【24卒 選考辞退・内定承諾についての調査】学生の内定辞退率が高いのは「説明会」と「内定後」! 多い辞退理由・承諾理由とは?
『24卒就活振り返り 選考辞退・内定承諾についての調査』2023年9月実施 株式会社インタツアー
少子化などの影響から、新卒採用は引き続き売り手市場となっています。複数の企業から内定をもらう学生も多く、必然的に内定辞退も増えているのです。今や新卒採用は、「企業が学生を選ぶ」から「学生が企業を選ぶ」ものになりました。採用側は学生から選ばれる企業を目指さなければなりません。選考辞退や内定辞退を防ぐためには、その要因を知っておく必要があります。
当調査では24卒学生を対象として、説明会後、1次選考後、最終選考後、内定獲得後、内定承諾といったフェーズごとに辞退理由や内定承諾理由を聞き、データにまとめました。
辞退理由は就活フェーズによって大きく変化する? 選考辞退・内定承諾についての調査-資料ダウンロード
少子化などの影響から、新卒採用は引き続き売り手市場となっています。複数の企業から内定をもらう学生も多く、必然的に内定辞退も増えているのです。今や新卒採用は、「企業が学生を選ぶ」から「学生が企業を選ぶ」ものになりました。採用側は学生から選ばれる企業を目指さなければなりません。選考辞退や内定辞退を防ぐためには、その要因を知っておく必要があります。
当調査では24卒学生を対象として、説明会後、1次選考後、最終選考後、内定獲得後、内定承諾といったフェーズごとに辞退理由や内定承諾理由を聞き、データにまとめました。
調査結果のポイント
●説明会~内定までの辞退理由はフェーズによって大きく変化
説明会では仕事内容や社風など自分と企業のフィット感を判断
1次選考後は「入社後がイメージできるか」「社員の雰囲気」を判断
最終選考後は「志望度の高い企業の内定を優先」
内定後の辞退理由は「本命企業ではなかった」が最多
●フェーズごとの辞退率は、説明会「高」、1次選考「中」、最終選考「低」、内定後「高」
●説明会で大まかに絞り込み、内定承諾で取捨選択する傾向
●内定承諾理由は「自分のやりたい仕事ができる」「社員・社風が良い」
調査概要
『24卒就活振り返り 選考辞退・内定承諾についての調査』
調査機関:株式会社インタツアー
調査対象者:24卒大学生
調査母数:8,873名(文系学生7,893名、理系学生980名)
回答数:466名
調査方法:『インタツアー』マイページまたはSNS経由によるWebアンケート
調査期間:2023年9月1日~2023年9月10日
24卒就活振り返り 選考辞退・内定承諾についての調査 設問構成
Q1. 志望企業の説明会に参加後、選考を辞退したことはありますか?
Q1で「ある」を選んだ場合
Q2. 説明会後、選考を辞退しようと思った理由を教えてください。
Q3. Q2で選んだ回答について詳しく教えてください。
Q4. 志望企業の1次選考後、選考を辞退したことはありますか?
Q4で「ある」を選んだ場合
Q5. 1次選考後、選考を辞退しようと思った理由を教えてください。
Q6. Q5で選んだ回答について詳しく教えてください。
Q7. 志望企業の最終選考後、選考を辞退したことはありますか?
Q7で「ある」を選んだ場合
Q8. 最終選考後、選考を辞退しようと思った理由を教えてください。
Q9. Q8で選んだ回答について詳しく教えてください。
Q10. 志望企業の内定後、内定を辞退したことはありますか?
Q10で「ある」を選んだ場合
Q11. 内定後に内定を辞退しようと思った理由を教えてください。
Q12. Q11で選んだ回答について詳しく教えてください。
Q13. 内定承諾した企業を選んだ理由は何ですか?
