【13期ぶり経常最高益達成】事業活動を通じた社会貢献循環型社会の実現に向け国内外あらゆる生活者の身近にリユースを
2025年5月期決算を発表。本だけでない商材の幅広さと海外の成長が牽引し経常利益39億
ブックオフグループホールディングス株式会社(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:堀内康隆)は、2025年7月10日(木)の2025年5月期決算発表会にて、連結売上高1,192億円、経常利益39億円となり13期ぶりの経常最高益を達成したことを発表いたしました。今後もさらに「国内ブックオフ事業」「プレミアムサービス事業」「海外事業」の3つのリユース事業の展開を広げ、規模を拡大することによりあらゆる生活者にとってリユースが当たり前である世の中を形成し、企業理念である事業活動を通じた社会への貢献、循環型社会の実現を目指してまいります。

■13期ぶりの最高経常利益を達成し、事業活動を通じて社会に貢献
現在、世界では限りある資源を効率的に活用し、持続可能な形で循環させながら利用していく循環型社会の実現が目指されており、使い捨てを基本とする大量生産・大量消費型の経済社会様式から、資源・製品の価値の最大化を図った経済活動である「サーキュラーエコノミー」への移行が国際社会共通の課題とされています(※1)。そのような課題に対し、当社グループの事業領域である「リユース業」は、消費者の使用した品物を循環・再利用をすることにより資源消費を抑制しながら人々の生活を支え、楽しみを提供すること、モノの寿命を延ばすことで廃棄によるCO2排出を抑制することが可能です。
当社グループとしてこの先の10年を新たな成長期と位置づけ、2024年5月期から2028年5月期に向けた中期経営方針を定め実施しております。その2期目となる2025年5月期、主に国内ブックオフチェーンにおける幅広い商材での売上高成長と、海外店舗の出店・実績の拡大により、13期ぶりとなる最高経常利益39億円を達成いたしました。今後も「国内ブックオフ事業」の安定した収益を土台に「プレミアムサービス事業」「海外事業」が新しい成長軌道を描くこと、加えてその先の成長に向けて新たな事業開発にも挑戦していくことにより、リユースをさらに生活者にとって身近なものにし、循環型社会の形成に貢献し、世の中のサステナビリティの実現にも繋げてまいります。
※ 環境省「令和5年版 環境・循環型社会・生物多様性白書」(2023年6月)
https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/r05/html/hj23010202.html
■本から始まり商材の広がりから、リユースをもっと便利で楽しく身近に
ブックオフでは児童施設や自治体の読書環境に関する課題におけるニーズから、リユース事業を活用し、子どもの読書機会創出を目的とした児童施設への中古本の寄贈や、無書店自治体の公共施設でBOOKOFFにお売りいただいた書籍を委託販売するスペース「ふるさとブックオフ」の出店を行っております。上記の商材別の売上高と構成比をみると、他商材の構成比増加に伴い本の構成比は減少しておりますが、店舗のお客様においても、児童施設や自治体と同様に本への需要は底堅く売上高を維持しており、本の取り扱いが充実していることがお客様の来店動機にも繋がっています。

さらに、お客様がご自宅で不要になったものをまとめて売りたいというニーズに応えるべく、本やCD・DVD、ゲームといった通常の「BOOKOFF」で取り扱う商材に加え、アパレル、ブランド品、雑貨、スポーツ用品など幅広い商材を取り扱う大型店「BOOKOFF SUPUR BAZAAR」の出店を郊外ロードサイドへ進めるとともに、「BOOKOFF」でもお客様のニーズや昨今の市場拡大に合わせ、ホビーやトレーディングカードの売り場拡張、対戦スペースの設置などのリニューアルを強化して進めております。その結果、トレーディングカード・ホビーの売上高が前年比110.7%増、アパレルの売上高が前年比108.0%増など幅広い商材での売上高増加が見られ、国内ブックオフ事業全体での売上高も1,043億円と好調な結果となりました。構成比の変化を見ても、トレーディングカード・ホビーとアパレルが大きく伸長し、2025年5月期の実績ではそれぞれ20.0%以上を占めております。
