愛媛県3自治体と連携協定締結!南予地域から若者流出課題解決を目指す「FAVTOWN ehime」開始

トライアングルエヒメ「公募型DXイノベーション愛媛プロジェクト」に松野町、鬼北町、愛南町の3自治体で採択

シナジーマーケティング株式会社(大阪市北区、代表:奥平 博史、以下:当社)は、愛媛県が推進するデジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」の「公募型DXイノベーション愛媛プロジェクト」に採択されました。2024年7月23日、この採択を受け、当社は愛媛県知事の立ち会いのもと、進学や就職などを契機に地元を離れる転出者との関係性をデジタルツールで構築し、UIターンによる移住や関係人口創出に取り組むことを目的とした「デジタル技術を活用した関係人口創出」に関する連携協定を、松野町、鬼北町、愛南町(以下、3自治体)と締結しました。

本協定により当社と3自治体は、当社のCRMシステム「Synergy!(シナジー)」を活用した<ふるさとファンメディア「FAVTOWN ehime(ファボタウンエヒメ)」>の運営を開始し、県外に転出する若者を中心とした関係人口創出・拡大と持続可能な地域活性化のモデル構築を目指します。

(左より:愛南町長 清水様、鬼北町長 兵頭様、松野町長 坂本様、愛媛県知事 中村様、当社代表 奥平、当社取締役 岡村)

課題:「若者の流出」自体ではなく地域との結びつきが失われてしまうこと

愛媛県の総人口は1985年の約153万人をピークに減少し、2023年には130万人を下回り、2050年には約94万人(※1)になると予測されています。この減少は少子高齢化による「自然減」と、15〜24歳の若者が進学や就職で県外に出る「社会減」が主な要因です。2024年4月の「いよぎん地域経済研究センター」の調査によると、多くの高校生が進学や就職で県外を希望する一方、将来的に愛媛に戻りたいと考える生徒も半数近くいました。調査報告では、「若者とのつながりを築き長期的な関係性を維持することが重要だ」と指摘しており、彼らの愛媛への回帰志向を維持し高めていくには、県外に出てからも地域と若者が接点を持ち続け、愛媛に戻るきっかけをつくることが重要であると考えられます。

(※1)出典:国立社会保障・人口問題研究所『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』

戦略:「生まれ育った経験」という唯一無二の価値を見直し、愛媛ファンをつくる

愛媛県は「人と人のつながりをデジタルが支える社会の実現」を目指し、デジタル・ソリューションと関連技術(AI、IoT、ロボティクスなど)を活用したプロジェクト「トライアングルエヒメ」を2022年度から実施しています。「FAVTOWN ehime」は、このプロジェクトの一つとして、地域の関係人口創出・拡大と経済活性化を目的としています。

当社は2023年より和歌山市と共に「FAVTOWN wakayama」を開始しました。このプロジェクトを通じて、転出後も地元とのつながりを保ちたいという若者の願いが多いことを認識し、その関係を維持することの重要性を理解しました。地元地域に愛着を持つ人々の数を増やし、地域企業や行政と共に「地域愛」という共通の価値観を育み、より強固なコミュニティを形成することが本プロジェクトの目標です。こうした取り組みで得た知見と実績を基に、南予エリアの3市町と連携した取り組みへと発展させたのが「FAVTOWN ehime」です。

「FAVTOWN ehime」では、出身者を中心とした関係人口(愛媛ファン)を創出・拡大し、これまで見過ごされていた「生まれ育った経験」という唯一無二の地域資産の価値を見直すことで、地域資源に依存しない地域活性化のモデル構築を図ります。3自治体、地元企業、学校、団体などとの連携を通じて、転出後も「地元愛」を感じてもらえる情報発信や施策を実施します。「FAVTOWN ehime」を通じて、ふるさとに対する思いを帰省やUターン就職、ふるさと納税などのふるさとを応援するアクションにつなげ、持続可能な地域活性化のモデル構築を目指します。

FAVTOWN ehimeとは

「FAVTOWN ehime」は、愛媛で暮らす住民や出身者・行政・地元企業・学校・団体などが「地元が好き」という共通項でつながるふるさとファンメディアです。進学や就職をきっかけにふるさとを離れてがんばる若者がふるさととのつながりを感じられるように、地元企業と協力したふるさと便の送付や母校の活動などの地元情報を発信します。

FAVTOWN ehime サービスページ

https://favtown.jp/ehime/

公式LINE

https://lin.ee/9gfKzfC

当社は3自治体に加え、今後もふるさとファンメディア「FAVTOWN ehime」に賛同し参加していただける県内の自治体の数を増やし、若者を中心とした関係人口創出や持続可能な地域活性化の取り組みを愛媛県全体に広げていくよう尽力してまいります。

関係各位のコメント

松野町長 坂本 浩 様のコメント

愛媛県で一番人口の少ない町、松野町。小さな町ですが、美しい森や川など豊かな自然に恵まれていて、個性的な歴史や文化が育まれていて、住んでいる人たちはみんな元気、魅力がいっぱい詰まった町です。松野町から巣立っていった若者たちも、きっと穏やかなふる里の風景を懐かしく思い出しながら、町外から松野町を応援してくれていることでしょう。そんな町出身者とふる里を結び付けてくれるのが、このFAVTOWNです。この仕組みを活用して、松野町の情報をどんどん提供し、双方の絆を紡ぎ、やがては松野町に帰ってきてもらえるきっかけづくりにしたいと思います。

