効率の良い出会い」よりも、「好きになるまでの自然さ」が重視されていることが分かります。

「ドキドキ」より「安心」。Z世代の80%が“一緒にいて落ち着く関係”を重視。

恋人との関係においてどちらをより重視するかという問いでは、80%が「一緒にいて落ち着く『安心感・精神的な時間』」を選択。

「ドキドキするような刺激的な感情」は20%でした。

恋愛というと、刺激や高揚感、ドラマチックな展開が価値として描かれることも少なくありません。

しかしZ世代が求めているのは、むしろ日常生活の中で無理をせず、一緒にいて安心できる関係です。

恋愛が「非日常を楽しむイベント」から、自分の日常や精神状態を安定させる関係性へと変化していることを示唆しています。

「蛙化現象」は一部のSNSネタではない?Z世代の4割が経験。

相手の些細な行動や言動をきっかけに、急に恋愛感情が冷めてしまう「蛙化現象」について、「よくある」11%、「時々ある」29%となり、合計40%が一定の経験を持っていることが分かりました。

SNS上ではZ世代特有の恋愛トレンドとして語られることの多い「蛙化」ですが、今回の調査では一定数にとってリアルな感情変化として存在していることが確認されました。

恋愛相手を「好きになる条件」だけではなく、好きになった後に生じる理想と現実のギャップをどう受け止めるかまでが、現代の恋愛関係を左右していることがうかがえます。

「恋愛=推し活の代替」ではない。68%が「現実と理想で、全くの別物」。

恋愛と「推し活」の関係について、68%が「恋愛は『現実』、推し活は『理想』であり、全くの別物」と回答しました。

「恋愛よりも、裏切られることのない推し活の方が精神的に楽」は16%、「恋愛のドキドキ感を推し活で代替できる部分がある」は11%でした。

「若者が恋愛をしなくなった背景には推し活がある」と語られることもありますが、Z世代自身は恋愛と推し活を単純な競合関係として捉えていません。

現実の相手と生活や感情を共有する「恋愛」と、理想や憧れに感情を投影する「推し活」。

それぞれを異なる感情体験として使い分け、恋愛と推し活を共存させていることが分かります。

「結婚しない世代」とは限らない。Z世代の75%が結婚に前向き。

将来、結婚をしたいと思うかという問いでは、「良い人がいればしたい」45%、「絶対にしたい」30%となり、合計75%が結婚に前向きでした。

一方、「あまりしたいと思わない」は15%、「全くしたいと思わない」は5%でした。

未婚化や晩婚化が社会課題として語られる中でも、Z世代が結婚そのものを拒否しているわけではありません。

ここでも「絶対にしたい」30%より、「良い人がいればしたい」45%が最多である点が象徴的です。

恋愛と同様、結婚についても「しなければならないもの」ではなく、良い相手と出会い、自分が納得できた場合に選択するものへと価値観が変化していることがうかがえます。

調査概要

調査名:Z世代の恋愛についての意識調査
調査対象:全国のZ世代(18歳〜24歳)
調査期間:2025年8月〜9月
分析・レポート作成期間:2025年10月〜2026年8月
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:n=256
調査分析:Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)
運営:Fiom合同会社

利用条件

情報の出典元として「Fiom合同会社」及び「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」であることを明記いただきますようお願いいたします。

本調査レポート完全版(全43ページ)を無料でダウンロード

今回ご紹介した内容は、調査レポートのほんの一部です。

レポート本編では、Z世代の恋愛意向や交際経験、恋人に求める資質、告白・交際の境界線、マッチングアプリの利用実態、プロフィールを見る際に重視するポイント、恋人との理想的な連絡・対面頻度、デート費用の分担、理想のデート、スマートフォンのプライバシー、蛙化現象、SNSによる嫉妬、恋愛への不安、恋愛相談の情報源、結婚・子ども・同棲への意識、推し活との関係性、恋愛消費、デート情報の探索行動、企業の恋愛広告、カップルインフルエンサー、恋人へのプレゼントなど、多角的に分析しています。

明日からの商品開発、広告、SNS、デート・レジャー、旅行、外食、ギフト、ブライダルなどの企画やコミュニケーション施策に活用できる、Z世代のリアルな恋愛インサイトが詰まっています。