中古本からスタートしたブックオフでは、今後も店舗ごとにお客様の需要に合わせた本の展開や本を軸としたサステナビリティの取り組みを実施するとともに、店舗のリプレイスや大型店舗の出店を進め、本やソフトメディア以外の取り扱いを増やし、幅広い商材をまとめて売れる便利さからリユースを気軽でポジティブな印象にすることで、生活者にとってリユースがあたりまえとなる世界を目指してまいります。
■海外事業は各国の需要に合わせた2業態を展開し大きく成長、すてない社会の実現へ
国内のBOOKOFF店舗にて販売に至らなかった本は児童施設への寄贈や紙資源へのリサイクル、CD・DVDは再生プラスチック素材「CDプラ」として樹脂販売や商品化、そして衣類や雑貨小物などはマレーシアやカザフスタンに出店している海外リユース店舗「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」にて販売し、ブックオフグループ全体でのリユース・リサイクル率は92%となっております。
当社グループの海外事業では、前述の国内で販売に至らなかった商品を販売する「Jalan Jalan Japan」と、国内店舗と同様にアメリカ現地のお客さまから買取し販売を行う「BOOKOFF USA」の2業態を展開し、それぞれで新規出店を進めたことにより売上高約62億円と前年からも32%の伸びがあり、地域の方に喜ばれております。
「Jalan Jalan Japan」では、日本で販売機会に恵まれなかった商品が状態の良さからユーズド イン ジャパンとして現地のお客さまに多く求められています。輸出する商品は国内のヤードで検品したうえで当社基準を満たしたものを選定し、商品一点一点をクリーニング、店舗でのディスプレイを工夫することで、現地での販売へと繋がっております。2028年5月期に30店舗、2033年5月期に100店舗の出店を目指し、海外で必要としている方への循環に繋げることで、さらなる“すてない社会”を実現してまいります。
「BOOKOFF USA」では新規出店が増加したこと、本やソフトメディア、アニメグッズなどの伸長により売上高が拡大いたしました。日本のアニメグッズですが、日本から輸出した商品は1割未満となっており、9割以上が現地での買取によるものです。動画配信サイトなどを通し日本で放送・公開されたアニメがリアルタイムで見られることから人気が高まり、好きなものにはとことん消費をする推し活需要がアメリカにもあることから売上高の増加に繋がっております。また、ファンづくりの分化が進んでいることから、店舗でアーティストとのミート&グリートなどのイベントを実施することも集客に繋がり、リユースという二次流通にもかかわらずファンとの接点を持てることでアーティスト側からも好評をいただいております。アメリカの中古市場は約26兆円の規模と、日本が約3兆円規模であることと比較しても大きく、個人の消費も多い国ですが(※)、リユース率はさらに伸ばす余地があり、2028年5月期には50店舗、2033年5月期には100店舗となるよう、メガシティを中心とした出店を今後も強化してまいります。
※参考 「リユース市場データブック2024」(発行:リユース経済新聞 発刊日:2024年10月1日)

■価値を循環するプレミアムサービス事業でリユースに馴染みのない層がリユースを始めるきっかけに
ブックオフでは、あらゆる生活者にとってリユースを身近なものにするため、これまでリユースに馴染みがなかった層へリユースのきっかけを創出していくプレミアムサービス事業を展開しております。百貨店に出店するブランド品・ジュエリー・美術品など高価格帯商材の買取相談窓口「hugall(ハグオール)」、都心部に出店しブランド品のほか小型家電や本などのお持ち込みも可能な買取特化型店舗「総合買取窓口」「Rehello(リハロ)」、ジュエリーのリフォーム・リペア・買取・販売を行う「aidect(アイデクト)」、「hugall」や「総合買取窓口」にて買取をした商品を販売するECサイト「Rehello by BOOKOFF」を運営。本事業は現在成長段階ですが、都心部への出店を強化すること、より顧客接点を高めていくことで、富裕層やアッパーマス層に向け、物の価値や想いを循環するというリユースの魅力をお伝えし、リユースをさらにポジティブな印象へと変化させてまいります。
■8月8日 リユースの日について