鬼北町長 兵頭 誠亀 様のコメント

進学や就職でふるさと鬼北町を離れてがんばる人を応援し、離れていてもふるさととつながっていてほしいと思い、鬼北町はFAVTOWNを始めました。FAVTOWNでは、ふるさとの懐かしい場所や景色を思い出すことができ、自分が生まれ育った地域の良さを改めて実感することができると思います。そして、その良さに気づいたとき、ふるさとへの誇りや愛着が深まり、鬼北町を応援してくれる人になってくれると期待しています。そのためにも、今後も町が持つ魅力にさらに磨きをかけ、多くの人が町への誇りや愛着を持ち、「鬼北はいい町だ」と思ってもらえるよう精一杯努めてまいります。

愛南町長 清水 雅文 様のコメント

FAVTOWNを通じて、愛南町から転出された方々に情報をお届けすることで、転出後も愛南町のことを思い出してもらい、愛南町とのつながりを大切にしてもらえるような取組となることを期待しています。また、転出された方々には、友人知人に愛南町のことを誇りをもって紹介してもらえるよう、魅力あるまちづくりに取り組んでまいります。

当社代表 奥平 博史のコメント

愛媛県の皆様、各町長の皆様のご協力により「FAVTOWN ehime」を開始できたこと、大変嬉しく思います。若者の流出という地域共通の課題は、もはや1自治体のみで解決できるものではありません。松野町、鬼北町、愛南町の皆様が一体となり、「FAVTOWN ehime」を通じて地域を離れる若者とのつながりを保ち、彼らに地域の魅力を再発見していただくことで南予エリア全体の活性化に貢献したいと考えています。そして、将来的には愛媛県全体の関係人口創出や地域経済に寄与する事業に発展できるよう努めてまいります。


FAVTOWNが目指す地域と若者の関係

若者世代の転出超過が地域の深刻な課題となる中、生まれ育った地域を離れて挑戦する若者たちを手放しで応援できない現状に複雑な思いを抱いていました。地域での学びや仕事の機会が限られ、根本的な転出課題の解決が難しい中、つなぐべきは転出とともに希薄になっていく地域との心の距離です。地域全体で転出する若者の挑戦を応援し、転出後も地域とのつながりを持ってもらい、そして将来的にまた一緒に地域を支えてもらえるような関係を築く。これまで見過ごされていた「生まれ育った経験」という唯一無二な地域資産の価値を見直すことで、地域資源に依存しない地域活性モデルを実現するために本サービスはスタートしました。

参考情報

<FAVTOWN 関連プレスリリース>

2023年10月31日

和歌山市との関係人口創出実証事業で見えてきた「転出者をつなぎとめる」戦略の有効性

https://corp.synergy-marketing.co.jp/press/2023/1031110000_10675.html

2023年2月15日

和歌山市と連携協定した関係人口創出モデル実証事業「FAVTOWN wakayama」が本日オープン

https://corp.synergy-marketing.co.jp/press/2023/0215150000_8985.html

<国産クラウド型のCRMシステム「Synergy!」>

https://www.synergy-marketing.co.jp/

Synergy!は、顧客管理データベースを軸にWebフォームの作成、多様な条設定が可能なメール配信機能などを備えた国産クラウド型のCRMシステムです。2022年にはインフラ基盤をアマゾンウェブサービス(AWS)へ移行しモダナイゼーションを完了、サービスの進化に追従できる拡張性の高い基盤を構築しています。必要な機能と使いやすさにこだわった管理画面と万全のサポート体制で、ITreview カテゴリーレポートにおいても「使いやすさNo.1」、「導入のしやすさNo.1」(※2)に選ばれ、現在までに約4,500社(※3)への導入実績があります。


(※2)ITreview CRMツール カテゴリーレポート 2024 Spring
(※3)2024年3月時点のSynergy!およびSynergy!LEADの累計導入社数(ECショップ・官公庁・医療業界・ホテル業界・人材派遣業界・製薬会社・保険会社・ゲーム会社・出版社など多岐にわたる)


「一歩先のデジタルマーケティング体験」へ

当社はデジタルマーケティングを広義に捉え、お客様がまだ気づいていない課題の解決や、その先にある理想の実現を後押しする「一歩先のデジタルマーケティング体験」を提案します。20年以上にわたり国内のCRM市場をリードしてきた実績と豊富な知見を活かし、戦略策定や顧客理解といった上流領域の課題はもちろん、社内体制の構築や人材獲得・育成など、組織が直面する普遍的な課題にも包括的にアプローチします。単なるプロダクトやサービスの提供だけでなく、お客様に寄り添いながら現状を理解し最適な次のステップを提案し続けることで、お客様の成長と成功を支援します。

【会社概要】

人と企業が、惹かれ合う世の中へ。

当社は、生活者と企業のより良い関係づくりのために、一歩先のデジタルマーケティング体験を提案するパートナーです。クラウドシステムの提供・コンサルティング・運用支援・人材育成サービスなどを通して、企業の継続的な成長を支援します。

名称:シナジーマーケティング株式会社

代表:代表取締役社長 兼 CEO 奥平 博史

創業:2000年9月

大阪本社:〒530-0003 大阪府大阪市北区堂島1-6-20 堂島アバンザ21F

東京本社:〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-2 番町麹町ビルディング5F WeWork 麹町

事業内容:デジタルマーケティング領域における、クラウドシステム・コンサルティング・運用支援・人材育成サービスの提供

企業ホームページ:https://corp.synergy-marketing.co.jp/

【お客様からのお問い合わせ】

FAVTOWN事務局

E-mail:favtown-support@synergy101.jp

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会社概要

URL
https://corp.synergy-marketing.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市北区堂島1-6-20 堂島アバンザ21F
電話番号
-
代表者名
奥平 博史
上場
未上場
資本金
9000万円
設立
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