いよいよ明日、お笑いの日2025放送!M-1・キングオブコントなどお笑い賞レースを視聴質データで分析

1位は歴代優勝者ではなかった!演目別注視度ランキングで最も視聴者を「くぎづけ」にした芸人が明らかに!

REVISIO株式会社

ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「アテンション(注視)」を測るREVISIO株式会社(所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、 M-1グランプリ・キングオブコントなどの主要お笑い賞レースについて視聴データで分析した結果を公開いたしました。

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最も視聴者をくぎづけにした賞レースは「M-1グランプリ」

お笑い賞レース中億度ランキング画像

上の表は、主要なお笑い賞レースについて、直近3年間の「注目度」「世帯テレビオン率」の平均値をまとめたものです。注目度は、テレビの前にいる人のうち画面に視線を向けていた人の割合を示す指標で、値が高いほど番組が視聴者を「くぎづけ」にしていたと評価できます。

※「ダブルインパクト 漫才&コント 二刀流 No.1 決定戦」は今年新設のため、参考値として掲載

注目度を見ると、個人全体・MF1層・MF2層の3属性において「M-1グランプリ(以下M-1)」が首位を獲得しました。M-1は世帯テレビオン率(いわゆる世帯視聴率と同義)においても他の賞レースを大きく上回り、お笑い賞レースで最も視聴者の関心を集める大会といえそうです。大会は今年で21回目を数え、もはやお笑いファンだけでなく多くの視聴者にとっての「恒例イベント」として存在感を放っています。

なお、MF3では0.4%という僅差ではあるものの、「キングオブコント」が1位を獲得しました。「8時だョ!全員集合」「オレたちひょうきん族」「ダウンタウンのごっつええ感じ」など大ヒットコント番組を見て育った世代にとって、コントというお笑いジャンルは若年層よりも身近な存在なのかもしれません。

では、注目度と世帯テレビオン率がともに高かった「M-1」と「キングオブコント」において、視聴者をくぎづけにした芸人とそのネタは何だったのでしょうか?REVISIOの毎秒視聴データを使って、各演目の「注視度」を特定しランキングを作成しました。

※「注視度」はテレビの前にいるそのチャンネルがついているテレビの前にいる時間のうち、どのくらいの時間テレビ画面に顔を向けていたかを示す指標です。

M-1グランプリとキングオブコントで視聴者を最もくぎづけにしたネタは!?歴代優勝者はランクインしたのか!?

2022-2024 M-1グランプリ・キングオブコント 優勝者一覧表画像

まずは、2022年から2024年のM-1グランプリとキングオブコントの歴代優勝者を振り返ります。直近の2024年では令和ロマンのM-1史上初の2連覇、そして結成16年目での悲願を達成したラブレターズの優勝が記憶に新しいところです。

歴代優勝者は注視(アテンション)の観点でも上位にランクインしているのでしょうか?注視度ランキングを確認していきましょう。

1位を獲得したのはバッテリィズが2024年M-1グランプリで披露した「世界遺産」

2022-2024 M-1グランプリ・キングオブコント 注目度ランキング画像

トップ5には歴代優勝者のランクインはありませんでした。トップ15まで見ても6位・8位に令和ロマンのランクインがあるのみ、という結果になりました(14位のラブレターズは優勝した年のネタではない)。

トップ5に入ったネタを確認してみると、ポップで分かりやすい内容が多く、瞬間的に視聴者を引き込むキャッチーさや展開の分かりやすさが注視度を押し上げていました。

たとえば、1位のバッテリィズ「世界遺産」。明るく無邪気な「おバカキャラ」として展開していくエースのユニークさには勢いもあり、他にはない切り口とテンポの良さが光ります。

2位のヤーレンズ「ラーメン屋」は、ラーメン屋という日常的な舞台設定の中で、クセのある高速ボケを立て続けに繰り出すスタイルが視聴者を一気に引き込みました。

3位のヨネダ2000「餅つき」では、独特のリズム感とパワフルなボケを次々と畳みかけるスタイルで、唯一無二の世界観を生み出しました。体全体を使ったダイナミックな表現とテンポの良さはコント的な要素も強く、思わず画面に「くぎづけ」となってしまうのも納得です。

4位のニッポンの社長「新入部員」、5位のロングコートダディ「死の呪い」も小道具やセットに凝ったコントで視聴者を魅了しました。

さらに、ランキングトップ15を見ると、最終決戦・ファイナルステージの演目の比率が高いことがわかります。番組が後半に進むにつれて「誰が優勝するんだろう」という期待感が視聴者の中に醸成され、注視が高まりやすくなっていくためでしょう。その上で、演出上注視を獲得しやすい要素が多く含まれていた演目が上位にランクインしたと考えられます。

ただし、賞レースの採点結果と注視度には相関が無さそうです。審査員による採点は、漫才のうまさ、ネタの新鮮さや構成、漫才師ならではのオリジナリティなどでつけられるものであり、その道のプロフェッショナルである審査員の腕の見せ所です。一方、注視度にはキャッチーさや動きで視聴者をくぎづけにするといった「外見的な要素」が大きく影響します。実際の採点は、技術的な構成力や完成度も加味して評価されていることが賞レースの面白さなのでしょう。

歴代優勝者たちは、注視を得やすいビジュアル的な要素は少なくても、その分審査員を魅了する漫才の技術・クオリティの高さで高得点を獲得したということが、改めてわかる結果となりました。


以上、主要お笑い賞レースについて注目度と世帯テレビオン率を比較し、どのようなネタが視聴者をくぎづけにするのかを分析した結果をご紹介いたしました。いかがでしたか。REVISIOでは今後も、思わずくぎづけになってしまうような番組やコンテンツを分析していきます。どうぞお楽しみに!


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<本件に関する問い合わせ先>

REVISIO株式会社 広報担当 安武

東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル

E-mail info@revisio.com

Tel(担当直通) 050-5897-4931

【REVISIO株式会社について】

REVISIO株式会社(2022年10月にTVISION INSIGHTS株式会社から社名変更)は、人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計250社以上のクライアントにご活用いただいています。

現在、国内では関東エリア2,000世帯・関西エリア600世帯の地上波全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。

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会社概要

REVISIO株式会社

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URL
https://revisio.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル6階670区
電話番号
03-6268-8056
代表者名
郡谷康士
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2015年03月