Z世代の73%が「推し活は日々の活力」、32%は収入の3割以上を支出。22%が自らを「依存状態」と認識。Z世代の推し活依存についての実態調査をZ-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)が実施。

推しが活動を終了すると20%が生活や精神面への深刻な影響を予想。人生の重要な決定を推し活に合わせた経験、または今後行う可能性は29%。一方、恋愛・結婚優先59%に対し、推し活優先は19%。

Fiom合同会社

Z世代向けクリエイティブカンパニーFiom合同会社(本社:東京都渋谷区、代表社員:竹下洋平)が運営する、Z世代当事者が実態や価値観を分析するシンクタンク「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」は、全国のZ世代(18歳〜24歳)392名を対象に実施した「Z世代の推し活依存についての実態調査」の結果を発表しました。

近年、アイドル、アーティスト、俳優、声優、キャラクターなどを応援する「推し活」が、Z世代の生活文化として定着しています。

今回の調査では、推し活によって得られる最大の精神的報酬として、73%が「日々の生活を頑張るための活力やモチベーション」を選択しました。

一方、32%が収入の3割以上を推し活へ使い、22%が自分の推し活を「依存状態」と感じた経験があると回答。推しが活動を終了した場合、20%が生活や精神面への深刻な影響を予想しています。

推し活はZ世代に幸福や活力を与える一方、時間、支出、感情、人生の選択にも影響する存在になっています。

こうした背景を踏まえ、Z-SOZOKENは、Z世代にとって推しとはどのような存在なのか、推し活が幸福感、自己肯定感、支出、人間関係、学業や仕事へどのような影響を与えているのか、その実態と「依存の境界線」を明らかにするため、本調査を実施しました。

全43ページにわたる調査レポートを基に、推しとの出会い、利用時間、応援活動、推し活費用、精神的報酬、依存の自覚、活動終了時の影響、ファンマナー、恋愛との優先順位、AIによる推しの再現などを多角的に分析しています。

