BRING™、美術家・やんツー氏の個展「Unknown Technics」に協賛<会場:アニエスベー ギャラリー ブティック、会期:開催中~6月16日(日)>
-展示作品の素材としてBRING™で回収した衣類(古着)を提供-
美術家・やんツー氏はこれまで、(ポスト)資本主義、エネルギー問題、脱成長、先端技術の政治的・社会的影響などに焦点を当て、その作品は、進歩主義的な視点で考えられがちな未来を、より広い視野で多様に考察する新しいアプローチを提示してきました。本展では、やんツー氏が渡米する前の国内最後の展示となり、コロナ禍以降に発表された作品群をアップデートし、ひとつのテーマに集約し、《現代の鑑賞者》や《「落書き」のための装置》など、6つの作品群で会場が構成されています。
「服から服をつくる®」サーキュラーエコノミーを社会に実装するブランドBRINGは、大量に廃棄される服を循環させるために、不要になった衣類の回収から、自社工場で独自技術による再原料化、その原料を用いたアパレル製品の製造・販売までを手がけています。この資源循環の取り組みを通じて、環境負荷の低減に貢献しています。この度、社会課題をテーマにした創作活動に取り組むやんツー氏に、BRINGの活動に共感いただき、本展で展示される作品の一つの支持体にBRING™で回収した古着が使用されました。本作品には、グラフィティに傾倒していたというやんツー氏のバックグラウンドが色濃く反映されています。
今後もJEPLANグループでは「あらゆるものを循環させる」というミッションの実現に向けて、引き続き国内外のパートナーとの連携を進め、グループ一丸となりサーキュラーエコノミーの牽引に努めてまいります。
■アーティストプロフィール(http://yang02.com/)
1984年、神奈川県生まれ。美術家。セグウェイが作品鑑賞する空間や、機械学習システムを用いたドローイングマシンなど、今日的なテクノロジーを導入した既成の動的製品、あるいは既存の情報システムに介入し、転用/誤用する形で組み合わせ構築したインスタレーション作品を制作する。先端テクノロジーが持ちうる公共性を考察し、それらがどのような政治性を持ち、社会にどう作用するのか、又は人間そのものとどのような関係にあるか、作品をもって批評する。菅野創との共同作品が文化庁メディア芸術祭アート部門にて第15回で新人賞(2012)、同じく第21回で優秀賞(2018)を受賞。2013年、新進芸術家海外研修制度でバルセロナとベルリンに滞在。近年の主な展覧会に、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館、東京、2022)、「遠い誰か、ことのありか」(SCARTS、札幌、2021)、「DOMANI・明日展」(国立新美術館、東京、2018)、「Vanishing Mesh」(山口情報芸術センター[YCAM]、2017)、あいちトリエンナーレ2016(愛知県美術館)などがある。また、contact Gonzoとのパフォーマンス作品や、和田ながら演出による演劇作品「擬娩」での舞台美術など、異分野とのコラボレーションも多数。
■「yang02/Unknown Technics」概要
会場 :アニエスベー ギャラリー ブティック
東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F
会期 :2024年5月18日(土)~6月16日(日)(月曜休廊)
時間 :12:00~19:00
協力 :rin art association/BRING
会場設営:糟谷健三
広報協力:YN Associates
■BRING™について(https://bring.org/)
「服から服をつくる®」サーキュラーエコノミーを社会に実装するブランドBRINGは、様々なアパレルブランドなどと協⼒をして使われなくなった服の回収をおこなっています。BRINGが回収した服は、リユースまたは素材ごとにリサイクルされます。そのうちポリエステル繊維100%の服についてはJEPLAN独自のPETケミカルリサイクル技術「BRING Technology™」により100%繊維由来の再⽣ポリエステル「BRING Material™」にリサイクルされ、新たな服等の原料や服として⽣まれ変わります。
■株式会社JEPLAN(https://www.jeplan.co.jp/)
代表者:代表取締役 執行役員社長 髙尾 正樹
設立:2007年1月
主な事業内容:PETケミカルリサイクル技術関連事業(対象:PETボトル・ポリエステル)など
「あらゆるものを循環させる」をミッションに掲げ、広くサプライチェーンに携わりながら、独自のPETケミカルリサイクル技術を用いたものづくり、事業開発や技術ライセンスの展開を推進することで、限りある資源の循環を実現し、CO₂の排出量削減に寄与しています。
独自のケミカルリサイクル技術と資源循環の仕組みづくりにより、不要な衣類を回収し「服から服をつくる」サーキュラーエコノミーを社会に実装するブランド「BRING」の運営や、自治体や企業と連携をしてペットボトルを何度でも繰り返しリサイクルを実現する資源循環の事業に取り組んでいます。
資源循環を社会に実装するため、PETケミカルリサイクルのプラントを北九州響灘と川崎(グループ会社:ペットリファインテクノロジー株式会社)の2拠点で運営しています。
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