AIエージェントで在庫を最適化、約4か月で在庫金額13%削減(300万円)に成功
エスマットが昨年11月より提供開始した「在庫最適化AIエージェント」機能の成果を発表
株式会社エスマット(本社:東京都品川区、代表取締役:志賀 隆之/林 英俊)は、IoT重量センサーを活用した在庫管理サービス「SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)」において、AIエージェントによる在庫最適化を実運用で検証し、具体的な削減成果を確認しました。
先行導入した株式会社MARUWA SHOMEIでは、2025年5月15日から9月4日の約4か月間で、対象184在庫において在庫総額を2,360万円から2,060万円へと約13%(300万円)削減する成果を実現しています。欠品リスクを抑えながら在庫を圧縮できた点が特徴です。
本成果は、エスマットが2025年11月より提供開始した「在庫最適化AIエージェント」機能によるもので、AIが在庫データを学習・分析し、人に代わって判断を支援する仕組みが、経営と製造現場の双方で機能することを示しています。

■ 人手不足と在庫過多が同時進行する時代、AIが支える在庫最適化という経営判断
① 在庫はROIC経営の“特効薬”になり得る
近年、企業経営では売上や利益だけでなく、投下した資本をどれだけ効率的に活用できているかを示すROIC(投下資本利益率)が重視されています。
在庫はこのROICに対して、
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運転資本として分母を膨らませる
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保管・管理・廃棄などのコストを通じて利益を圧迫する
という形で、経営指標に大きな影響を与える要素です。
一方で、製造業を中心に人手不足が進行する現場では、「管理しきれない不安」から安全在庫が積み上がり、人が足りないのに在庫は増え続けるという悪循環が生まれています。
エスマットは、在庫を最適な状態で維持し続けることこそが、ROIC経営を実現するための現実的な打ち手になると考えています。

② 本当に使える生成AIプロダクトを現場に
生成AIの活用が広がる一方で、業務現場では「話題先行で、実務に使えるプロダクトは少ない」という声も少なくありません。
在庫管理は、
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日々変動する消費量
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ばらつくリードタイム
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数百〜数千点に及ぶ品目
といった要素が複雑に絡み合い、人が継続的に最適化し続けることが極めて難しい領域です。
エスマットはこの「人間技ではやりきれない意思決定」の部分にこそ生成AIを使うべきだと考え、「在庫最適化AIエージェント」を開発しました。

■ 導入企業による成果発表(株式会社MARUWA SHOMEIの事例)
道路・トンネル照明などインフラ向け製品を手がける株式会社MARUWA SHOMEIでは、公共案件を多く抱え、欠品が納期遅延や信頼低下に直結する一方、在庫過多による資金拘束も課題となっていました。
同社では、土岐工場にてSmartMat Cloudの在庫最適化AIエージェントを導入し、AIによる在庫見直し提案を人が判断する運用を開始。その結果、約4か月で在庫13%削減(300万円)という成果を実現しました。

導入企業コメント
株式会社MARUWA SHOMEI
取締役 COO 森岡 哲浩 氏
「経営の立場から見ると在庫はモノになりますが、実際は現金が姿を変えたものとなります。足りなければ納期遅延を起こし、現場が残業や緊急手配でしんどくなる。多すぎれば資金が寝てしまうという板挟みがありました。
今回、スマートマットクラウドで現場の負担を増やさずに在庫データが取れるようになって、AIエージェントが持ちすぎている在庫をきちんと指摘してくれるようになりました。それを元に判断して納得して見直せるようになったのが大きいと思います。
経営としては全部を細かく管理するのではなく、イレギュラーなものが発生した時だけに集中できるようになってきました。欠品の芽を早く見つけて潰せると公共案件の納期プレッシャーにも強くなります。
AIに丸投げするつもりはありませんし、人が責任を持つためにAIをうまく使って共存していく。これを軸に次は対象を広げて、需要変動等の変化に強い体質を作っていきたいと思います。」
■ 在庫最適化AIエージェントとは
データを「分析するAI」から「判断を支援するAI」へ
在庫最適化AIエージェントは、IoT重量センサーにより自動取得される在庫データをAIが学習・分析し、欠品や過剰在庫の兆候を人よりも早く検知し、具体的な改善提案を行う機能です。
主な特徴は以下の通りです。
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在庫データを多角的に分析し、発注点や在庫量の見直しを提案
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提案理由を文章とグラフで可視化し、判断根拠を明示
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人が「承認/却下」を判断し、その結果をAIが学習
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異常時のみ対応すればよい運用により、現場負担を軽減
AIがすべてを自動化するのではなく、最終判断は人が担う設計とすることで、現場の知見とAIを融合した意思決定を実現します。