リユースの日は、より多くの⼈にリユースの良さや楽しさを知ってもらい、リユースに取り組んでもらうことを目的に、一般社団法人日本リユース業協会によって定められました。8⽉8⽇は、物が⼈から⼈へと循環し続ける様⼦がイメージできる「∞」と同じ形の「8」が並ぶことが由来となっています。
8月8日リユースの日をきっかけとしたリユースと循環型社会に関する認識の浸透、リユース人口の拡大を目的に、リユース業協会会員企業6社合同で、小学生向けのリユース体験イベント「8月8日 リユースの日 ~笑顔をつないで、未来のチカラに。~」を、2025年8月8日(金)・9日(土)の2日間、東京都千代田区 アキバ・スクエアにて開催いたします。イベントへのご参画に加え、自社サービスやキャンペーンを用いたリユースの発信をいただける賛同企業を合わせ、計21社(7月10日時点)の企業様とともにリユースの啓蒙を行い、循環型社会について考える機会を創出いたします。
▼2025年「8月8日 リユースの日」取り組み詳細
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000117.000123523.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000123523.html
■ブックオフが提案する手放し方の選択肢
ブックオフでは、国内BOOKOFF事業をはじめ、⾼い接客⼒と専⾨知識を持つスタッフが対応する百貨店内の買取専⾨店「hugall(ハグオール)」、買取相談カウンター「Rehello(リハロ)」 、ジュエリーのリフォーム・リペア・買取・販売を行う「aidect (アイデクト)」といったプレミアムサービス事業、現地でのリユースに取り組む「BOOKOFF USA」、国内店舗で販売に至らなかった商品をマレーシアやカザフスタンで販売する「Jalan Jalan Japan(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」といった海外事業を展開しております。そのほか、「サステナブックプロジェクト」など本の寄贈を通じてリユースの大切さを広める活動や、不要品回収システム「R-LOOP(アールループ)」、不要品の買取査定額を任意のプログラムに寄付して誰かを応援するサービス「キモチと。」など、日常的に使用するものから世代を超えて大切にされてきたものまで、次に必要とする方のもとへ循環させる、手放し方の選択肢を提供しております。
■Instagram「スマイルサーキュレーション|サステナブルな暮らしのヒント」
リユースとはモノの価値を絶やさないことで生まれる「笑顔」をつなぐこと。Instagramにて企業のサステナブルな取り組みをシェアし、笑顔を未来に循環させる暮らしのヒントをお届けしております。
https://www.instagram.com/smile.circulation8/
■ブックオフグループについて
BOOKOFFは1990 年、35 坪の千代田店(神奈川県)から始まりました。経営理念「事業活動を通じての社会への貢献・全従業員の物心両面の幸福の追求」のもと60社以上の加盟企業と共に発展し、現在はグループ全体で国内外約 800 店舗を運営。国内での年間利用者は約8,600 万人、年間売買点数 6億9千万点を超えています。2025年現在は、百貨店や高級住宅地へ出店するプレミアムサービス事業のほか、アメリカ合衆国やマレーシア・カザフスタン共和国での海外事業にも積極的に取り組んでいます。今後もリユースのリーディングカンパニーとしてサステナブルな事業に尽力してまいります。
コーポレートサイト:https://www.bookoffgroup.co.jp
サービスサイト :https://www.bookoff.co.jp
公式オンラインストア :https://shopping.bookoff.co.jp
ブックオフが考える循環型社会:
https://www.bookoffgroup.co.jp/sustainability/top/creating-shared-value/
循環がイメージされる「∞」から、毎月8日にサステナビリティのプレスリリースを実施いたします。
本件に関するお問い合わせ
https://www.bookoffgroup.co.jp/contact_us/top/contact-us-02/
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