【キャラクターIP活用の実態調査】約9割が、キャラクターIP施策の「成功」を実感、成功したと思う理由は「売上目標達成」がトップ 一方で13.5%がROI把握不十分、測定ツール不足が最大の障壁
〜IPキャスティング、勘と経験から定量的効果予測への転換期が明らかに〜
エイスリーグループの、株式会社エイスリー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:羽地 健、以下エイスリー)と株式会社A3X(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:澤 宏明、以下A3X)は、BtoC向け商品・サービスを展開する企業のマーケティング責任者・担当者のうち、過去1年以内にキャラクターIPを起用した施策に企画立案・運用において携わった方111名を対象に、キャラクターIP効果測定の実態調査を実施いたしました。

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01|キャラクターIP施策経験者の85.6%が、ROIまで「把握できていた」、一方13.5%は「把握できていなかった」実態
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02|IP選定理由、「自社顧客とファン層の属性一致」が57.7%で最多
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03|ROI未把握層の約半数が、「測定に必要なツールや仕組みがなかった」と回答
本調査の資料請求はこちら:https://www.a3corp.jp/document/
■調査概要
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調査名称:キャラクターIP効果測定の実態調査
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調査方法:自社調査(調査委託先:株式会社IDEATECH)
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調査期間:2025年8月29日〜同年8月30日
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有効回答:BtoC向け商品・サービスを展開する企業のマーケティング責任者・担当者のうち、過去1年以内にキャラクターIPを起用した施策に企画立案・運用において携わった方111名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「エイスリーグループ調べ」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
■半数以上が、「ブランドイメージの向上」を目的にキャラクターIPを起用
「Q1.あなたが過去1年以内に関わったキャラクターIP施策において、起用した主な目的を教えてください。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「ブランドイメージの向上」が51.4%、「SNSでの話題化・拡散」が48.6%、「売上・販売数の増加」が45.9%という回答となりました。

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ブランドイメージの向上:51.4%
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SNSでの話題化・拡散:48.6%
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売上・販売数の増加:45.9%
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商品・サービスの認知拡大:38.7%
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新規顧客層の開拓:34.2%
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既存顧客のロイヤリティ向上:21.6%
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競合他社との差別化:9.0%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.9%
■約9割がキャラクターIPを起用時に、施策のROI(費用対効果)を「把握できていた」、一方13.5%は「把握できていなかった」
「Q2.キャラクターIPを起用した際に、施策のROI(費用対効果)まで把握できていましたか。」(n=111)と質問したところ、「明確に把握できていた」が27.9%、「ある程度把握できていた」が57.7%という回答となりました。

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明確に把握できていた:27.9%
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ある程度把握できていた:57.7%
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あまり把握できていなかった:11.7%
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全く把握できていなかった:1.8%
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わからない/答えられない:0.9%
■ROIを把握できていなかった理由、「測定に必要なツールや仕組みがなかったから」「起用による直接的な効果の切り分けが困難だったから」が上位
Q2で「あまり把握できていなかった」「全く把握できていなかった」と回答した方に、「Q3.ROIを把握できていなかった理由を教えてください。(複数回答)」(n=15)と質問したところ、「測定に必要なツールや仕組みがなかったから」が46.7%、「起用による直接的な効果の切り分けが困難だったから」が40.0%、「効果が長期的で測定期間が定めにくかったから」が33.3%という回答となりました。

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測定に必要なツールや仕組みがなかったから:46.7%
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起用による直接的な効果の切り分けが困難だったから:40.0%
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効果が長期的で測定期間が定めにくかったから:33.3%
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社内で統一された評価基準がなかったから:26.7%
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効果を数値化する方法が分からなかったから:20.0%
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測定にかかるコストが高かったから:6.7%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.0%
■キャラクターIPを選定した際の決め手、「自社顧客とIPファン層の属性データの一致度」が57.7%で最多
「Q4.過去1年以内に実施したキャラクターIP施策において、そのIPを選定した際の決め手は何でしたか。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「自社顧客とIPファン層の属性データの一致度」が57.7%、「外部専門家のアドバイス」が46.8%、「競合他社の活用実績」が45.0%という回答となりました。