本機能の詳細については、以下のプレスリリースをご参照ください。
[ 詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000026042.html ]
■ エスマット代表コメント
株式会社エスマット
代表取締役 林 英俊
「在庫は企業にとって運転資本であり、ROICを左右する重要な経営要素です。しかし人手不足が進む現場では、在庫を最適な状態で“維持し続ける”ことが非常に難しくなっています。
私たちはこの課題に対し、IoTで取得した高頻度・高精度な在庫データをAIが分析し、人の代わりに考えて判断を支援する『在庫最適化AIエージェント』を開発しました。生成AIは話題性ではなく、正解が一つに決まらない意思決定を支援してこそ価値があります。
実運用の中で具体的な在庫削減成果が確認できたことは、AIが経営と現場をつなぐ“使える存在”になり始めた証だと考えています。」
■ 今後の展望
今後は在庫データに加え、受注見込みや生産実績などのデータ連携を進め、需要予測から適正在庫の算出、発注量・発注タイミングの提案までを視野に入れた機能拡張を予定しています。
AIが人の判断を支え、少ない資本とリソースで価値を最大化する経営の実現に貢献していきます。
■ 関連ウェビナーのご案内
①「勘と経験」から「AI判断」の発注へ〜在庫を300万円削減した、製造業DXの成功事例〜
本プレスリリースに関連し、製造業の現場における「在庫管理の自動化・DX」をテーマにした無料ウェビナーを開催いたします。 「勘と経験」に頼った発注業務から脱却し、AI活用によって在庫金額を300万円削減した具体的な実践事例を公開します。
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ウェビナー名称:「勘と経験」から「AI判断」の発注へ〜在庫を300万円削減した、製造業DXの成功事例〜
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日時:2026年2月26日(木) 12:15〜13:00
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会場:オンライン(Zoom)
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参加費:無料
②株式会社エスマット採用説明会
エスマットの事業内容と今後の展望についてお伝えするランチタイム会社説明会をオンラインにて開催いたします。どなたでも無料で参加いただくことが可能です。 ぜひお気軽にご参加ください。
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ウェビナー名称:株式会社エスマット ランチタイム会社説明会
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日時:2026年2月12日(木)12:00~13:00/2026年2月26日(木)12:00~13:00
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会場:オンライン(Zoom)
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参加費:無料
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詳細・お申込み: 各日程の申込受付は、下記URLにて行っております。
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2026年2月12日(木)12:00~13:00:https://luma.com/bmhtcrmb
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2026年2月26日(木)12:00~13:00:https://luma.com/812mlcwf
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◾️ SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)の概要

SmartMat Cloudは、現場のあらゆるモノの実在庫をIoTで見える化し、在庫管理をかんたん自動化・工程カイゼンを進めるDXソリューション(SaaS)です。従来、多大な人手を掛けていた棚卸、人手では不可能だったリアルタイムでの実在庫把握など高度な員数管理、さらに発注まで完全自動化することで省人化・高度化を実現します。2018年冬の事業開始以降、製造業・サービス業に加え、医療機関など、幅広いお客様に採用。既に1,400社を超えるお客様に活用されています。
◾️ 株式会社エスマット
「日々のモノの流れを超スマートに」することを目指し、IoT重量計を使った在庫管理自動化・DXソリューションを開発。製造業、インフラ業、医療機関などのBtoB向けに、あらゆる在庫の管理・棚卸や発注を自動化するSaaS「SmartMat Cloud」(https://www.smartmat.io/)を展開しています。
会社名:株式会社エスマット
所在地:東京都品川区東五反田2丁目9−5 サウスウイング東五反田
代表者:志賀 隆之/林 英俊
設立:2014年11月
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