Q14. 就活で一言いいたいこと、就活であった良かったこと・悪かったこと等を教えてください。
説明会後の辞退は73.4% 理由は「自分に合う企業ではなかった」が最多
設問1では、志望企業の説明会に参加後、選考を辞退したことはあるか聞きました。73.4%の就活生が辞退経験が「ある」と回答し、ほぼ4人に3人がエントリー前の時点で辞退経験があることがわかります。
設問2では「ある」と回答した就活生に、選考を辞退した理由について聞きました。最も回答が多かった選択肢は「自分に合う企業ではなかった」58.5%と回答しており、説明会の段階で半数以上の学生が企業とのフィット感を判断していることが読み取れます。次いで「情報収集目的で参加した」31.0%が続き、志望度が低い企業の説明会にも様子見で参加していることがわかります。また「社員や社長・役員の印象が悪かった」も29.2%と多く、説明会で社員などの様子をつぶさに観察していることが伺えます。
説明会後の辞退理由で目立つ傾向は「やりたい仕事ではない」「社風が合わない」
設問3では、設問2の回答について詳しい理由を自由記述で聞きまし
た。
回答のなかでは「やりたい仕事内容ではない」といった内容が目立ちます。24卒生では特に仕事内容について重視する傾向が他の調査等でも見られ、この回答からも同傾向が読み取れます。
また、「社風が合わない」といった内容も散見されました。就活生は説明会で会社の雰囲気・社風といった情報を感じ取っており、社員の振る舞いなどは重視するポイントとなっています。
説明会等の内容については「会社の強みがわからない」「HPに書いていることと同じ」などの不満もあり、学生に伝える情報の内容と密度も重要と考えられます。
1次選考後の辞退は41.8% 辞退理由は「自分が働くイメージができない」が多数
設問4では志望企業の1次選考後、選考を辞退したことがあるか聞きました。41.8%が「ある」と回答し、選考スタート後は辞退率が低下する傾向が見られます。
設問2では辞退したことがある就活生にその理由を聞きました。「自分が働くイメージができなかった」45.6%が最も多く、選考スタート後はその企業で働く具体的なイメージを求めていることがわかります。
また、「とりあえずエントリーしただけ」24.1% 「他の予定と選考の日程が被った」21.0% 「他の企業の練習だった」17.9%といった志望度が高くない状況で取捨選択をしているケースも見られました。
1次選考後の辞退理由「社員の雰囲気が良くない」 志望度が低い就活生の辞退も
設問6では、設問5の回答について詳しい理由を聞きました。
回答の中で目立つ傾向としては「社員の雰囲気が良くない」という印象が辞退理由として多い点と、「面接の練習だった」といった志望度が低い状態で選考に参加している就活生が散見される点です。
会社に実際に訪問する選考段階では、社員の応接だけでなく社員間の会話なども観察されていることに留意が必要です。
また、すべての就活生が本気で選考に参加しているわけでは無く、志望度の見極めが重要となります。
最終選考後の辞退は29.2% 辞退理由は「志望度の高い企業から内定をもらった」
設問7では、志望企業の最終選考後、選考を辞退したことがあるか聞きました。
この段階で辞退した経験が「ある」就活生は29.2%で、選考の初期と比較してさらに辞退率が下がっています。
設問8では最終選考後に辞退した経験がある就活生にその理由を聞いています。
最も高い辞退理由は「志望度の高い企業から内定をもらった」73.5%で、選考の進みが早い企業との比較で辞退している傾向が強く出ています。
この段階では会社とのミスマッチは辞退理由として大きく減っています。
最終選考後の辞退理由は「先に内定をもらった」「志望度の高い企業から内定をもらった」
設問 8 では設問 7 で回答した最終選考後の辞退理由について詳しい理由を聞きました。
この段階での辞退理由はほぼ「他の企業から内定をもらった」の一点にまとまっていますが、その内訳には「先に内定をもらった」「志望度の高い企業から内定をもらった」の二種類が存在しています。選考中に志望度を高める施策や、選考結果の連絡をスムーズに行う対応が必要と考えられます。
内定後の辞退は55.8% 辞退理由は「本命企業ではなかった」が最多
設問10では志望企業の内定後、内定を辞退したことがあるか聞きました。
「ある」と答えた就活生は55.8%と半数を超えました。選考中、最終選考後には低下していた辞退率が、内定獲得後に再び上昇しています。多くの就活生は複数の内定を獲得したうえで、取捨選択を行っていることがわかります。
設問11では内定辞退の経験がある就活生に、その理由について聞きました。
最も多い回答は「本命企業ではなかった」54.2%で、最終的に志望度が高い企業を選んでいる様子がわかります。また、「福利厚生」「勤務地」「キャリアアップ」といった回答もある程度多く、働く上での条件面もこの段階で検討されていることがわかります。