Z世代の推し活依存についての実態調査」調査サマリー

・推しはZ世代の「生きる燃料」。73%が日々の活力やモチベーションと回答。

推し活によって得られる最も大きな精神的報酬について、73%が「日々の生活を頑張るための、活力やモチベーション」を選択しました。

さらに、72%が推しの存在は自身の幸福度に貢献していると感じています。

・3人に1人が収入の3割以上を推し活へ。月額より深刻な「収入に占める割合」。

収入に占める推し活費用の割合について、21%が「30%以上50%未満」、9%が「50%以上70%未満」、2%が「70%以上」と回答しました。

合計32%が、お小遣いやアルバイト代などの収入の3割以上を推し活へ使っています。

・自覚なき依存の可能性。22%が「依存状態」、26%は判断できず。

自分の推し活が「依存」の状態にあると感じた経験について、22%が「ある」と回答しました。

一方、26%が「分からない」、51%が「ない」と回答しています。

・推しの活動終了で「生きていない」。20%が生活や精神面への深刻な影響を予想。

推しが突然活動を終了した場合、14%が「正直、生きていないと感じる」、6%が「日常生活に深刻な支障が出ると思う」と回答しました。

合計20%が、推しの活動終了によって生活や精神面に大きな影響が生じると考えています。

・趣味が人生設計を動かす。29%が進学、就職、引っ越しを推し活に合わせる可能性。

人生の重要な決定を推し活の都合に合わせて行ったことについて、16%が「ある」と回答しました。

13%は「今後行う可能性はある」と回答しています。

・「推し活が恋愛の代わり」とは限らない。恋愛・結婚優先59%、推し活優先19%。

現在の自分にとって「恋愛・結婚」と「推し活」のどちらを優先するかについて、59%が恋愛・結婚、19%が推し活と回答しました。

22%は「同じくらい」と回答しています。

・AIで再現された推しは「本人」なのか。引退後のAI活動継続に53%が反対。

推しが将来引退した場合、AI技術で姿を再現し、バーチャルな存在として活動を続けることについて、53%が望まないと回答しました。

「強く望む」「少し望む」は合計20%でした。

Z世代の推し活依存の実態を深掘り

今回の調査結果から、Z世代の推し活依存の実態を象徴するデータを抜粋して解説します。

推しはZ世代の「生きる燃料」。73%が日々の活力やモチベーションと回答。

推し活によって得られる最も大きな精神的報酬について、73%が「日々の生活を頑張るための、活力やモチベーション」を選択しました。

「嫌なことを忘れられる、現実からの逃避」19%、「自分は誰かを支えているという、貢献感や自己有用感」18%が続きました。

推しの存在が自身の幸福度へどの程度貢献しているかについても、72%が何らかの貢献を実感しています。

推し活は、Z世代にとって単なる娯楽や消費ではありません。

学校や仕事、日々の生活を前向きに過ごすための「感情のインフラ」になっています。

3人に1人が収入の3割以上を支出。月額より深刻な「収入に占める割合」。

お小遣いやアルバイト代などの収入に占める推し活費用の割合について、32%が収入の3割以上を使っていると回答しました。

内訳は「30%以上50%未満」21%、「50%以上70%未満」9%、「70%以上」2%です。

一方、1カ月に使う金額では63%が「1万円未満」と回答しています。

絶対額だけを見れば少額に見えても、可処分所得が限られるZ世代にとっては、大きな経済的負担となる場合があります。

企業が見るべきなのは、ファン1人当たりの売上だけではありません。

その支出が、無理なく長く応援できる範囲に収まっているかという視点が必要です。

自覚なき依存の可能性。22%が「依存状態」、26%は判断できず。

自分の推し活が「依存」の状態にあると感じた経験について、22%が「ある」と回答しました。

26%は「分からない」、51%は「ない」と回答しています。

推しについて考える頻度では、13%が「ほぼ常に頭の片隅にいる」、36%が「1日に数回、ふとした時に思い出す」と回答しました。

合計49%が、推しについて1日に数回以上考えています。

問題は、推しを考える時間の長さそのものではありません。

支出、睡眠、学業、人間関係へ支障が出ていても、自分では依存かどうか判断できない状態にこそ注意が必要です。

推しの活動終了は「コンテンツの終了」ではない。20%が深刻な影響を予想。

推しが突然活動を終了した場合、62%が「しばらくは落ち込むが、立ち直れる」と回答しました。

一方、14%が「正直、生きていないと感じる」、6%が「日常生活に深刻な支障が出ると思う」と回答しています。

19%は「すぐに次の推しを探すと思う」と回答しました。

推しの引退、脱退、解散、活動休止は、ファンにとって単なるコンテンツ提供の終了ではありません。

日々の支えや将来の楽しみ、自分の居場所を失う出来事にもなります。

運営側には、活動終了を告知するだけでなく、ファンの喪失感へ配慮したコミュニケーションが求められます。

趣味が人生設計を動かす。29%が進学、就職、引っ越しを推し活に合わせる可能性。

進学、就職、引っ越しなど、人生の重要な決定を推し活の都合に合わせて行ったことについて、16%が「ある」と回答しました。

13%は「今後行う可能性はある」と回答しています。

合計29%が、推し活に合わせて人生の重要な決定を行った経験、または今後行う可能性があることが分かりました。

