【人的資本経営の実態調査】戦略人事(グロース人事)の認知度が90%と高い中、経営・人材戦略の連動の遅れが明らかに

人事部門・キャリア支援者・経営層を中心に人的資本経営の実態調査を実施

組織と個人のより良き関係性構築と個人の主体的なキャリア開発を支援する一般社団法人プロティアン・キャリア協会 (東京都新宿区、代表理事:田中研之輔・有山徹、以下、「当協会」)は、2023年11月(集計期間:2024年1月12日まで)に最先端のグロース人事に興味関心のある人事部門・キャリア支援者・経営陣他159人を対象に最新の人的資本経営の実態調査を実施いたしました。

  • 調査サマリー

「戦略人事」(グロース人事)を耳にしたことがある方は90%

(複数選択可能)戦略人事的な視点・要素で重要なものとして「経営戦略と人材戦略の連動」「従業員エンゲージメントの向上」「企業文化やパーパスの定着、浸透」と回答した方は59%

戦略人事的な視点・要素で重要なものとして「経営戦略と人材戦略の連動」が最も重要と回答する方が全体構成の半分ほどを占める結果に

戦略人事的な視点・要素で不足しているものの中で、「動的な人材ポートフォリオの構築」「As Is - To Beギャップの定量把握」「知・経験のダイバーシティ&インクルージョンの推進」は実行できていない施策と考えられる


  • 調査結果詳細

「戦略人事」(グロース人事)を耳にしたことがある方は90%

「人的資本を最大限に活かして企業戦略を最大化させる「戦略人事」(グロース人事)という言葉を 知っていましたか?」と質問したところ、「よく知っている」「聞いたことはあるがよく知らない」と回答した方が90%を占めており、ほとんどの方が耳にしている言葉でした。「よく知っている」と回答している人はそのうち半数ほどで、認知拡大の途上と言えます。


(複数選択可能)戦略人事的な視点・要素で重要なものとして「経営戦略と人材戦略の連動」「従業員エンゲージメントの向上」「企業文化やパーパスの定着、浸透」と回答した方は59%

「あなたの働く企業にとって、どのような戦略人事的な視点・要素が重要だと思いますか?特に重要だと考えるものを3つまで選んでください。」と質問したところ、「経営戦略と人材戦略の連動」が26%、「従業員エンゲージメントの向上」が18%、「企業文化やパーパスの定着、浸透」が15%という結果になりました。

戦略人事的な視点・要素で重要なものとして「経営戦略と人材戦略の連動」が最も重要と回答する方が全体構成の半分ほどを占める結果に

上記の設問に加え、「あなたの働く企業にとって、どのような戦略人事的な視点・要素が最も重要だと思いますか?上記選択したもののうち1つだけ選んでください。」と質問したところ、「経営戦略と人材戦略の連動」が45%と全体構成の半分を占める結果となりました。


戦略人事的な視点・要素で不足しているものの中で、「動的な人材ポートフォリオの構築」「As Is - To Beギャップの定量把握」「知・経験のダイバーシティ&インクルージョンの推進」は実行できていない施策と考えられる

「あなたの働く企業にとって、重要であるが、最も不足している・取り組むことができていないと考える

 戦略人事的な視点・要素はどれでしょうか。」と質問したところ、「経営戦略と人材戦略の連動」が33%、「従業員エンゲージメントの向上」が17%となり、戦略人事的な視点・要素で重要なものを挙げてもらった設問回答と比較すると、上位2つの順位に変動はないが、「動的な人材ポートフォリオの構築」「As Is - To Beギャップの定量把握」「知・経験のダイバーシティ&インクルージョンの推進」の3項目は、順位が上位に来ており、足元の実行できていない施策として認識されているように見受けられます。


  • 今回の調査を通じて

◆「戦略人事」の認知度が高いが従業員への理解は深まっていない

「戦略人事」(グロース人事)を耳にしたことがある方は90%に及びました。しかし、 「聞いたことはあるがよく知らない」と回答した方が多いことから、戦略人事に対する理解がまだ浸透途上であり、企業や従業員にとって新しい概念として認識されている可能性があります。


◆経営戦略と人材戦略の連動が重要視されており、不足している視点として「動的な人材ポートフォリオの構築」が挙げられている

重要だと思われる戦略人事的な要素の中で、「経営戦略と人材戦略の連動」が最も注目されています。企業において、人事戦略がビジョンや目標に沿ったものであることが強く求められていると言えます。

重要とされながらも、不足していると感じられている要素は「動的な人材ポートフォリオの構築」が挙がっており。将来のビジネス環境への適応性や変化に対する柔軟性の不足を表していると考えられます。


◆知・経験のダイバーシティ&インクルージョンの推進も注目されている

 取り組むことができていないと感じられる要素の中で、「知・経験のダイバーシティ&インクルージョンの推進」が上位に来ていることから、多様性と包括性が戦略人事において重要な要素と考えられます。戦略人事の導入や実践は進んでいるものの、まだ十分な理解が得られておらず、特に将来の人材の柔軟性や多様性、包括性への対応に課題があると言えるでしょう。


  • アーカイブ申込方法&イベント詳細

今回のアンケートを元に2023年11月22日に「最先端のグロース人事」セミナーを開催いたしました。人的資本経営におけるこれからの人事のあり方を当協会の代表理事 田中 研之輔と、顧問の永島 寛之氏が解説しています。この機会にぜひご視聴頂ければ幸いです。


■アーカイブ視聴申込ページ:

https://protean-career.or.jp/archives/seminor-information/archive_20231122

《イベント名》最先端のグロース人事~事業の成長を支えるこれからの人事とは~

《開催日時》2023年11月22日(水)11時00分~
《プログラム》
・イントロダクション
・最先端の人事戦略(永島 寛之氏)
・人的資本経営に必要なプロティアン・キャリア(田中 研之輔)
・グロース人事×プロティアン・キャリアのダイアログ(永島 寛之氏×田中 研之輔の対談)


  • アンケート回答者属性

2023年11月22日に「最先端のグロース人事~事業の成長を支えるこれからの人事とは~」のイベントを実施しました。イベント応募参加者を対象にアンケートを実施しています。

詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000148.000056057.html


  • 調査概要 

調査概要:人的資本経営アンケート
調査方法:イベント時のアンケート調査
調査期間:2023年10月16日〜2023年11月22日

(アンケート集計2023年11月23日~2024年1月12日)

対象者:イベント応募者のアンケート回答者
有効回答:159人

(複数回答項目もあるため各設問のn数が異なります)


  • 当協会概要

 正式名称:一般社団法人プロティアン・キャリア協会
 所在地:東京都新宿区西新宿3-2-9新宿ワシントンホテルビル本館2F
 事業概要:個人の主体的なキャリア開発と組織と個人のより良き関係創出の支援
 代表理事:田中 研之輔(法政大学キャリアデザイン学部 教授)/有山 徹 (4designs株式会社 代表取締役CEO)
 設立年月:2020年3月
 協会WEBサイト:https://protean-career.or.jp/
 メディア「Protean」:https://protean-career.or.jp/column/
 Facebook:https://www.facebook.com/protean.fb
 Linkdln:https://www.linkedin.com/company/72986319/admin/
 お問い合わせ先:info@protean-career.or.jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
https://protean-career.or.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿3-2-9 新宿ワシントンホテルビル本館2F
電話番号
03-6451-1165
代表者名
田中 研之輔/有山 徹
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年03月