津南醸造、酒蔵売店にて「酒蔵ヨーグルト JOGURT」シリーズの販売を開始
クリスマスフェアでの好評を受け、新しい発酵技術を用いたライフスタイルの提案を継続

津南醸造株式会社(本社:新潟県中魚沼郡津南町、代表取締役社長:鈴木健吾、以下「津南醸造」)は、新潟県津南町の酒蔵内売店において、乳酸菌発酵酒粕を原料とした植物性発酵食品「JOGURT(ジョーグルト)」シリーズの販売を開始したことをお知らせいたします。
2025年12月に開催した「冬蔵クリスマスフェア 2025」において、JOGURTの試飲提供、JOGURT原液および「やさしいあまざけ」の販売を実施したところ、来場者から高い評価をいただきました。この反響を受け、フェア終了後も酒蔵売店での取り扱いを継続し、津南醸造の酒蔵体験の一部として定着させていくこととしました。
JOGURT(ジョーグルト)とは
JOGURTは、株式会社FARM8(新潟県長岡市)が開発した乳酸菌発酵酒粕の植物性ヨーグルトです。津南醸造は、JOGURTの原料として酒粕を提供しています。
※FARM8と津南醸造の連携についてのプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000148.000054865.html

JOGURTには、下記の3点の特徴があります。
・乳製品・砂糖不使用
・日本酒の酒粕を使用
・雪国で見出された乳酸菌「ウオヌマ株」によって再発酵
酒粕がもつ自然な旨味と、乳酸発酵によるやさしい酸味が合わさり、無糖ヨーグルトのような食感と風味を持ちます。そのままはもちろん、グラノーラやフルーツ、スムージーなど、日常の食卓に取り入れやすい発酵食品です。

酒蔵の中で味わい、持ち帰る「発酵のもう一つのかたち」

津南醸造では、日本酒づくりを軸にしながらも、発酵の可能性を単に日本酒を「飲む」だけでなく、日常的に「飲む・食べる」体験へと広げる取り組みを進めています。JOGURTの酒蔵売店での販売は、日本酒と同じ空間で、同じ原料(米・水・微生物)から生まれた発酵食品を提供することで、その可能性を酒蔵に訪れる人に伝えることを目的としています。
雪深い津南の酒蔵を訪れ、発酵の背景や物語に触れながら、その場で味わい、日常へと持ち帰る。
JOGURTは、そうした酒蔵ならではの体験価値を提供することに繋げていきます。
代表コメント:酒粕を「副産物」から「日常食」へ

JOGURTは、日本酒づくりの延長線上にある発酵食品です。酒蔵の中で生まれた酒粕を、再び発酵させ、日常に戻していく。その循環を、酒蔵から丁寧に伝えていきたいと考えています。特に、津南醸造の酒粕は美味しいと評判です。
その可能性を最大限活かしたいと考えていて、なるべく付加価値の高い形で皆様にお届けする取り組みについて試行錯誤してきました。
JOGURTの取り組みは、津南醸造が進める「日本酒アップサイクルプロジェクト」の一環として位置づけられています。
本プロジェクトは、日本酒づくりの過程で生まれる酒粕や副産物を、単なる残渣として扱うのではなく、発酵・保存・再設計の技術によって新たな価値に発展させる大きなチャレンジです。

酒粕を再び乳酸発酵させて風味と保存性を改善する「JOGURT」は、日本酒醸造で培われた微生物制御や品質管理の知見を、食品領域でのアップサイクルを実現する事例であり、「つくる・残す・循環させる」という酒蔵本来の思想を、現代のウェルビーイングとロンジェビティ(健康寿命の延伸)を実現する食とライフスタイルへ還元していくことができると信じています。
今後の展開
津南醸造は、下記内容を軸に、日本酒づくりの現場から生まれる発酵の価値を、より広く、より身近に届けていくことを目指してまいります。
酒蔵売店での継続販売と来場者向けの発酵体験の充実
JOGURT原液・あまざけ等のラインアップ拡充
日本酒と発酵食品を横断した「酒蔵発・発酵のある暮らし」の提案
津南醸造について

津南醸造株式会社は、新潟県中魚沼郡津南町の豪雪地帯に位置し、標高2,000m級の山々から湧き出る天然水を仕込み水として活用しています。地元産の酒米「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を用いた酒造りは、「Brew for Future〜共生する未来を醸造する〜」をブランドコンセプトに掲げています。2025年には、醸造技術を競う「越後流酒造技術選手権大会」において、新潟県知事賞(第1位)を受賞しました。
津南醸造のWebページ: https://tsunan-sake.com/
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