サイトコアと協業し、SaaS型デジタルマーケティングソリューションの提供を開始
AIによる顧客データ分析と、パーソナライズされたコンテンツ作成でUXを向上
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(代表取締役社長:新宮 達史、本社:東京都港区、略称:CTC)は、顧客管理ソリューションを展開する米Sitecore Corporation A/Sの日本法人、サイトコア株式会社(代表取締役兼エリアバイスプレジデント:田村 研三郎、本社:東京都港区)と協業し、Sitecore製品を活用したデジタルマーケティングソリューションの提供を開始します。Webサイトを訪問する顧客の行動履歴をリアルタイムにAIで分析して、顧客一人ひとりに最適化された動画やテキストなどのコンテンツを提供し、企業による顧客体験(UX)の向上を支援します。デジタルマーケティングの運用に課題を持つ企業に向けて、3年間で10億円の受注を目指します。
国内のデジタルマーケティング市場では、生成AIの進化により、ブログ記事やメール文面などのコンテンツ作成が自動化されることで、マーケティング業務の効率化が進んでいます。一方、自動生成されるコンテンツは類似性が高いものや不正確な場合もあり、顧客一人ひとりに最適化したコンテンツを提供するためには、顧客データを一元的に管理・分析し、ニーズを正確に把握できるサービスが求められています。
今回提供するソリューションは、AIがWebサイトを訪問する顧客の属性や嗜好、行動履歴などを分析し、Webページの表示やセール及びキャンペーンの配信など、パーソナライズされたコンテンツを自動で作成できます。Sitecore製品であるカスタマー・データ・プラットフォーム(CDP)「Sitecore CDP/Personalize」と、コンテンツ管理システム(CMS)「Sitecore XM Cloud」を採用し、直感的な画面操作で分析やコンテンツの設計・管理をはじめ、マーケティング担当者による迅速な運用を支援します。また、SaaS型クラウドサービスのため、初期費用を抑えながら短期間での導入が可能です。
Sitecore CDP/Personalizeは、Webサイトやメール、SNS、社内システムや他社製品からの様々な場所からのデータ収集を行い、一元的な顧客データの管理を実現します。AIが顧客データをリアルタイムで分析し、コンテンツを送付するタイミングやチャネルなどを含めた、最適なアクションを提案します。
Sitecore XM Cloudは、AIがコンテンツの提案や生成を行いながら、Webサイトのコンテンツ管理を効率化するシステム(CMS)です。コンテンツの作成・編集は、ドラッグ&ドロップでの直感的な操作によって、簡単かつ短時間で行えます。加えて、デザイン性の評価や異なるコンテンツとの比較を行い、効果を最適化します。他のシステムへのAPI連携も可能で、様々なチャネルでの一貫したコンテンツの提供を支援します。
CTCは、Sitecoreのグローバル・プラチナパートナーであるAKQA※1と連携して本ソリューションを展開します。AKQAは、オーストラリア最大のホームセンター・チェーン「Bunnings」における顧客データベース「Sitecore XM Cloud」の導入をはじめ、数々の大規模プロジェクトを支援してきました。CTCはその豊富な知見と技術力を活かし、企業の顧客体験向上に向けた取り組みを、上流工程から幅広く支援します。
今後もCTCは、Sitecore製品のメニューの拡充を行いながら、伊藤忠商事やAKQA ukaをはじめとするデジタル事業群との連携を推進し、より効果的なデジタルマーケティングの提案や戦略策定を支援し、お客様のビジネスの高度化と拡大に貢献していきます。
■デジタルマーケティングソリューション

サイトコアジャパン 会社紹介資料より抜粋
※1 AKQAは、英ロンドンに本社を置くグローバルなデジタル・クリエイティブエージェンシーで、デザイン、テクノロジー、戦略を融合した革新的な顧客体験(CX)を提供しています。日本では、伊藤忠商事とCTCとの共同出資により設立されたAKQA ukaを通じて、日本企業のDX支援を展開しています。
※記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
以上
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
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