推し活は、余暇の過ごし方や消費行動の範囲を超えています。

ライブへ通いやすい地域に住む、推し活と両立できる働き方を選ぶなど、住む場所やキャリアの選択にも影響する文化になっています。

「推し活が恋愛の代わり」とは限らない。恋愛・結婚優先59%、推し活優先19%。

現在の自分にとって「恋愛・結婚」と「推し活」のどちらを優先するかについて、59%が恋愛・結婚、19%が推し活と回答しました。

22%は「同じくらい」と回答しています。

親しい友人との大切な約束と、推しの一度きりの緊急ライブ配信が重なった場合も、56%が友人との約束を優先しました。

推し活へ高い熱量を注いでいても、現実の恋愛や友人関係を切り離しているとは限りません。

「推し活は現実の人間関係からの逃避」という固定観念を覆す結果です。

AIで再現された推しは「本人」なのか。引退後のAI活動継続に53%が反対。

推しが将来引退した場合、AI技術でその姿を再現し、バーチャルな存在として活動を続けることについて、53%が望まないと回答しました。

「強く望む」「少し望む」は合計20%、「分からない」は28%でした。

技術的に姿や声を再現できることと、ファンがそれを本人として受け入れられることは同じではありません。

本人の意思や権利、運営主体の透明性、収益の帰属、ファンへの説明など、新たなルールづくりが必要です。

「推しを永遠に残せる技術」は、ファンにとって救いになるのか。

それとも、本人の不在後も消費を続けさせる新たな依存装置になるのか。

推し活文化は、AI時代の人格や存在のあり方という新たな論点にもつながっています。

調査概要

調査名:Z世代の推し活依存についての実態調査
調査対象:全国のZ世代(18歳〜24歳)
調査期間:2025年9月
分析・レポート作成期間:2025年10月〜2026年8月
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:n=392
調査分析:Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)
運営:Fiom合同会社

利用条件

情報の出典元として「Fiom合同会社」及び「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」であることを明記いただきますようお願いいたします。

本調査レポート完全版(全43ページ)を無料でダウンロード

今回ご紹介した内容は、調査レポートのほんの一部です。

レポート本編では、推しとの出会い、応援活動、利用時間、推し活費用、精神的報酬、承認欲求、依存の自覚などを多角的に分析しています。

さらに、借金や生活上の我慢、推しの活動終了、ファンマナー、恋愛との優先順位、学業や仕事、人生の選択、AIによる推しの再現まで調査しました。

推し活がもたらす幸福や活力と、時間、支出、感情面で生じる負担の両面から、Z世代のリアルな実態とファンマーケティングに活用できる示唆を収録しています。

少しでもご興味をお持ちいただきました方は、ぜひ下記よりダウンロードしてご活用ください。

Z-SOZOKEN所長のコメント

◆竹下洋平(たけしたようへい)

Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)所長

Fiom合同会社CEO

2005年生まれ。2021年10月にFiom合同会社を設立。Z世代のクリエイターの創造性を最大化させるをミッションに、Z世代によるZ世代向けのコミュニケーションプロデュース事業、リサーチ&プランニング事業を展開している。上場企業から大企業、中小企業、ベンチャー、スタートアップ、行政や自治体と幅広い組織の支援実績を持つ。Z世代の創造性を活かし、Z世代向け広告コミュニケーションの上流設計から制作、運用までワンストップで実行支援する。

「Z世代の73%が、推し活を日々の活力やモチベーションだと感じている」。

この結果が物語っているのは、推し活が単なる趣味や消費ではなく、Z世代が明日を生きるための「感情のインフラ」になっているということです。

推しの新しい投稿を見る。

次のライブを楽しみに学校や仕事を頑張る。

同じ推しを応援する仲間と喜びを共有する。

こうした小さな体験の積み重ねが、日常を前向きにするエネルギーになっています。

一方、32%が収入の3割以上を推し活へ使い、22%は自分の推し活を「依存状態」だと感じた経験があります。

推し活を一律に危険なものとして遠ざけることも、無条件に肯定することも、本質的ではありません。

重要なのは、推し活によって生活が豊かになっているのか、それとも生活を維持するためのお金や時間まで失っているのかという境界線です。

企業や運営側に求められているのは、ファンの熱量を短期的に刈り取ることではありません。

限定商品や抽選、複数購入を繰り返し、ファンへ「今買わなければ後悔する」と迫り続ければ、熱量はいつか疲労や反発へ変わります。

「いくら使わせるか」から、「いかに無理なく長く応援してもらうか」へ。

ファンの人生を削るのではなく、ファンの人生を前向きにする関係を設計すること。

それが、これからの推し活ビジネスに必要な視点だと考えています。

Z世代当事者がリアルなインサイトを発掘する「Z世代調査研究メニュー」

Z-SOZOKENでは、本リリースでご紹介したような自主調査に留まらず、企業様の課題に合わせてZ世代当事者リサーチャーが直接担当する「Z世代調査研究メニュー」をご提供しております。

