【エムケイ・コーポレーション】令和7年度介護職員の働きやすい職場環境づくり厚生労働大臣表彰 奨励賞受賞

「ポピーヘルパーステーション小俣」におけるDX化や福祉用具による職員の負担軽減や業務効率化が評価

IXホールディングス株式会社

IXホールディングス株式会社(本社:三重県伊勢市)のグループ会社である株式会社エムケイ・コーポレーション(本社:三重県伊勢市、代表取締役社長:平林 勇二)が運営する介護事業所「ポピーヘルパーステーション小俣」は、『令和7年度介護職員の働きやすい職場環境づくり内閣総理大臣及び厚生労働大臣表彰』について、国の表彰選考委員会の選考の結果、厚生労働大臣表彰 奨励賞を受賞しました。

「介護職員の働きやすい職場環境づくり内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰」とは

厚生労働省が令和4年12月に取りまとめた「介護職員の働く環境改善に向けた政策パッケージ」に基づき、職員の待遇改善、人材育成及び介護現場の生産性向上への取組が優れた介護事業者への表彰を通じた好事例の普及を図ることを目的に、令和5年度より実施されています。

待遇改善、人材育成、生産性向上のいずれかに該当する取組が表彰の対象となります。

「ポピーヘルパーステーション小俣」による取組の評価ポイント

(1)記録業務のタブレット端末入力による効率化

<抱えていた課題>

・訪問介護で支援記録などを紙の書類業務で対応しており、支援(現場でのサービス提供)以外での事務に関する職員負担が大きいものでした。

・書類は手書きのため作業時間も多くかかり、書類を事務所に提出してもらうまで管理者・サービス提供責任者が現場情報をタイムリーに把握することができませんでした。

・国保連への請求で必要な情報も、紙の記録用紙から拾い上げPC端末に再入力をしており、業務の重複が発生していました。

<導入にあたっての課題>

訪問介護は年齢の高い職員が多く、ITやデジタルツールに苦手意識や抵抗感も強くありました。丁寧な操作説明を行い70代の職員も使いこなせるようになり、全体への導入が広がっていきました。

<結果>

デジタル化の遅れが顕著な業界ですが、記録業務の効率化を狙い、2019年12月ごろよりタブレット端末による入力を推進した結果、月間52時間もの記録時間の短縮ができ、現在も継続した取組となっています。

(2)移乗介助時の腰への負担を大幅に軽減できる福祉用具の現場導入による、職員の負担軽減及び腰痛による離職低減

<抱えていた課題>

・訪問介護は一人で支援に入ることが多く、また女性職員ばかりであるため、利用者が男性や大柄の方の場合の身体介護では、腰への負担が大きいものでした。

・腰痛を発症した職員が、身体介護ができなくなり職員によっては離職を考えるきっかけになると業界では言われています。(当社の場合は、腰への負担を危惧する職員については、身体介護の割り当てをやめ生活援助中心のシフト組みをする、生活専従という雇用契約を選べるようにもしています)

<導入にあたっての課題>

介護現場の課題を解決できないかと考える中で、自社だけではリソースが足りないため、三重県のオープンイノベーション事業に応募したところ、県外のスタートアップ企業とのマッチングに成功。「リフティ・ピーヴォ」という新たな福祉用具は、今までの移乗介助(密着・腰を落とす・持ち上げる)とは真逆の介助方法であることに対して、職員からどのようにして理解・共感を得られるのかという懸念もあり、現場への導入説明や使用方法の指導などに2-3ケ月程度要しました。

<結果>

今までの移乗介助の方法とは異なり、てこの原理を活用し移乗するため、腰への負担を大幅に軽減させられたことに加え、これまで移乗に2名介助(もう1名は利用者様ご家族)だった利用者様に対して、1名で介助ができるようになりました。また、持ち運びもでき、安価で簡易に使用できるため、数十万円するリフトなど従来の移乗用具とは経済的にも機能的にも優れています。

腰への負担を危惧する職員には当該福祉用具を支給するほか、自ら代理店として他事業所にも導入に向けた提案や販売をしていくことで、業界で腰痛予防、腰痛による離職を低減させることに貢献することができました。

➤TOKOWAKA-MIE 事業共創推進事業(オープンイノベーション)の様子はこちら

https://tomoruba.eiicon.net/articles/4513

https://tomoruba.eiicon.net/articles/4677

担当者の声

このような評価をいただけたこと、心より感謝申し上げます。この受賞は、代表取締役の平林、総務担当者の指導及びバックアップと、なによりポピーヘルパーステーション小俣の全従業員が一丸となって取り組んだ結果、いただけた事と思います。

実際に年齢の高い従業員が多く、タブレット端末導入やスマホからの記録入力などのデジタル化に対しても、新たな福祉用具の導入に対しても、正直なところ拒絶反応もございました。その中で、繰り返し説明会の実施や、事務作業の短縮数値化の共有、タブレット端末・スマホ端末からの入力マニュアル作成・配布、入力試験期間として半年設けたほか、実際にリフティ・ピーヴォを使っての移乗介助研修等のなかで、最年長の従業員から「私、頑張ってやってみる!分からんだら絶対聞くから教えてな!」という一言で、拒絶反応を示していた方々を引っ張っていってくださった事は、何にも代えがたい出来事でした。

何かを変える(変革)する際は最初から上手くいくことばかりではありませんが、介護離職を少しでも防ぎ働きやすく働きたい職場にするためにも、今後もより一層従業員一丸となって職場環境づくりに取り組んでまいりたい所存です。(導入当時の担当管理者:間井 亮子)

 

今まで紙媒体の記録等をITを活用することにより業務量短縮ができた事は生産性向上に対してよい結果になりました。慣れない方のご尽力もあり記録等の紙媒体がなくなり、SDGsにもつながりました。(現在の担当管理者:埜口 有美加)

株式会社 エムケイ・コーポレーション

1996年に創業し、三重県伊勢市に本社を構え「ポピー」の愛称で地域の皆様に親しまれている在宅支援事業者です。ご利用者様に少しでも長く安心して在宅生活を送って頂きたいという想いで、訪問介護(小俣と五十鈴川の2事業所)、デイサービス、居宅介護支援、配食サービス、ユニバーサルデザインの福祉用具販売などを展開しています。

■業務内容:高齢者生活支援サービス

・ポピーヘルパーステーション小俣

・ポピーヘルパーステーション五十鈴川

・ポピーデイサービスセンターTSUNAGARI

・ポピー居宅介護支援事業所

・ポピー配食サービス 他

■本社所在地:〒519-0506 三重県伊勢市小俣町湯田44

■URL:https://mk-corporation-ise.com

■電話番号:0596-22-5003

■Instagram:https://www.instagram.com/mk.corporation.ise/

【会社概要】IXホールディングス株式会社

■所在地:〒519-0502 三重県伊勢市小俣町相合1306

■URL:https://ix-holdings.jp/

■電話番号:0596-22-0297

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会社概要

IXホールディングス株式会社

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URL
https://ix-holdings.jp/
業種
サービス業
本社所在地
三重県伊勢市小俣町相合 1306
電話番号
0596-22-0297
代表者名
浜田 吉司
上場
未上場
資本金
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設立
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