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自社顧客とIPファン層の属性データの一致度:57.7%
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外部専門家のアドバイス:46.8%
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競合他社の活用実績:45.0%
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過去の成功事例データ分析:31.5%
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社内の直感・経験則:24.3%
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IP権利元からの提案:16.2%
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予算との兼ね合い:9.9%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.9%
■87.4%が、キャラクターIPを起用した施策は「成功した」と実感
「Q5.キャラクターIPを起用した施策は、総合的に見て成功したと思いますか。」(n=111)と質問したところ、「非常に成功した」が25.2%、「やや成功した」が62.2%という回答となりました。

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非常に成功した:25.2%
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やや成功した:62.2%
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やや失敗した:8.1%
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完全に失敗した:1.8%
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わからない/答えられない:2.7%
■成功したと思う理由、第1位「売上目標を達成できたから」、第2位「SNSで大きな話題になったから」
Q5で「非常に成功した」「やや成功した」と回答した方に、「Q6.成功したと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=97)と質問したところ、「売上目標を達成できたから」が58.8%、「SNSで大きな話題になったから」が44.3%、「ターゲット層に効果的に訴求できたから」が41.2%という回答となりました。

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売上目標を達成できたから:58.8%
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SNSで大きな話題になったから:44.3%
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ターゲット層に効果的に訴求できたから:41.2%
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ブランドイメージが向上したから:34.0%
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想定以上の認知拡大ができたから:25.8%
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長期的な効果が期待できるから:9.3%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:0.0%
■失敗したと思う理由、「ターゲット層にうまく訴求できなかったから」、「売上への貢献が見られなかったから」など
Q5で「やや失敗した」「完全に失敗した」と回答した方に、「Q7.失敗したと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=11)と質問したところ、「ターゲット層にうまく訴求できなかったから」が72.7%、「売上への貢献が見られなかったから」が45.5%、「費用に見合う効果が得られなかったから」が45.5%という回答となりました。

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ターゲット層にうまく訴求できなかったから:72.7%
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売上への貢献が見られなかったから:45.5%
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費用に見合う効果が得られなかったから:45.5%
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期待した認知拡大ができなかったから:18.2%
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施策の企画・実行に問題があったから:9.1%
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その他:9.1%
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わからない/答えられない:0.0%
■人タレントと比較した際の「キャラクターIPの強み」、「ファン層が明確で訴求しやすい」が51.4%でトップ
「Q8.人タレントと比較した際の「キャラクターIPの強み」は何だと思いますか。(複数回答)」(n=111)と質問したところ、「ファン層が明確で訴求しやすい」が51.4%、「長期的な起用が可能」が44.1%、「グローバル展開がしやすい」が42.3%という回答となりました。

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ファン層が明確で訴求しやすい:51.4%
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長期的な起用が可能:44.1%
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グローバル展開がしやすい:42.3%
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コラボ商品が作りやすい:35.1%
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スキャンダルリスクがない:20.7%
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起用コストが抑えられる:15.3%
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二次利用の幅が広い:8.1%
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その他:0.0%
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特にない:0.0%
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わからない/答えられない:0.9%
■「コストパフォーマンスが高いと感じる」や「キャラクターは年を取らない」などの声も
Q8で「特にない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q9.Q8で回答した以外に、人タレントと比較した際の「キャラクターIPの強み」があれば教えてください。」(n=111)と質問したところ、「コストパフォーマンスが高いと感じる」や「キャラクターは年を取らない」など50の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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コストパフォーマンスが高いと感じる。
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キャラクターは年を取らない。
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あのキャラクターを使用している会社と、会社名は分からずとも認知度があること。
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イメージアップにつながる。
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キャラクターIPの強みは、時間は経過しても不特定多数の人の誰かには魅力的にうつる可能性があるため、利益として貴重な存在であること。
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許可、監修が比較的わかりやすい。
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不祥事などでのリスクがないそのキャラクターのスポンサー企業との提携の幅も広がる。
■キャラクターIPを活用する際、最も必要だと思うもの、「ROI測定の仕組み作り」や「IP選定の専門的支援」など
「Q10.今後キャラクターIPを活用する際、最も必要だと思うものは何ですか。」(n=111)と質問したところ、「ROI測定の仕組み作り」が35.2%、「IP選定の専門的支援」が27.0%、「成功事例の情報共有」が18.0%という回答となりました。

