視聴者をくぎづけにした最新テレビCMはこれだ!5月のテレビCMアテンションランキングを公開
トップ3にはアコム・東宝・アイフルがランクイン!5位にランクインしたJT「鬼のゆく道 茶屋」篇について詳しい分析結果もご紹介
ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「アテンション(注視)」を測るREVISIO株式会社(所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、 2025年5月に放送されたテレビCMを独自の「アテンション(注視)データ」で分析し、視聴者の視線をくぎづけにしたテレビCMのランキングを公開しました。

テレビCM「アテンション」ランキングとは
地上波関東キー局で放送されたテレビCMを対象に、クリエイティブの評価指標「Cスコア(クリエイティブスコア)」を基に作成。Cスコアが高いほど、アテンション(=注視)を獲得していた(視聴者の目線を画面にくぎづけにしていた)CMであることがわかります。

5月トップはアコム「Acom Stories~#01 妹の結婚式・式場」篇

1位を獲得したのはアコム「Acom Stories~#01 妹の結婚式・式場」篇でした。こちらのCMは4月のランキングで3位を獲得しており、5月のランキングで1位となりました。妹から結婚式に招待されたミュージシャンの兄が、妹のために髪を切って髭を剃り、結婚式にふさわしいスーツを着て出席。「似合ってないかな?」と問う兄に、妹が「うん…でもかっこいいよ、ありがとう」と褒める、という展開はドラマを見ているようで思わず注視してしまう視聴者が多かったのでしょう。ストーリー性を重視したドラマ仕立てのCMもアテンション獲得には非常に有効だと言えます。
(動画引用元:アコム公式チャンネル/Acom Stories #01「妹の結婚式」篇 30秒 https://youtu.be/9GSpRUsdkqw)
2位にランクインした東宝 隣のステラ「恋をした」篇は、福本莉子さん、八木勇征さんのW主演・餡蜜さんの漫画が原作である映画の告知CMです。隣同士の家に住む幼なじみの、福本莉子さん演じる千明と八木勇征さん演じる昴。一番の仲良しだった2人ですが、昴がスカウトされ、若手モデル&俳優として一躍注目を集める存在になるというストーリーです。原作の漫画は7巻で100万部を突破している人気作で、映画の公開は8月下旬とまだまだ先であるにも関わらず注目されている様子がわかります。
5月は他にワーナーブラザース映画『かくかくしかじか』のCMが2つランクインしました。いずれも放映はフジテレビのみです。フジテレビのCM枠では、引き続き映画の告知に注視が集まりやすい状況が続いています。
(動画引用元・出展:東宝MOVIEチャンネル/映画『隣のステラ』予告【8月22日(金)公開】 https://youtu.be/TC4Q99FXJoA)
5位のJT/日本たばこ産業 JT「鬼のゆく道 茶屋」篇にも注目です。「鬼のゆく道」シリーズ第3弾で、山田孝之さんが演じる鬼が今回は若い2人の人間と出会います。こちらは今月のピックアップCMで詳しくアテンションポイントを解説しておりますので、ぜひご覧ください。
こちらの資料では、5月の週間ランキングも公開しています。
ぜひご覧ください。
今月のピックアップCM:JT/日本たばこ産業 JT「鬼のゆく道 茶屋」篇
企業広告シリーズ「鬼のゆく道」の第3弾です。第1弾ではおばあさんと、第2弾では少女と出会い、「心の豊かさ」について問い始めた山田孝之さん演じる“鬼”。今作では、若い2人の人間と出会い、新たな「心の豊かさ」を感じ、実践してみるというストーリーになっています。
本シリーズのように物語性の強い企業広告は、「新作CMだ」という視聴者の期待感を醸成しやすく、注視を集めやすい傾向があります。
(動画引用元・出展:JT公式チャンネル/【公式】JT企業CM「鬼のゆく道」茶屋篇 https://www.youtube.com/watch?v=Fk5PRXERxvo)
では、同CMを毎秒Cスコアの波形データで詳しく確認してみましょう。

【アテンションポイント】
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【冒頭】トランペットとともに流れる「ある日鬼は」という女性ナレーション⇒御伽噺のような、詩的な異空間を創出し、視聴者の興味を引いて注視の増加につながった。
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【7秒目】「心の豊かさってなんだ?」という問いかけ⇒多くの視聴者が“自分ごと化”して反応。その後も会話形式でテンポよく展開されるストーリーによって、中盤まで間延び感が生じず、高い注視を維持。
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【15~19秒目】セリフが一時的になくなる違和感/山田孝之さんが足を閉じる効果音/「ど、どうぞ」というセリフ⇒ストーリーのアクセントとなり、興味を引く演出として機能。このシーンで注視が再び上昇し、22秒目に最も高いスコアを記録している。
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【終盤】再びの女性ナレーション⇒声質の変化とともに鳥の鳴き声が挿入されるなど、音声による演出が注視の維持に貢献。結果として、企業ロゴの露出時にも比較的高い注視を保つことに成功した。
CM全体を通して注視を集めるポイントがいくつもありました。アテンション獲得に有効な演出を要所に散りばめていたことで、最後まで視聴者の視線をくぎづけにすることができています。
テレビCMの効果を最大化する「しっかり視られるCM」とは

テレビCMを制作する際、多くの人が直感と経験を頼りにしているのではないでしょうか。このような制作方法では、パフォーマンスの再現性や確実性に不安が残ります。
REVISOでは、14万本以上のCMのアテンションデータを蓄積しているため、「CMの視られる要素」と「視聴者に視られるためのCMづくり」のノウハウを持っています。
詳細はこちらの資料からご確認いただけます。
<本件に関する問い合わせ先>
REVISIO株式会社 広報担当 安武
東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル
E-mail info@revisio.com
Tel(担当直通) 050-5897-4931
【REVISIO株式会社について】
REVISIO株式会社(2022年10月にTVISION INSIGHTS株式会社から社名変更)は、人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリア2,000世帯・関西エリア600世帯の地上波全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。
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