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Z-SOZOKEN所長のコメント

◆竹下洋平(たけしたようへい)

Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)所長

Fiom合同会社CEO

2005年生まれ。2021年10月にFiom合同会社を設立。Z世代のクリエイターの創造性を最大化させるをミッションに、Z世代によるZ世代向けのコミュニケーションプロデュース事業、リサーチ&プランニング事業を展開している。上場企業から大企業、中小企業、ベンチャー、スタートアップ、行政や自治体と幅広い組織の支援実績を持つ。Z世代の創造性を活かし、Z世代向け広告コミュニケーションの上流設計から制作、運用までワンストップで実行支援する。

「Z世代の84%が恋愛をしたいと考えている一方、34%は交際経験が0人」。

今回の調査で最も印象的だったのは、この一見矛盾する結果です。

「若者の恋愛離れ」という言葉だけを見ると、Z世代は恋愛そのものへの関心を失っているように思われがちです。

しかし今回の結果から見えてきたのは、恋愛を必要としていないのではなく、“無理に恋愛を始めたくない”という慎重さではないでしょうか。

特に象徴的なのが、恋愛相手との理想の出会いです。

条件から相手を効率的に探せるマッチングアプリを選んだ人はわずか2%。

一方、61%が学校や職場、サークルなどの「自然なコミュニティ」を選びました。

デジタルネイティブだからといって、人間関係まで完全にデジタル化・効率化したいわけではありません。

むしろ恋愛という極めて私的な関係だからこそ、スペックだけではなく、「一緒に過ごしているうちに好きになった」「この人なら安心できる」といった、時間をかけて形成される感情を大切にしているのだと思います。

実際、恋人との関係でも80%が「ドキドキ」より「一緒にいて落ち着く安心感」を重視しています。

また、68%が推し活と恋愛を「全くの別物」と捉えていたことも重要です。

Z世代は恋愛を捨てて推し活へ移行したのではなく、恋愛・推し活・友人関係・一人の時間を、それぞれ異なる価値を持つものとして共存させています。

そして、結婚についても75%が前向きで、74%が結婚前の同棲に肯定的でした。

「結婚したくない」というより、相手との生活や価値観を確認し、納得した上で次のステップへ進みたい。

恋愛から結婚まで一貫して見えてくるのは、勢いより納得、刺激より安心、効率より自然さを重視する姿勢です。

企業に求められているのも、「恋人がいて当然」「恋愛すれば幸せ」といった一つの幸福像を押し付けることではありません。

恋愛したい人も、今はしたくない人も、そのどちらも尊重した上で、「誰と、どのような時間を過ごしたいか」に寄り添うこと。

「恋愛を売る」のではなく、「大切な人との良い時間をつくる」。

そこに、これからのZ世代向け恋愛マーケティングの大きな可能性があると考えています。

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「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」について

Z世代の創造性で未来を創る。Z世代特化の次世代型シンクタンク。

「Z-SOZOKEN」とはZ世代向けクリエイティブカンパニーFiom合同会社が運営しているZ世代同世代目線による分析で新たなインサイトを発掘、探求するZ世代特化の次世代型シンクタンクです。

Z世代の実態や価値観をZ世代当事者たちが様々な観点から把握・分析。

時代の最先端をゆくZ世代の未知なる文化を解き明かし、時代を切り開く新たな価値観を探求しております。

リアルZ世代起点でZ世代に届く共感を軸としたコミュニケーションやプロモーション設計に活用できる実践的なマーケティング情報を提供しています。

公式サイト:https://z-sozoken.studio.site

Fiom合同会社について

Z世代に特化したZ世代のクリエイティブカンパニー

メンバー全員がZ世代で構成されたZ世代に特化したクリエイティブカンパニー。

Z世代の創造性を基点としたZ世代目線のアプローチを実施。

Z世代向け広告コミュニケーション領域の上流設計から制作・運用まで実行支援する。

時代の最先端をゆくZ世代の感性を活かしたクリエイティブカンパニー。

社名:Fiom合同会社
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号桑野ビル2階
設立:2021年10月15日
代表:竹下洋平
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上場
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資本金
100万円
設立
2021年10月