内定後の辞退理由は「他の志望度が高い企業を優先」 待遇なども比較検討
設問12では設問11の回答についてより詳しい理由を聞いています。
設問11の数値データでは志望度の高さが重視されているように見えますが、記述回答では「より待遇の良い会社から内定を得られた」「他社と比べて他社の方が魅力的だと思った」といった内容も見られ、勤務条件などの現実的な比較項目が検討の材料となっていることも伺えます。
内定承諾理由は「自分のやりたい仕事ができる」「社員・社風が良い」
設問13では、内定を承諾した積極的な理由について聞きました。
最も多かった回答は「自分がやりたい仕事ができる」45.5%で、仕事内容重視の傾向がここでも見られます。次いで「社員・社風が良い」40.6%が続き、選考の中で社風について観察した結果、内定承諾につながっていることが伺い知れます。その他の傾向としては「働き方」「スキル」「福利厚生」といった待遇や個人の成長に重点を置いた回答が多く、逆に「製品・サービス」「知名度」など会社のイメージ的な内容は、内定承諾にはあまり関与していないことが読み取れます。
就活に一言「良い経験」「早めにスタートしてよかった」「就活の制度に不満」「面接官への不満」
設問14では就活を振り返っての意見やエピソードなどを聞きました。
就活のプラス面に言及した回答では、就活をきっかけに経験できたことを良い機会だととらえる意見や、早めに就活をスタートして正解だったという意見が見られました。
一方で、就活のマイナス面に言及した回答では、就活の制度・仕組みに対する疑問の声や、企業の面接担当者の態度に対する不満などが見られました。
同調査の詳しい結果は「インタツアー」サービスサイトからダウンロードいただけます。
辞退理由は就活フェーズによって大きく変化する? 選考辞退・内定承諾についての調査-資料ダウンロード
会社概要
会社名:株式会社インタツアー
インタツアーは、新卒採用向けのリレーション採用プラットフォーム「インタツアー」を展開しています。
学年を問わず学生が企業にインタビューすることで互いの理解を深め、学生と企業の新しいつながり方を提供する採用マーケティング機能で、新卒採用支援を行っています。
本社:東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館 16階
代表者:作馬 誠大
設立:2012年5月
資本金:4億円(※海外含むグループ合算/2023年3月末)
事業:インタツアー事業、SNSマーケティング事業、動画コンテンツ事業
グループ名:キャムコムグループ
「働く」に関する社会課題をビジネスで解決する会社として、HRテックをはじめ、人材紹介・製造派遣・外国人雇用支援・事務アウトソーシングなど多様なサービスを展開しています。
本社:東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービルディング南館16階
代表者:グループ代表 神保 紀秀
設立:2001年8月
売上高:1,292億円 ※2023年3月末 グループ計
資本金:4億円 ※2023年3月末 グループ計
従業員数:2,385人 ※2023年3月末 グループ計 派遣スタッフ除く
連絡先:03-6701-4510(代表)
主要拠点 : 全169拠点 ※2023年3月末 グループ計
グループ運営サイト:
「そうキャリ!」派遣・紹介・紹介予定派遣の求人サイト https://sougo-career.jp/
「tenichi」転職・求人情報求人サイト https://ten.1049.cc/
「バイトレ」短期・単発求人サイト https://www.81100.jp/
「インタツアー」インタビューからはじまるリレーション採用®プラットフォーム https://intetour.co.jp/
「インタツアーメディア」就活情報収集サイト https://intetour.jp/media/
「海外人材タイムス」外国人採用向け情報サイト https://kjtimes.jp/
「みんなのトクギ」特定技能外国人に特化した求人・求職ナビサイト https://minnano-tokugi.com/
「ロジパレジャーナル」物流業界向け情報サイト https://logipalette.jp/journal/category/trend/
本リリースについてのお問い合わせ先
株式会社インタツアー
担当:作馬、安田
TEL:03-6731-4455
E-MAIL:ittinfo@intetour.co.jp
問い合わせフォーム:https://intetour.co.jp/contact/
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