大人の尺度による外側からの観察型リサーチではなく、ターゲットと同じ時代を生きる当事者として「熱量の同期」を行い、表面的なアンケートでは見えない深層心理や文脈を解明。貴社ブランドがZ世代から選ばれるための「必然性」を定義します。

【ご提供プラン(一部抜粋)】

・Z-SOZOKEN 市場調査プラン(Standard Menu)

仮説立案から定量アンケート・定性インタビューを実施し、実態を紐解くオリジナル調査レポートを作成・納品します。

・Z-SOZOKEN インサイト研究プラン(Standard Menu)

市場調査の内容に加え、深層研究や世の中ごと化するための統合PR支援(プレスリリース発信)までを一気通貫で伴走します。

・目的別カスタマイズ調査(Single Menu)

デプスインタビューやグループインタビュー、全国規模の定量アンケート、既存クリエイティブのZ世代目線での評価・改善など、目的に合わせて最適なアプローチをご提案します。

各プランの具体的な提供価格やスケジュール、納品物のイメージ等につきましては、サービス資料内にて限定公開しております。 Z世代マーケティングの調査や顧客理解に課題を感じている企業様は、ぜひ以下のリンクより資料をダウンロードして詳細をご確認ください。

Z世代への訴求にお悩みの方へ

「Z世代のファンが、何に価値を感じて時間やお金を使っているのか理解したい」

「ファンの熱量を高めながら、過度な負担や反発を生まない設計にしたい」

「グッズ、イベント、ファンクラブ、SNS施策をZ世代の価値観に合わせて改善したい」

「推し活市場の実態を、表面的な消費額だけではなく心理面から把握したい」

今回の調査結果を見て、少しでもそう感じたご担当者様へ。

弊社はメンバー全員がZ世代当事者で構成されたZ世代に特化したクリエイティブカンパニーです。

Z世代ならではの感性や同世代の視点を活かしたアプローチで、マーケティングリサーチ、戦略設計から企画立案、制作、運用までワンストップで統合的にご支援しております。

Z世代や若年層向けの企画制作マーケティング/ブランディングでお困りの方はお気軽にご相談ください。

https://fiom-llc.studio.site/contact

「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」について

Z世代の創造性で未来を創る。Z世代特化の次世代型シンクタンク。

「Z-SOZOKEN」とはZ世代向けクリエイティブカンパニーFiom合同会社が運営しているZ世代同世代目線による分析で新たなインサイトを発掘、探求するZ世代特化の次世代型シンクタンクです。

Z世代の実態や価値観をZ世代当事者たちが様々な観点から把握・分析。

時代の最先端をゆくZ世代の未知なる文化を解き明かし、時代を切り開く新たな価値観を探求しております。

リアルZ世代起点でZ世代に届く共感を軸としたコミュニケーションやプロモーション設計に活用できる実践的なマーケティング情報を提供しています。

公式サイト:https://z-sozoken.studio.site

Fiom合同会社について

Z世代に特化したZ世代のクリエイティブカンパニー

メンバー全員がZ世代で構成されたZ世代に特化したクリエイティブカンパニー。

Z世代の創造性を基点としたZ世代目線のアプローチを実施。

Z世代向け広告コミュニケーション領域の上流設計から制作・運用まで実行支援する。

時代の最先端をゆくZ世代の感性を活かしたクリエイティブカンパニー。

社名:Fiom合同会社
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号桑野ビル2階
設立:2021年10月15日
代表:竹下洋平
HPhttps://fiom-llc.studio.site

本件に関するお問い合わせ

メール info@fiomllc.com
お問い合わせフォーム https://fiom-llc.studio.site/contact

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情報通信
本社所在地
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代表者名
竹下洋平
上場
未上場
資本金
100万円
設立
2021年10月