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ROI測定の仕組み作り:35.2%
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IP選定の専門的支援:27.0%
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成功事例の情報共有:18.0%
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事前の定量的な効果予測:14.4%
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社内の評価基準統一:1.8%
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その他:0.0%
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わからない/答えられない:3.6%
■まとめ
今回は、BtoC向け商品・サービスを展開する企業のマーケティング責任者・担当者のうち、過去1年以内にキャラクターIPを起用した施策に企画立案・運用において携わった方111名を対象に、キャラクターIP効果測定の実態調査を実施しました。
その結果、87.4%が、キャラクターIPを起用した施策について「成功した」と評価している一方で、13.5%がROIを十分に把握できていないことが明らかになりました。IP選定の決め手として最も多かったのは「自社顧客とIPファン層の属性データの一致度」(57.7%)で、データに基づく選定が主流となっていることが分かりました。
また、成功要因の詳細を見ると、「売上目標を達成できたから」が58.8%で第1位、次いで「SNSで大きな話題になったから」(44.3%)、「ターゲット層に効果的に訴求できたから」(41.2%)が上位を占めました。一方、ROIを把握できなかった理由については、「測定に必要なツールや仕組みがなかったから」(46.7%)が最も多く、「起用による直接的な効果の切り分けが困難だったから」(40.0%)も課題として挙げられました。今後キャラクターIPを活用する際に必要なものとしては「ROI測定の仕組み作り」(35.2%)がトップとなりました。
今回の調査では、キャラクターIP活用が一定の成果を上げている一方で、効果測定の標準化と定量的な予測手法の確立が業界全体の課題であることが明らかになりました。特に、人タレントと比較したキャラクターIPの強みとして「ファン層が明確で訴求しやすい」(51.4%)が挙げられていることから、より精緻なデータ分析と効果予測ツールの導入により、さらなる施策効果の向上が期待できるでしょう。企業には、勘と経験に頼った選定から、データドリブンな意思決定への転換が求められています。
本調査の資料請求はこちら:https://www.a3corp.jp/document/
■マーケティングソリューション

エイスリーグループは、マーケティング戦略・企画立案に強みを持つ子会社A3Xの本格営業を2024年6月より開始いたしました。
A3Xには、ビジネスプロデューサー、PRプランナー、デジタルマーケター、イベントプロモーター、キャスティングディレクターなどのバックグラウンドを持つコンサルタントが多数参画しています。マーケティング戦略やブランディング戦略、コミュニケーション戦略の立案にあたり、エイスリーがグループとして保有するインサイトデータを元に、タレントを軸にしたソリューションをご提供いたします。
「サービスの認知を高めたい」、「製品の売上を伸ばしたい」、「ブランドイメージを刷新したい」等のマーケティング目標を達成するためのプロモーションやキャンペーンに関しても、投資対効果の高い施策をご提案可能です。
詳しくはこちら:https://www.a3corp.jp/service/marketing/
■エイスリーグループ概要
エイスリー会社概要


社名 |
株式会社エイスリー / A3 Co., Ltd. |
代表者 |
代表取締役社長 羽地 健 |
所在地 |
東京都渋谷区神宮前3-35-2 クローチェ神宮前ビル 6F |
URL |
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資本金 |
1,000万円 |
設立 |
2008年10月14日 |
事業内容 |
(1)総合キャスティング事業 (2)エンタメ特化型総合人材事業 (3)エンタメ特化型M&A仲介事業 (4)アカデミー事業 (5)タレント支援プロジェクト (6)タレントエージェント |
A3X会社概要


社名 |
株式会社A3X(エイスリーエックス) / A3X Co., Ltd. |
代表者 |
代表取締役CEO 澤 宏明 |
所在地 |
東京都渋谷区神宮前3-35-2 クローチェ神宮前ビル 6F |
資本金 |
1,000万円 |
設立 |
2024年5月21日 |
事業内容 |
ビジネスデザイン事業 |
*本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに記載された内容は2025年7月31日発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
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